チェンマイのレストラン(チェンマイ(北タイ)料理の味わえる店)



バーンライ・ヤームイェン(一般北タイ&タイ料理)


場所:市の中心部からチャルンラート通り&ファーハーム通りをさかのぼり、スーパーハイウェイを越して70~80mくらい行ったところにあるソイ(小道)を右折(ソイの入口に看板あり)、さらに100mほど奥に入った左側
住所:14 M.3 Soi Lungkha3 T.Faham
TEL:053-247999、244796



チェンマイ市内北部にある北タイ料理レストラン、バーンライヤームイェンのエントランスの写真 街の北はずれ、というか、どちらかというともう郊外に近いエリアの住宅街の中にポツンと建つオープンエアレストラン。店名のバーンライは“農民の家”、ヤームは“時”、イェンは“夕方”という意味で、意訳すれば“夕暮れ時の農家”というようなことになるだろうか、とてもセンスのよい魅力的なネーミングだ。
 木製の門(写真)をくぐると、すぐに小さな民芸品などを扱うショップがあり、その奥の左手に客席が広がっている。全貌はよくつかめていないのだが、屋根のかかった大きな東屋風の建物の中に、テーブルクロスが敷かれ夜はランプが灯されるテーブル席が40~50はあるだろうか。端に張り出したように並ぶ席の外には噴水が何ヶ所か作られており、とても涼しげな印象を与える。店内には木がふんだんに使われており、柱や梁にはさまざまな民芸品が飾られているほか、この店はタイの王妃様が訪れたことでも知られており、経営者の一族と王妃様が一緒に写った大きな記念写真が、ひときわ明るくライティングされ目立つ場所に掲げられている。
 料理は、北タイ料理と一般的なタイ料理が半々くらいであろうか、前者だけでメニュー(タイ語と英語のものが用意されている)の4ページを占めており、70~80種類くらいはありそうだ。ほとんどの料理が100B以下で、料金はとてもリーズナブル。店員は英語ができるかどうかはわからないが、質問などには丁寧に答えてくれる。この日は、店員と連れて行ってくれた友人のお勧めにしたがってオーダーし、タマリンドの若芽のヤムにケープムーを乗せたもので、チェンマイではダイエットフードとして知られている(だだし、その場合ケープムーは乗せない)という“ヤムヨートマカーム”、空心菜を天ぷら風に揚げたものに、酸味をきかせたゲーンキヨウワーンのようなソースをかけて食べる“ヤムパックブンクローブ”、北タイ地方では結婚式や新築祝いなどの席で出されることが多い“ラープコア”、日本の芋茎(ズイキ)に似た野菜と魚を煮込んだ“ゲーントゥンサイプラー”、北タイの方言で“余りものを何でも放り込んで作る料理”のことを指し、普通はゲーンキヨウワーンとゲーンハンレーに春雨と酸っぱいタケノコを加えて作るカレー風の料理(水分はない)となっていることが多い“ゲーンホ”などを食べたが、特に“ヤムヨートマカーム”は、サクサクとした空心菜の揚げものにちょっと酸っぱいソースの取り合わせが絶妙で、いくらでも食べられるというカンジだった。メニューには、ほかのレストランでは見たことのない料理も多く載っており、じっくり見ればもっと色々な発見があると思う。基本的に旅行者向けの店ではなく、中にはとても辛い料理もあるので、辛さが苦手な人は注文する時にあまり辛くしないようリクエストを出したほうが安心かもしれないが、どの料理も味のバランスがすばらしいので、おいしさが失われる(タイのレストランで“辛くしないで”と言うと、ただ唐辛子を抜くだけで味のバランスを崩してしまうパターンが多い)リスクはある。できることなら、店のオリジナルの味付けを楽しんでほしい。
チェンマイ市内北部にある北タイ料理レストラン、バーンライヤームイェンの料理の写真 またここは、ほかの多くのオープンエアレストランと同様、店内にステージが作られており、食事とともに音楽が楽しめるようになっているが、アコースティックギターが中心の北タイのフォークソングで、大音量で耳が痛くなってしまうようなことがない点も好感が持てる。さらにビックリしたのは、バンジョー、ウッドベースなどを加えた5人ほどのバンドが客席の間を回ってカントリーミュージックの生演奏をしてくれることだ。しかも、その演奏のレベルは非常に高く、これだけのしっかりした演奏を聞かせてくれるレストランは、なかなか見つけることができないと思われる。聞くところによると、このバンドは10年以上前からインペリアル・メーピン・ホテルなどさまざまな場所で演奏を続けているということで、それだけのキャリアに裏打ちされた技術があるということなのだろう。

 この店を教えてくれた友人によれば、クルンテープ(バンコク)から来た知り合いに「ここに連れて行ってくれ」と言われ店の存在を初めて知り、それ以来お気に入りになったという。そのようなことからすると、タイ人の間では有名な店なのかもしれないが、お客に外国人はまったくおらず、割と裕福そうな地元の若者や家族連れで賑わっている。
 少々場所的に不便なところにあるため、特に夜に行くなら、自前の交通手段がない場合は帰りの足を確保してからにした方が無難。また、ファーハーム通りからソイに入るところには店の看板が出ているが電気がついておらず、また周囲はかなり暗いので気づかずに通り過ぎてしまう人が多いらしい。スーパーハイウェイを越すと割とすぐなので、車とかならゆっくり走って見落とさないようにしよう。営業時間は11時~24時だが、店の雰囲気や生演奏を堪能するなら、夜行ったほうがいいだろう。
【2004年10月】



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