チェンマイのレストラン(その他タイ料理の店)


キヤット・オーチャー[發清](カーオマンガイ)


場所:お堀の内側ほぼ中央部、インタワローロット通り沿い。ターペー門からだと、門を背にラチャダムヌン通りを西に進み、プラポクラオ通りとの交差点を右へ。200mほど進むと、3人の王様の像のある旧市庁舎が見えてくるのでその手前の道路(インタワローロット通り)を左折。廃寺(ワットインタキーン&サドゥームアン)を通り越し少し行った左側、ラチャダムヌン通りソイ6との角



チェンマイ市内中心部にあるカーオマンガイの店、キヤットオーチャーの外観写真 タイには、正式な店名のほかに愛称・あだ名のようなもので呼ばれているレストランがある。例えば、クルンテープ(バンコク)にあるソンブーン・ポーチャナーという有名店は、オーナーが名物料理のプーパットポンカリー(カニのカレー炒め)で財を成したことから“ベンツ7台”(プーパットポンカリーでベンツを7台所有するまでになったことから)という別名がつけられているのだが、ここチェンマイにもそれと同じように、カーオマンガイで大金持ちになり、息子をケンブリッジ大学に留学させるまでになった(真偽のほどは定かではないが)ことから“カーオマンガイ・ケンブリッジ”という愛称で親しまれている店がある。それがこのキヤット・オーチャー(發清)だ。
 堀の内側エリアの真ん中あたり、旧市庁舎の南側を走るインタワローロット通り沿いには、周辺の官公庁やオフィスに勤める人たちを主なターゲットとした飲食店が立ち並んでいるが、キャット・オーチャーはその中の1軒で、店の入口の上には「發清」という漢字の店名が書かれた赤い看板がかけられている。通りに面しているキッチンは、鶏がぶらさげられたショーケースなどごく一般的なカーオマンガイ屋とあまり変わらないが、店の内部は非常に広く、2階席までが用意されている。しかし、昼食時などはそれもすべて埋まってしまい、空席を見つけるのが不可能なほど客でごった返しているのが普通だ。
 キヤット・オーチャーのカーオマンガイは、他の店とは一風異なっている。まず、基本的には“イェーク”(鶏肉とご飯が別々)の形で供され、またご飯は小碗に盛られてくるのだが、必ず2つ一緒に出されるのだ。小碗なので2つといっても量はそれほど多くなく、通常の皿盛りのカーオマンガイと同量くらいかそれよりもちょっと多いかな、という程度だと思われるが、一瞬「ご飯2つ頼んでないよ~」と言いたくなってしまうかもしれない。鶏肉は部位ごとにきれいに並べられ、色もとてもきれいで、地鶏ではないと思うがブロイラー特有の臭みや脂身のギトギトがほとんど感じられない。
 しかし、多くの人が言うのだが、この店はご飯が絶品だ。小碗に盛られ見た目はあまりパッとしないが、鶏のスープで炊かれたご飯はとてもいい香りで、パサつくでもなくベチャッとしているでもなく、ふっくらとした実にいい具合に仕上げられている。カーオマンガイなので鶏肉と一緒に食べるのが普通なのだろうが、タレと薬味をかけてご飯だけを食べても十分イケると思う。この、肉とゴハンの絶妙な取り合わせがこの店の人気の秘密なのではないかと想像しているのだが、どうだろうか。また、サイドディッシュのサテーも肉が大きくていい味を出しており、ぜひ一緒にオーダーしたい一品だ。
 さらに、キャット・オーチャーはこうした大衆食堂には珍しく、店員のサービスが実にいい。スープが少なくなればすぐに注ぎ足してくれるし、タレ(2種類)も同様すぐにおかわりを持ってきてくれる。

 お堀の中の寺院観光の途中などに間単に寄ることができるロケーションにあるので、ぜひ一度足を運び、息子をケンブリッジ大学に留学させることができたほどの人気を博しているカーオマンガイを味わってほしいと思う。値段はカーオマンガイが30B、サテーは20Bだ。飲みものも各種取り揃えられているが、何もオーダーしなければたぶん冷たい中国茶を出してくれるだろう。
【2015年9月写真追加】



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