チェンマイのレストラン(一般タイ料理の店)



ホンテオ・イン(一般タイ料理)


場所:リンカム交差点からニマーンヘミン通りを南に50mほど進んだ右側
住所:95/17-18 Nantawan Arcade Nimanhaemin Rd.
電話:053-218333、400039



チェンマイ市内西部にあるタイ料理レストラン、ホンテオインの外観写真 “チェンマイの青山通り”とガイドブックなどでは呼ばれ、近年オシャレな飲食店や土産物店が次々とオープンしているニマーンヘミン通りに古くからあるタイ料理の老舗レストラン。友人の話では、彼の奥さんが子供の頃からあると言っているとのことなので、少なくとも25年以上は営業を続けていると思われる。かといってずっと人気店だったというわけではなく、永きにわたってごく普通のレストランだったのだか、1~2年ほど前にコックが代わって料理の味ががぜんよくなり、それから急に混み出すようになったらしい。

 店はニマーンヘミン通りの北端、アマリリンカムホテルのほぼ真向かいにある。店名の“ホンテオ”は2~4階建ての家屋を数軒から長いものでは10軒以上つなげたタイ式の長屋のような建物のことで、実際このレストランも土産物店などが入ったホンテオ(英語ではアーケードと呼んでいるようだが)の中の1軒だ。
 木製のドアを開けると、店内はうなぎの寝床のような、幅は狭く奥行きのある、ホンテオの典型的なスタイルをしている。客席は1階と2階に造られているが、後者には上ったことがないので詳細はわからない。1階の手前側は入口を背にして左手に、奥のほうは左右両方に席が設けられている。壁には古い時計やエレファント・キャンプで売られている絵などがかけられ、クラシカルな雰囲気を醸し出している。
 メニューは、この手の店では珍しく英語のみで記載されている。タイ人客がまったくいないというわけではないので、タイ語のものもあるとは思うのだが……。自分のようにタイ語が読める人間にとっては、英語だけの表記だとかえって何の料理なのかわからない不便な一面もある。そこには、最初にセットメニューがいくつか紹介されている。料理内容により、2人向けで430B、440B、450B、520B、4人向け640B、650B(2種類)、690Bとなっている。いずれのコースも、一通りのタイ料理がバランスよく組み合わされている(ご飯もついてくる)ので、タイ料理にあまり詳しくない人やアラカルトで頼むのが面倒というよぅな場合はここからオーダーしてもいいだろう。一品料理のほうも、ヤム(タイ風サラダ)、ゲーンチュート(澄ましスープ)、トムヤム、ゲーンリアン、トムカー、ゲーンクワー、炒め物、ナムプリックから始まってカーオパット(炒飯)やカノムチンを含む麺類までおよそ一通りのタイ料理は揃っており、だいたい100B前後といったところだろうか。ほかに、デザートもかなりの種類が用意されている。
 店の話によると、客の多くは外国人で、日本人の利用も多いとのことで、料理の味付けも全体的に辛さを押さえたマイルドで上品なものになっている。
チェンマイ市内東部にあるタイ料理レストラン、ホンテオインのガイムアントート(チェンマイ風鶏肉の揚げもの)の写真 これまで食してみた料理のいくつかについて感想を記すと、ヤムソムオー(ザボンのヤム)はまさに上記の代表のようなカンジで、辛みが押さえられた非常に上品な味であった。チューチープラチョーン(雷魚のレッドカレーソースがけ)は、店のお勧めメニューのひとつだが、小骨をていねいに取り除き、臭みをなくして柔らかくしっとりとソテーした雷魚の肉に、クリーミーに整えられたレッドカレーソースをかけ回すという作り方は、フレンチの魚料理のような印象すら受けるすばらしい一皿だ。ガイムアントート(チェンマイ風鶏肉の揚げもの)は、料理の味もさることながら、一緒についてくる緑色のタレがちょっと変わっていて、鶏肉の味を引き立てていた。普通ならガイ(鶏肉)を合わせる代わりにエビを合わせたトムカークンは、辛さはほとんど感じられないくらいに抑えられているものの、味のバランスは上品に保たれてあっさりとしたスープに仕上がっていて、好感の持てる出来であった。カイチヨウクラパオクロープは、卵焼き(ガイチヨウ)の上にバジルをカリカリに揚げたものを乗せたユニークな一品で、普通卵料理と言うと真っ先に名前があがるカイヤッサーイ(タイ風オムレツ)とは目先が変わって楽しめる創作料理(?)だ。デザートも種類が豊富だと記したが、その中でも特にお勧めなのは、ブアローイナームキン(ショウガ汁に団子を浮かべたもの)だ。このデザートは、以前プリンスロイヤルカレッジ前の豆乳屋台の店主から作るのに手間がかかって大変だと言う話を聞いたことがあるのだが、この店で出されるものも特に団子に入れられている餡が非常になめらかで、おそらく作るのにかなりの時間がかけられていいると思われる。ショウガ汁と餡入り団子という日本では絶対に出てこない取り合わせのデザートなので、もしこの店で、どれか一品食後に食べるとしたらイチオシだ。ほかにも、ロットチョン(緑色のサンカヤーのゼリーのようなものを甘いココナツミルクに入れたもの)、チャオクェイ(黒いゼリーを砂糖汁に入れたもの)などもなかなかいい味を出していた。
 料理は、どれも全体的に量は少なめなので、2人とかで行っても色々な種類の料理を楽しめるのではないかと思う。

 店の雰囲気も変に気取ったところがなく親しみやすいカンジで、料理のほうも“これは!”というような絶品はないもののどれもレベルは低くなく、十分合格点を与えることができると思う。例えば、初チェンマイでフワイケーオ通り周辺のホテルに宿泊した初日の夕食、などという時には特にお勧めできるだろう。
 なお、店のカードをもらい、次回来店時にそれを見せると10%offというサービスも行っているので、もし一度行って気に入ったらもらっておくとよい。
【2008年11月】



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