チェンマイのレストラン(一般タイ料理の店)



ザ・ハウス(Ginger And Cafe)(高級タイ料理レストラン&バー)


場所:お掘の中、西側を走るムーンムアン通り沿い。ソムペット市場のやや北寄り
住所:199 Moon Muang Rd.
TEL:053-419011



チェンマイ市内中心部、ターペー門北側にある高級タイ料理レストラン&バー、ザ・ハウスの店内概観 市内中心部、ターペー門からもほど近いところにある、オシャレな雰囲気を漂わせた高級レストラン。できたのはかなり前(2000年頃か?)で、店の前をバイクで通るたびに個人的には気にはなっていたのだが、なかなか行く機会を作ることができなかったレストランだ。

 通りから見てもわかるが、“こんな一等地によくこれだけの土地が空いていたものだ”と感心するくらいの広い敷地だ。店の名前をThe Houseと記したが、実際はこの広い敷地の中に3軒の建物(ハウス)があり、カフェを兼ねたタイ料理レストランの「Ginger And Cafe」、ヨーロピアン・フュージョン料理の「The House」、バーの「Tapas Bar」で構成されている。それぞれの建物を詳細に見て回ったわけではないのでハッキリしたことは言えないのだか、どの建物もある程度の年月を経た高級住宅のようなので、もしかすると、もともと3軒の建物があった古い邸宅の敷地ををそのまま飲食店に改造したのかもしれない。
 3軒の店は独立しているものの、実質的にはひとつと考えてよく、自分が利用した「Ginger And Cafe」では、席につくと3軒のメニューをすべて持って来てくれた。メニューはもちろん英語完備で、「Ginger And Cafe」のメニューは、アペタイザー、ライス&ヌードル、カレー、スープ、ステア・フライド、サラダ、タイ・シー・プレーツ(海鮮)に加え、洋食としてサラダ、サンドイッチ&バーガー、パスタが載っている。値段はだいたい100~200Bくらいが中心価格帯で、これにさらに10%のサービス・チャージが付加される。ちなみに、ヨーロピアン・フュージョン料理の「The House」の料理は200Bくらいから始まり、メインで300~1,000B、USアンガスビーフのサーロインステーキで1,200Bという値段が付けられていて、200B以下の料理はほとんど見あたらない。バー「Tapas Bar」のメニューでアルコール以外に並んでいるのは完全におつまみの類で、だいたい100B前後のものが20~30種類並んでいる。
 「Ginger And Cafe」は、建物内の席と外の席に分かれている。後者はひとつひとつのテーブルが完全に独立した半東屋のようになっていて、それぞれの席にはラタンのソファとガラスのテーブルが置かれている。ソファの布はエスニック調というよりも、日本ならローラ・アシュレイで売られているようなヨーロピアン調と言ったほうがいいだろう。建物内の席もほぼ同様だが、天井からはシャンデリアが下げられ、ガラスのカバー(ふた)が被せられたトレーにケーキがいくつも並べられ、より一層洋館風の雰囲気を漂わせている。席数は屋内外合わせても10数席程度ではないだろうか。余裕を持ったとてもぜいたくな空間づくりがなされている。
 料理も、店の雰囲気にたがわず、シンプルな皿の上にバナナの葉を敷き、さらにその上に器を乗せてそこに料理を入れるなど、こじゃれたスタイルで供される。
 味のほうも、場所柄外国人でも食べやすいように洗練されており、辛さが苦手な人でもほとんどの料理は問題なく楽しめるだろう(自分もすべての料理を食べたわけではないが)。純粋なタイ料理、というよりは、店オリジナルのひと手間が加えられた、創作タイ料理と呼んだほうがふさわしいかもしれない。

チェンマイ市内中心部、ターペー門北側にある高級タイ料理レストラン&バー、ザ・ハウスのプーニムパットプリックタイダム(ソフトシェルクラブの黒胡椒炒め)の写真 個人的なお勧めとしては、以下のものがあげられる。
*パックブンクローブ(空心菜の揚げ物)……揚げ物というよりも“天ぷら”と呼んだほうがふさわしいのではないかと思われる一品。サクサクとした食感の揚げたパックブンにほのかに酸っぱいタマリンドソースがとてもよくマッチしており、なかなかの完成度が高い
*ポピアクン(海老春巻)……エビを丸ごと一尾、尻尾を出した状態で日本のものよりも薄い皮に巻いて揚げたもので、ガラスの器に挿したような状態でサーブされる、見た目にも楽しい料理だ
*ヤムソムオー(ザボンのタイ風サラダ)……ソムオーの甘味を前面に押し出した仕上がりになっており、一緒に添えられたパリパリの揚げワンタンを上に乗せて食べる。両者の意外なマッチングがタイ料理を食べなれた人にも新鮮な印象を与えることだろう
*ゲーンペットペットヤーン(ローストダックのタイカレー)……見た目はトムヤムに似ているが、ブドウが隠し味として入れられており、微妙な甘さを醸しだしつつ、タイカレーとしてのしっかりとした味を保っていて、個人的には特にお勧めの一品だ
*トムヤムクン……クリーミーで上品な味になっていて、脳天を突き抜けるような刺激はないが、何と言っても使っている素材がすばらしい。特にエビのプリプリ感は、チェンマイ広しと言えどもなかなか味わうことができないのではないかと思われる食感に仕上がっていて、良質の素材とそれを生かし切るだけの料理人の腕が揃わないと、このような出来にはならないだろう
*プーニムパットプリックタイダム(ソフトシェルクラブの黒胡椒炒め)……最近タイ料理レストランでよく見かけるメニューのひとつ。黒胡椒のピリッとした辛さがアクセントとなっているが、上品で洗練された味付けに仕上がっている

