チェンマイの廃寺を訪ねて

ワット・ヤーン・クワン


場所……チェンマイ門から南に伸びるスリウォン通りを400mほど行った右手



チェンマイ市内南部、スリウォン通り沿いにある廃寺、ワット・ヤーン・クワンの写真 建立の時期は不明だが、第2次世界大戦の頃に廃寺となった。現在は、右手に基壇のレンガがむき出しになったチェディ(仏塔)、左手のトタン屋根の中に仏像が残っているだけだ。
 今から約100年前、タイ暦2440年に出された書物によれば、この一帯にはタイ・ヤイ(シャン)族の移住者が数多く住んでおり、もともとあったこの寺をタイ・ヤイ様式に改造し、故郷のチェントーン(現在のビルマ・シャン州の州都)にある寺院にちなんでワット・ヤーン・クワンと名づけたらしい。確かに、現存する仏像の顔立ちは、一般的なタイ様式とはどことなく違って見える。
 改造当時のチェディには、宝石が2列に埋め込まれ、その美しさは格別だったという。また、ここにはかつてチェンマイで最も大きな仏像が安置されていたが、ラマ5世チュラロンコーン王(在位1868年~1910年)の時代に、ダムロン親王がその頭部をバンコクに持ち帰り、「プラ・チャオ・セーン・セーオ」と名付け国立博物館に展示していた。1971年になってその頭部はチェンマイに戻され、現在はスーパー・ハイウェイ沿いにあるチェンマイ国立博物館に安置されている。



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