タラート(市場)徹底解剖

ワローロット&トンラムヤイ市場


場所:ターペー門からだと、ターペー通りを東に進み、ナイトバザールのあるチャーンクラーン通りとの交差点を左折、300~400m行った左側がワローロット市場、右側がトンラムヤイ市場



ワローロット市場 市の中心部にある、チェンマイで最もにぎわっているタラートのひとつ。もし、どこか1ヶ所市場を見学するのであれば、やはりここということになるのだろう。
 ウチャヤノーン通りをはさんで、川側にあるのがトンラムヤイ市場、ドイステープ側にあるのがワローロット市場で、両者は歩道橋でつながっている。トンラムヤイ市場は、ワローロット市場と比較すると規模が小さく、売っているものも乾物や生鮮食料品が中心で、個人的にはあまり購買意欲はそそられないが、干しエビなどは日本と比較すると格段に安い上、色艶もよい上質のものが販売されているほか、この地で20年近く営業している絶品のルアムミット(タイ風みつ豆)を出す店もあり、立ち寄る価値はあると思う。
 また、2001年、それまでオープンエアの駐車場兼おかず屋街になっていたピン川に面したスペースが、きれいな建物に建て替えられて近代的な外観にすっかり変わってしまった。しかし、内部は生鮮食料品店、乾物屋、洋服屋や清潔でおいしそうに見えるとはちょっと言いがたい(おそらく建て替え前にそこで営業していた店がそのまま入っていると思われる)食堂、飲み物屋が雑多に並んでおり、建て替え前とそれほど変化していない。ただ、やはり旅行者として見学するのなら、ワローロット市場の1階のほうがはるかに雰囲気も活気もあって、お勧めできると思う。なお、建て替えに伴って上階には駐車場ができたので、自動車でここに来る人にとっては便利になった。
 一方のワローロット市場は、おそらく完成した当時はすばらしくモダンであっただろう3階建てのビル(?)で、今は動かなくなってしまっているが、エスカレーターも内部についている。
 ここは、チェンマイ市民の買物の場としてだけでなく、この地を訪れるタイ人観光客にとってのショッピング・スポットにもなっており、1階にはおかずや野菜を売る店よりもナムプリックやケープムー(豚皮のカリカリ揚げ)、ハチミツを使ったお菓子といったタイ人向け土産ものを扱う店の方が多い。
 2階と3階には洋服やカバン、靴、化粧品の店が並んでいるが、ハッキリ言って質もよくないものが結構高い値段で売られている。そういったものが買いたいのであれば、セントラルデパートやエアポートプラザなどのデパートやカーフー(カールフール)やロータスなどのメガストアに行ったほうがいいと思う。また、3階にはレストランがあり、特別おいしいものや珍しいものがあるわけではないが、ひと休みするにはいいところだ。
 両市場とも、実質的には24時間営業(常にどこかの店は空いている)だが、お昼時と夕方が最も混雑しており、見て回るには一番よい時間帯だと思う。朝は、意外と閉まっている店が多いようだ。

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  現在、チャンモイ通りからヴィチャヤノーン通りにかけては、夜になると洋服や雑貨などを売る露店が多数出て、地元民向けのナイトバザールと化している。後者の通り沿いにはおかずやフルーツを売る店も以前と同様何軒も出ているので、買い食いしながらブラブラ見学するのもいいだろう。
 また、トンラムヤイ市場の南側、プライサニー通り沿いには花売りの露店がすごく増えた。売られているのは切花が多く旅行者はなかなか購入するのはむずかしいだろうが、自宅のサーラーピー(霊を祭った祠)に供えたり、寺院にお参りに行く時に持って行くマラーイ(花輪)も多数売られており、こちらにはジャスミンの花を使ったとても香りのよいものもあるので、購入してホテルの部屋に置いておいたりするものいいと思う。

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チェンマイ最大の市場、ワローロット市場の改修された北側アーケードの写真 2008年終わり頃にワローロット市場北側のアーケードが改修され、明るいライティングのきれいなスペースに変わった。通路の中央部及び両脇の店舗もきれいになり、外国人観光客などは買い物しやすくはなったが、タイのタラート独特の雑然とした雰囲気が感じられなくなってしまったのは非常に残念だ(市場の中は以前とまったく変わらないが)。
【2009年2月情報更新、2010年5月映像&写真追加】






指1本さすだけで現地の人と話ができるから、タイ旅行に持っていくと超便利!


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≪トンラムヤイをブラブラ≫

 2006年2月訪問時、トンラムヤイ市場をぶらぶらしてきました。
 ナイトバザールから北上……道なりに行くとすぐに市場の建物が見えてきます。市場周辺は化粧品屋、時計屋、金行、衣料品店が軒を連ねています。歩道がありますが人通りが多く、とても狭いです。新宿西口のヨドバシカメラ前のような雰囲気です。市場の建物は道路を挟んで左右に展開していて、2階部分が鉄製の無骨な歩道橋でつながっています。向かって左がワローロット市場、右(ピン川より)がトンラムヤイ市場です。道路には、ソンテオやトゥクトゥクが客待ちしています。歩道橋の上から行き交う人々の表情を眺めているだけでも楽しいところです。
 歩道橋からトンラムヤイ市場に入ってみました。中央が吹き抜けになっていて、1階が野菜・魚・などの食料品、2階は衣料品・かばん・靴などの売り場になっていました。衣料品売り場で、民族衣装風の綿のシャツを購入しました。甚平のシャツというか、作務衣の上着にも似たこのシャツは涼しく、汚れても気にならないし、左右に2つポケットが付き便利で気に入っています。まとめて買うとかなりまけてくれます。日本の夏の普段着に、この綿のシャツは最高です。1着200~300円ぐらいだと思います。市場のおばちゃん曰く「あんた、これと同じものはナイトバザールでも売っているけど、ここより50Bは高いよ。あんたいい買い物したね~。あははは。」だそうです。
 妻も、夏の自宅着用に女性用の半ズボンを物色……やはり200~300円で購入しました。値切り交渉は楽しいやり取りです。1階は、魚・野菜・干物や乾物、えび味噌(ガピ)などの発酵調味料……とてもよい匂いが立ち込めています。立ち食いの軽食堂や飲み物屋。どこも体格のいいおばちゃんが、デンと座って店を仕切っています。子供たちが店を手伝い、脇では犬が昼寝。昭和30~40年代の日本の横丁市場のような懐かしい雰囲気が漂っていて、私は大好きです。
 新橋の再開発地区や新丸ビルも、表参道ヒルズもいいですけど、人工的に整いすぎていたり、きれいすぎる環境は、時として息がつまります。その点、東南アジアの市場は、どこへ行っても混沌・猥雑としていて人間臭く、人が生活する温度感があります。そういう雰囲気の中にいると、元気が出ます。不思議なのですが、日本で風邪をこじらせ抗生物質もなかなか効かなかったのですけれども、チェンマイにいたら治ってしまいました。免疫力も高まるような気がします。いいねぇ、チェンマイ。
【Mr.Yangさんのレポート】

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 ワローロット市場からワット・ゲートへピン川を渡る歩道橋が閉鎖されておりました。ワローロット市場からピン川左岸のレストラン街に行くには、ナコンピン橋を渡って少し遠回りになりますね。
【adakanさんのレポート。2013年3月】



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