 ターペー門からすぐそばということでロケーション的にもすぐれており、またメニューは、どれも英語とタイ語が併記されており、従業員もほぼ完璧な英語を話すので、チェンマイが初めてで、またタイ語のできない旅行者でも安心して利用できる。
 ツアーでチェンマイに来てフリータイムがあるので、ちょっと豪華にタイ料理を味わってみたい、というようなシチュエーションの場合には特にお勧めできるかもしれない。

 なお、この店は、名前に“カフェ”とついていることからもわかる通り、お茶(とケーキ)だけでの利用も可能で、実際夜の食事帯でもそのような利用をしている客も結構いる。また「Ginger And Cafe」と「The House」の間を入った奥はアンティーク・ショップとブティックになっている。自分の友人によれば、とてもセンスのよいアイテムが揃えられていて、チェンマイに旅行に来た時にはショップだけをのぞきに行くこともあるということなので、もしここに食事に来る機会があればぜひ立ち寄ってみよう。
 営業時間は18:00~22:30(TAPAS BARは25:00)。
【2010年2月】


わらじで歩く、あの感覚が今よみがえる。ウエーブリバイブ


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チェンマイ市内中心部、ターペー門北側にある高級タイ料理レストラン&バー、ザ・ハウスのフェットチーネのトマトソース 現在、お店の構成が上記とは大きく変わっている。

 従来あった「The House」と「Tapas Bar」がなくなり、「Ginger And Cafe」でタイ料理も西洋料理も出すようになった。
 構成が変ってから、自分は友人夫妻とランチを取りに行ったのだが、タイ料理は400人分(!)のケータリングのオーダーが入っていて、作るのにすごく時間がかかると言われ、西洋料理をオーダーした。
 自分はフェットチーネのトマトソースを、友人夫妻はそれぞれステーキとこの日のお勧め料理としてボードに書かれていたスモークサーモンのオープンサンドをオーダーしたが、どれも大変よいできばえで、ステーキなどはとても320Bとは思えないものであった。また、パスタは麺とソースそれぞれ4種類から自由にチョイスできるようになっており、茹で具合もきちんとアルデンテになっていて、他のレストランのようにベチャッとしたものが出てくると想像していた自分の期待は、いい意味で裏切られた。
 食事の後は、店内中央のケースに入れられた中からリンゴとラズベリーのケーキとメニューからチョコレートケーキ アプリコットアイスクリーム添えをいただいたが、これまたよくできており、日本のケーキショップで出しても十分通用するレベルだった。
 ちなみに、このほかに3人で食事の時にオリジナルジュースなどのドリンクと食後のデザートの時にコーヒー類を頼んで、会計は全部で1,500Bほどであった。チェンマイでは非常に高いが、日本でこの雰囲気の店でこれだけの料理を食べることを考えたらべらぼうに安いと言えるだろう。
 なお、店はワイヤレス・インターネットのサービスを無料で提供しており、実際に自分のパソコンを持ち込んでつないでみたが、サクサクと快適に使うことができた。

 また、「Ginger And Cafe」の奥と、道路から店に向かった右側は「Nomad」という名のみやげ物店になっている。レストラン奥の店で扱っているのはオリジナルの小物や衣料品からアンティーク(?)の大きな家具まで幅広く、安いものは100数十Bから、高いものは5万、6万Bまである。この店の商品は日本人女性の好みに合うようで、今まで一緒に行った人はみな一様に「あれが素敵、これがほしい」と喜んでいたので、カップルでチェンマイに来た場合は食事は抜きにしても立ち寄ってみてもいいかもしれない。
 店に向かって右手の近代的な建物の店舗は、中に入ったことがないので正確にはわからないが、外から見たカンジではモダンなインテリア用品を売っているようだ。
【2010年8月】


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