タラート(市場)徹底解剖

サンパコーイ&トーンカム市場


場所:ターペー通りをまっすぐ東に進み、ナワラット橋を渡って最初にぶつかる信号付き交差点がサンパコーイ交差点(橋から約300m。右手にクルンタイ銀行がある)。市場は、信号を右折して少し進むとぶつかる3叉路のところから入るとよい。バイクの駐車場所もこのあたりになっている



サンパコーイ市場 街の東、チャルンムアン通りに沿ってピン川左岸に広がる一帯は、「サンパコーイ」と呼ばれている。このエリアは、ピン川に接したチャルンラート通りを除けば旅行者が訪れる機会はあまりないと思われるが、今も下町的な雰囲気を色濃く残した、路地裏の散歩などが楽しい地区でもある。そのサンパコーイの中心、チャルンラート通りとバムルンラート通りとの交差点の東南角に位置するのが、サンパコーイ市場だ 。
 チェンマイにある他の多くのタラートと同様、このサンパコーイ市場も大通りからは見えにくい構造になっている。というか、ここの正面はどちらかというと大通りからは裏手にあたる、コーンサーイ通りに面した南側になっており、もし見学に行くのであればこちらから入った方が雰囲気は味わえるだろう。
 市場の外側では、南西角が一番賑わっている一角だ。ここは、3本の通りが交わり、またバイクの駐車スペースがあるためメインの出入口となっており、周囲には食べものだけでなく洋服やガラクタなどわけのわからない商品などを並べた露店がひしめき合っている。この付近では、市場の建物への入口のところでおばちゃんが金タライひとつで商いをしているケープ・ムー、東南方向への道で小太りのおじさんがいつも煙をモウモウとあげている店の焼きものがおいしい(写真参照)。
 市場内部に入ると、すぐ右手にはカーオソーイ、クエティオなどが食べられる食堂(と呼ぶにはあまりにも粗末だが……)、コーヒーやジュースの飲める店が並んでいる。市場内に、座って食事のできる場所はここくらいしかないが、衛生的とは言いがたいので、市場外の大通り沿いの店に行った方がはるかにいいと思う。中にある店は、数年前に火事があって改装してあるため、比較的きれいで広々としているカンジだ。ワローロット市場などと比べても、ひとつひとつの店のスペースや通路がゆったりとしているように感じる。おかずを扱う店が特に目立ち、色とりどりの惣菜を何10種類もボウルや皿に入れて並べている店がいくつもあるほか、ごはんだけを売る店もあちらこちらに点在している。ここで売られているおかずは、ワローロット市場の店に比べて1袋の量が多い。大人数集まればいいのだが、1人2人だと少々持て余してしまうかもしれない。このほかにもケーキなどを売る店、「ホーモック・チェンマイ(チェンマイ風バナナの葉の蒸しもの)」だけを扱う小店、洋服屋、雑誌店など種々雑多な店が立ち並んでいる。
 肉や魚などを売る店は、市場の東側の一角に集められている。周囲を鉄格子で囲われており何か隔離されたかのような印象を受けるが、衛生面などの理由があるのであろうか。さらにその東側、市場外は果物などの露店がビッシリ出ている路地になっている。ちゃんと店を構えている建物の中には、華僑のおじいちゃんたちが集まる集会場のようなものもあり、ここを歩いていると彼らがノンビリとお茶を飲んでいる風景が目に入って来たりもする。

 サンパコーイ市場の南西、ターサトーイ通りをピン川方向に50mほど行ったところにも、もうひとつタラート・トーンカムという市場がある。サンパコーイ市場に比べるとかなり小規模で、いつ見てもほとんどの店が閉まっているので不思議に思っていたのだが、この市場が営業するのは深夜2時から朝の6時までだそうで、どうりでいつ見ても閑散としているわけだ。おもに、野菜と肉・魚など生鮮食料品を扱っているらしい。



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