チェンマイのレストラン(その他タイ料理の店)


ボー・クン・バーン・スアン(エビ料理専門レストラン)


住所:58/3 Moo2 T.Sanklaang A.San Kamphaeng
TEL:053-384025,081-5688144



チェンマイ東部郊外にあるエビ料理専門レストラン、ボークンバーンスアンの店内 市の東のはずれと言っていいだろう、サンカムペーンへと続く国道1006号線とチェンラーイへと続く国道118号線との間に2012年オープンしたエビ料理専門店。実際には川(手長)エビが中心なのだが、ここでは便宜上シーフードのレストランに分類した。

 店は、チェンマイにかなり詳しい人でも迷いそうな場所にある。国道1006号線をスーパーハイウェイ(国道11号線)から1.5kmほど進むとサイアム・セラドンという有名なセラドン焼の店が左手にあるのだが、その手前角を左折し、さらに2.6kmほど行くと左側に店の看板がある。この看板が唯一の目印と言ってよく、これが見つけられないとたどり着くことはほぼ不可能だ。この看板を目印に細い道に入り、後は看板にしたがって最終的には未舗装の砂利道を進んだ突き当たりに忽然と店が現れる。看板の表記はタイ語のみで、夜は真っ暗な細い道が続いていて周囲には家のまったくないところもあり、“本当にレストランがあるのかな……”と不安になることだろう。
 店の敷地は大変広く、500坪は優に超えるのではないだろうか。狭目のゲートを入ると駐車場があり、その先の小さな人工の川にかかった橋を渡っていく。バーンスアン(公園)の名の通り右手には子供の遊具が置かれたり砂場のある芝生の庭が広がっており、時期によってはキャンプファイヤーのような焚き火が燃えていたり、従業員の家族であろうかテントが張られていたりすることもある。食事を取るスペースは左側にあり、小さな東屋風の屋根のつけられたテーブルが20ほどある。
 エビ料理専門レストラン、と紹介している通り、写真付き・英語併記のメニューのほとんどがエビ料理となっているが、注文の方法が普通のレストランとは少々異なり、それを知らずに行くととまどってしまうかもしれない。
 まずは大きな手長エビか小さな海エビかを選ぶ。次に重さを決めて、前者なら1kgで2種類、後者だと3種類の料理をメニューからチョイスしていく。料理は、以下の25種類がラインアップされている。

*クンチェー・ナムプラー
*プラー・クン
*クンサワン・バーンスアン
*クン・サームロット
*クン・チュープ・ペン・トート
*クン・トート・クラティアム
*クン・オプ・ウンセン
*クン・パット・ポン・カリー
*クン・パット・プリック・タイダム
*クン・パット・クラパオ
*クン・パターン・キーマオ
*クン・パット・チャー
*チューチー・クン
*クン・パット・マナーオ
*クン・パット・カイ・ケム
*クン・ヌン・マナーオ
*クン・ヌン・ノム・ソット
*トムヤム・クン(ナムコン・ナムサイの選択可)
*ゲーン・ソム・クン
*クン・オプ・クルア
*クン・パット・プリック・パオ
*クン・パット・ヨート・マプラウ・オーン
*クン・パット・パク・ルアム
*クン・パット・プローク・クルア
*クン・パット・プローク・カリー

チェンマイ東部郊外にあるエビ料理専門レストラン、ボークンバーンスアンのクンパオ(エビの炭火焼) メニューの最後に6種類のお勧めエビ料理が独立した形で載っているが、単品でオーダーしてもいいし、量り売りの中に含めてもよい(ここから頼むとどうするか聞かれる)。ちなみに料金は、エビの種類、料理に関係なく1kg500Bで、プラス料理代が一品につき50Bとなっている。つまり、エビを買って料理代を払って好みのものを作ってもらうという感じになる。なお、各料理は単品で頼むことも可能で、その場合は150Bとなる。なので、組み合わせれば4種類の料理を注文することも可能だ。
 エビ料理以外では、魚料理(13種類)、ヤム(3種類)、カーオパット(2種類)、その他の一品料理(3種類)、スープ(1種類のみ)があるが、ここに来たら基本的にはエビ料理のオンパレード(カーオパットもエビ炒飯)だと考えておいたほうがいいだろう。ちなみに一品料理は魚料理が150~180B、カーオパットがSサイズ50B、Mサイズ90B、Lサイズ130Bといったところになっている。
 手長エビは生簀に生かされているものを調理してくれるので新鮮そのもので、これなら何を食べてもおいしいと思ってしまうが、自分が食したものの中でも出色の出来なのがトムヤムクン(ナムコン……ココナツミルク入り)で、 どっしりとしていながら、決して出しゃばったところがなく、エッジがキッチリと立ったかなりのレベルに仕上がっている。トムヤムを出す店はチェンマイに星の数ほどあるだろうが、この店のものは特筆に値すると言っていいと思う。
 もうひとつあげるとすれば、店のお勧めメニューのひとつで、揚げたエビの上に少しとろみのついたほんのり酸っぱいタマリンドソースをかけ、さらにその上に揚げたみじん切りのタマリンドを散らしてある大変上品な味わいの クントート・ソース・マカーム(揚げたエビのタマリンドソースがけ)だろうか。 これもぜひ味わってほしい。
 そのほか、自分は今まで25種類のうち半分くらいは食べたが、“これはハズレ”というものには当たったことがないので、何を頼んでも楽しめるのではないだろうか。

 こんなに不便なロケーション(もし行くのであれば、自前の足は絶必だ)で、オープンしたばかりなのにもかかわらず週末は予約が必要なほど混みあっており、一体どういうことなのか不思議に思っていたのだが、連れて来てくれたお友達に聞いたところによれば、元々はチェンラーイに店があり、そこが大人気となり2012年5月頃にチェンマイに進出してきたということで、おそらくタイ北部の人達の間ではすでにある程度名が売れていたのだろう。
 この店はエビ料理専門店で単純に比較はできないが、アヌサーンのシーフード・レストランがすっかり観光客ズレしてバカ高い料金になってしまい、また、そこから脱して良心的な営業をしていて自分が20年来通っていたウアン・ヘーハーが閉店してしまった現在、自分にとってはルート・ロット(下記)と並んでお財布を気にすることなく思い切りシーフード(エビ)が食べられる店として、自分はすっかり気に入ってしまった。
旅行者にとっては、ロケーションがあまりに大きなネックとして横たわっていることは間違いないのだが、もしチェンマイでエビを食べたくなったらファースト・チョイスとしてお勧めできるだろう。
【2013年4月】



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