チェンマイのレストラン(一般タイ料理の店)



バーン・ロム・マイ(一般タイ料理・フュージョン(創作)料理)


場所:クローンチョンプラターン通りとステープ通りの交差点から前者を南に1.5kmほど行った左手



チェンマイ南西部郊外にあるタイ料理レストラン、バーンロムマイの店内 ナイトバザールのあるチャーンクラーン通りを南に行ったエンプレスホテル近くのチャーンクラーンプラザの中にあった観光客にも人気だったタイ料理レストランが、2012年に移転して再オープンした。  ちなみに、古い店の様子はこちら

 新店は、以前と対照的に旅行者にとっては行きにくい場所になってしまった。トンパヨム市場のあるステープ通りとクローンチョンプラターン通りとの交差点から後者を南に1.5kmほど南に行った左手になる。店の手前400~500mほどのところに英語併記の標識が出ているほか、店の周囲にはほかに大きなレストランはないので迷うようなことはないだろう。道路沿いにたくさんの自動車が止まっているのが目印になる。
 店の規模は以前も大きかったのだが、郊外に移転したことによってさらにスケールアップした感がある。
 店の、通りに面した側の半分は土を盛った小さな高台のようになっており、道路から階段状に造られたエントランスを登ると、レンガを積んだ崩れた遺跡風のゲートがある。この門柱にはイ語の店名とともに“Bali”と書かれていることから、インテリアをはじめとする店内のトーンはバリ島を意識しているものと思われる(行ったことがないので、本当にそうなのかはわからないが)。
 ゲートを抜けると、広々とした客席スペースが広がっている。左手はいくつかの東屋風のブロックに分かれており、4人がけ、6人がけ、8人がけのテーブルが全部で20ほど置かれているだろうか。イスやテーブルはすべてラタン製になっており、こんなところが“バリ風”ということなのであろう。奥の突きあたりには小さなステージもあり、時間帯によっては生バンドが入るようになっている。
 右側は、エアコンつきのVIPルームの建物になっているが、テーブルは5つほどしかないので、こちらに席を取りたいのであれば、予約したほうがよい。
 さらに奥に進み、階段で高台のスペースを降りると、その先には細長い中庭があり、突き当たりにはカラオケ設備つきの個室が長屋のように10ほどずらりと並んでいる。旧店でもやはり多くのこうしたパーティールームが造られていたので、それを引き継いだのだろう。ある程度の人数で気兼ねなく騒ぎたい、などという場合はこちらを予約するといいだろう。また、中庭部分には50人ほどは座れると思われる大きな東屋の席があり、ここは大人数の団体客のために使われているようだ。
 メニューは英語併記で、ドリンクと食べ物の2冊に分かれている。後者は、単純な文字のみのものと写真のついたカラフルなものと2種類あるようだ。写真つきのメニューは、salad、fried、soup、sea bass fish、mullet fish、red tilapia fish、seafood and fish、seafood、stair fried、appetizer、soup and sandwich、main dish、pastaに分類されている。タイのレストランではしばしば見られるが分類はあまりあてにはならないので、料理をオーダーする時にはまずは一通りざっと目を通してからにしたほうがいいと思う。メニューの中には一般的なタイ料理だけでなく、フュージョン(創作)料理や洋食も若干混じっている。アルコールはタイ産だけでなく、ほかの店ではあまり見たことのないヨーロッパのブランドのが瓶ビールやフルーツビールがあったりする。価格的には、一般的な料理で120~180B、魚料理が150~300Bといったところで、この雰囲気の店としてはまあまあリーズナブルと言えるのではないだろうか。
 料理は、全体的に洗練された味付けでレベルは高いが、特に店が移転してからメニューに加わったフュージョン料理が面白い。中でも、 本来はインド料理(タイのものは原形からかなりアレンジされてしまっているが)であるロティの中にわさびをからめた火の通ったサーモンを入れて、上にトビコとオリーブの実を乗せたロティサーモン、 生のマグロを細かく切ったものにタックライ(レモングラス)や薄切りのキャベツなどを混ぜ合わせてヤムにしてあり、非常に洗練された味つけになっているヤムツナ(トゥナー)はお勧めだ。もちろん、普通のどこにでもある料理も十分イケるが、ここに来たら、いくつかフュージョン料理も混ぜてみるといいだろう。“こういうタイ料理もあるんだ~“と新鮮な驚きを感じることができると思う。

 交通の便はよくないところにあるので、もし来るのであれば帰りの足は絶対に用意しておくほうがよい。
 また、店は大変広いがそれでも週末などは満席になることが多いそうなので、日によってはあらかじめ予約しておいたほうがいいだろう。
 足の問題さえ解決できるなら、幅広くタイ料理を楽しめる店として、旅行者に広くお勧めできる質の高いレストランだ。
【2013年3月】



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