タラート(市場)徹底解剖

タニン市場


場所:市の北部、チャーンプアック通りをお堀から1.2kmほど進んだ左手。スーパーハイウエイのクワンシン交差点からだと南に約1キロ。お堀の北西角(チェーンフアリン)からハサディセヴィー通りを進みT字路に突きあたるすぐ手前の交差点を右折しても行ける



チェンマイ市内北部にあるタニン市場 お堀の北側にあるチャーンプアック門からメーリム方面に伸びるチャーンプアック通り(国道107号線)を北に1.2kmほど進んだ左側にある、草木に特化さあれたカムティエン市場を除けば、街の北部ではおそらく最も大きなタラート。チャーンプアック通りを進んでお堀から2つ目の信号を左折するのが一番わかりやすいと思うが、上記の通りハサディセヴィー通りを北進し、M&Dマンションの案内看板の出ている交差点(右角は大きなぬいぐるみ屋になっている)を右折しても行ける。
 タラートは、大きく3つのパートに分けることができよう。ひとつは、東側に位置する生鮮食料品を扱う店が集まった大きな建物、北西の一角を占める洋服屋や靴屋ばかりが固まっている建物、そしてその南側にある食堂だけが20~30軒ほどの建物である。メインの生鮮食料品店が集まる棟は2階建てになっており、地図の通り2か所に階段があって2階には以前インターネットカフェがあったりしたのだが、現在は利用されておらずガラーンとしている。1階には、何軒くらいの店が入っているのだろうか、数えたことがないのでわからないが、おそらく100軒以上はあるだろう。たくさんの料理を並べたおかず屋、その場で揚げたケープムーを売る店、ナムプリックヌムだけを売る小さな店、ケーキ&ドーナツ屋などバラエティーに富んでおり、中をウロウロしているだけでも楽しくなる。肉類を扱う店はほかのタラートと同様、建物の内部にさらに作られた囲いの中に固まって入っている。
 洋服屋、靴屋が入っている建物は、20~30軒の店が南北に向いて並んでおり、ほとんどが女性向けの商品を扱っている。Tシャツ69B、日本では最近あまり見かけなくなってきた厚底サンダル195Bなどかなり安い価格で売られているが、品質もそれなりというカンジで、旅行者にとっての利用価値はあまりないだろう。
 その南側にある食堂街は、確か2002年ごろにリニューアルされており、まだ新しさが残っている。通りに面して、洋服屋、靴屋が入っている棟とほぼ同数の20~30軒の店がキッチンを並べており、建物の内部(中央部分)にイスやテーブルが並べられている。どこのタラートでも食事ができるところは必ず併設されており、トンラムヤイ市場の新しい建物の中には食堂が集合している一角もあるが、ここまで完全に独立した棟を持ち、これだタニン市場けの数の店が集まっているところはほかには見かけない。そういった意味では、もしかしたらタニン市場の最大の特徴は、この食堂街かもしれない。自分はすべての店で食べたことがあるわけではないが、過去に“ここはハズレ”というところに出会ったことはなく、全般的に味のレベルは高いと言えるのではないだろうか。その中でも特におすすめとしては、東端に位置しているセンレクナムトックが絶品のクエッティオ屋「シンブリーロットデート」と南側の中央付近にあるおばさんと娘さんで切り盛りしているカオパット屋(店名不明)をあげることができる。また、“スペシャルレポート&コラム”のコーナーにある、thaiphoonさんが修行したパートンコー(揚げパン)とナムトーフー(豆乳)の屋台も、早朝から朝にかけてこの一角に出ている(現在は休業中)。
 以上紹介した3つの建物の周囲を取り囲むようにして、さらにさまざまな店が並んでいる。多くは、どこにでもあるような商品を並べた店だが、西寄りには日本語の看板を出している美容院やおみやげ物にもなりそうなアイテムも売っているラタン(籐)製品を扱う店があったり、南の独立した一角には家具屋ばかりが軒を連ねるなどしているので、興味のある人はのぞいてみるといいだろう。
 メインの建物と食堂街は1日中どこかの店が開いている24時間営業だが、やはり行くならお客の多い朝夕がタラートの活気ある雰囲気が体感できていいと思う。この近辺には結構外国人も多く居住しているらしく、それっぽい人は見かけるものの、近くにはメルクール・チエンマイ・ホテル以外に大きなホテルもないので、ワローロット市場などと違いタイ人を含め観光客はほとんど見かけることがない(この一帯はリタイヤした長期滞在者が多数いるので、彼らの姿はよく見る)が、その分、より現地の人々の生活が垣間見えるタラートだということもできよう。ナイトバザール付近やフワイケーオ通りのホテルからはかなりの距離がある(後者からは歩いていくこともできると思う)ので多少行きにくいとは思うが、時間が許せば食堂街での食事を兼ねて足を伸ばしてみるのもいいのではないだろうか。



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