チェンマイのレストラン(タイ料理以外の店)



ラパン(イタリア料理)


住所:14 Sanphakoi Road T.Wat Ket
TEL:053-302005、081-5309815



チェンマイ市内やや東部にあるイタリア料理レストラン、ラパン(1) ピン川左岸、サンパコーイと呼ばれるエリアにある、人気の隠れ家的イタリア料理レストラン。

 店のロケーションは、ツーリストエリアではないためチェンマイの地理に詳しくない人には少しわかりにくいかもしれない。ターペー通りを東に進み、ナワラット橋を渡って信号を過ぎ50mほど行ったところにある最初の路地(サンパコーイ通り)を入ってすぐ右手になる。ナイトバザールのあるチャルンプラテート通りとターペー通りとの交差点からだと、およそ400mほどだろうが、人通りの少ないナワラット橋を渡るので何となく遠く感じられる。実際に歩くとそれほどでもないのだが……。
 店は、前面がガラス張りになった明るい造りで、青地に黄色い月と白いウサギが描かれた看板が目印だ。ちなみに、店名の「Lapin」はフランス語で「ウサギ」という意味だ。ガラスの扉を開けると、黄色い壁の明るい店内が広がっている。赤と白のチェックのテーブルクロスが敷かれた席が、全部で15席ほど用意されているであろうか。2人掛けの席も多い。客層は、裕福そうな若いタイ人カップルや少しお歳をめした夫婦、おそらく現地に住んでいると思われる中高年の白人カップルが中心で、子供連れや旅行客とおぼしき人は少ないように感じられる。
 入口突き当り奥のガラスの向こうには、大きなピッツァを焼く窯が見える。右手奥は小さなバーカウンター(客が座ることはできない)になっており、そこでは飲み物などを作っているようだ。壁のところどころにはヨーロッパ風の絵がかけられ、テーブルクロスやテーブル上に飾られた花、ワイングラス、食器などのセッティングを眺めていると、ここがチェンマイではなく西麻布かどこかにあるような小さくてオシャレなイタリアンの店、といってもわからないのではないだろうかと思えるくらいだ。
 メニューは、以前は完ぺきな日本語併記の文字だけのものだったのだが、最近英語のみ併記の写真付きのものに変更された。中心はピッツァとパスタで、ほかに肉料理、スープ、サラダなどが用意されている。価格帯としては、2人でも十分お腹いっぱいになる大きさのピッツァと肉料理がともに250THB~350THB、パスタ類が150THB~250THBといったところだろうか。チェンマイのイタリア料理レストランとしては、ごくごく標準的な金額と言えるだろう。ワインは、ハウスワイン的位置づけのものが赤・白各3種類づつあり、これらはグラス、カラフェ(S・M)、ボトルで提供される。グラスが1杯180THBだ。そのほか、白ワインが950~1,800THBで9種類、赤ワインが1,100~1,900THBで6種類、さらにスパークリング・ワインが750THBのもの1種のみ用意されている。
チェンマイ市内やや東部にあるイタリア料理レストラン、ラパン(2) 料理のクオリティは非常に高い。普段、東京あたりの人気のあるイタリア料理レストランでは、全体に非常に軽い仕上がりの料理が好まれているように思うが、チェンマイの場合どちらかというと全体にどっしりとしたものが多く、この店の料理もそうした部類に入る。日本では非常に薄くパリパリの生地に、ソースや具材をサッと少なめに乗せて焼き上げることが多いピッツァも、ここでは少し厚みのある生地に、具材やチーズをたっぷり乗せてありボリューム感たっぷりだ。パスタ類も麺は完璧なアルデンテ、というわけにはいかない(そもそもアルデンテにこだわるのは日本人と一部の地域のイタリア人だけ、という話も聞いたことがあるのだが)が、十分満足できる茹で加減で、ソースもやはりしっかりとした味付けがされている印象だ。ほかの肉料理類、サラダ類もよくできているがやはり量が多い。肉料理にもローストしたポテトがどっさり付け合わせされているし、小食の人ならこれだけでお腹がいっぱいになってしまうのではないかと思ってしまうほどだ。2人ならおそらく、肉料理、サラダ、ピッツァまたはパスタを1種類づつ頼んでワインを飲めば、十分満足できるのではないだろうか。

 タイ人の食生活の変化もあって、この数年の間にチェンマイにはイタリア料理レストランが急激に増加しており、ピッツァ焼き窯などの本格的な設備を備えた店が市内の至るところにできている。特に白人旅行者の間では「バンコクのイタリアンは高くておいしいが、チェンマイのイタリアンはリーズナブルでおいしい」というのが定番の評価になっているようで、特にニマーンヘミン通り界隈の店では大勢の白人が食事をしているのを目にする機会も多い。この「ラパン」は市内中心部に近いところにありながら、ピン川の左岸というロケーションのためかそれほど目立った存在ではなく、旅行者風の客も少ないが、その分店内は落ち着いた雰囲気が保たれている。が、地元の人の間では有名な店なので、週末の夜などは予約しないと席の確保が難しい。
 ワインを1本あけて、2人で上記のように肉料理、サラダ、ピッツァを食べてだいたい1人1,000THBくらいの予算になるだろうが、東京都内でこれだけの店で食べたら2倍から3倍はするのではないだろうか。タイ料理にはちょっと飽きたけど、日本料理をわざわざチェンマイで食べなくても……なんていう時には、候補に加えていい店だと思う。
 なお営業時間は12:00~14:30、17:00~22:00となっている。
【2016年5月】



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