ロングステイ(長期滞在)関連情報

ロングステイ(長期滞在)のための住まい


■チェンマイでの住まい探しはこうやる! 体験的メモ


 「自己紹介」のコーナーでも書いているが、自分はまだ旅行者であった1995年ごろからアパートやホンテオ(タイ式タウンハウス)を借りて滞在中はそこで過ごしてきた。また、ハッピーリタイヤしてこちらに本拠地を移してからしばらくした2015年からは、郊外に一戸建ての住宅を借りてそこで暮らしている。
 この20年以上の間に借りた物件は、今頭の中で思い浮かぶだけでも 5~6軒あるのだが、その間の実体験も踏まえてチェンマイで中長期滞在(ロングステイ)するための住まい探しはどのようにするのがいいのか、自分なりの考えを整理してまとめてみた。これから、当地での中長期滞在(ロングステイ)を考えている人、あるいはすでにこちらに住んでいるが引越しを考えている人などの参考になれば幸いである。
 なお、コンテンツ制作の都合上項目を順番に並べてあるが、この通りのプロセスでなければならないということはない。ご自身の都合や状況に合わせてアレンジしていってほしい。また、このコンテンツは賃貸物件に限ってのものであり、コンドミニアム(タイの法律で外国人は土地を所有することが認められていない)を購入・所有して住みたい場合についてはまた違うノウハウが必要となる。

ガネッシュの詳細な住居さがし体験記(ブログ)はこちら

(1)エリアを絞る

 チェンマイ、と一口に言ってもかなり広いので、住まいを探す第一歩としてはエリアを絞り込むのがいいと思う。そして、その絞り込みの結果は、まずは自前の足(バイクや自動車)を持っているか否かで大きく変わる、と言っても過言ではない。
 チェンマイ市内であっても、ほんの少しはずれるだけでトゥクトゥクやソンテオがまったく通らないような場所も多い。もしバイクや自動車などの交通手段を有していないのであれば、必然的に住める場所は限られよう(そうでないと、移動の自由がなく島流しも同然になる)。





≪自前の交通手段を持たない場合≫

チェンマイ市内の至るところにあるタイ人向けの安アパート バイクや自動車を持たず、公共交通機関を利用しての生活であれば、大きく言ってスーパーハイウエイとマヒドン通りを囲んだ内側のエリアにしたほうがいよい。より具体的にあげるとすれば、濠の北すぐ外側一帯(ただし物件は多くない)、北東部のフワイケーオ通りとチャーンプアック門から北に伸びるチョータナー通り周辺と両通りに囲まれた地域(サンティタム、カーサローン、ウィアンブア)、ニマーンヘミン通りとシリマンクラーチャーン通り周辺、チェンマイ大学の南側の一帯、チェンマイ門から南(物件は少ない)あたりが主な候補になるだろう。日本人が多く住んでいるエリアを囲むように走るフワイケーオ通りとチョータナー通りは、朝夕の渋滞がひどい上にチェンマイ大学をはじめとする学校に通う若者が多く住んでおり、真夜中でもバイクの爆音や酔っ払いなどで騒がしかったりするので覚悟しておいたほうがよい。また、基本的に新興開発エリアなのでチェンマイ生活の最大の魅力のひとつと自分が思う「古都の風情を楽しみながら暮らす」のはむずかしい。ニマーンヘミン通りとシリマンクラーチャーン通り周辺はそれに加えて近年の中国人旅行者の急増に伴ってすっかりツーリストエリアになっており、もはや個人的には中長期滞在には向かないと思う。自分は旅行者時代を含め長らくサンティタムをベースにしていたのだが、路上駐車車両の多さ、ワイルン(不良、のようなニュアンスを多少含むティーンエイジャーを表すタイ語)の騒々しさ、加えて近年の外国人の多さに嫌気がさして逃げ出すことになった。
 自前の移動手段はないがゴミゴミした市内はいやだ、ということであれば、スーパーマーケットや市場が固まっていて市内を結ぶソンテオも多く通る国道1001号線と第一環状道路(国道3029号線)が交わるミーチョーク交差点近辺やスーパーハイウェイと国道107号線がクロスするクワンシン交差点周辺とその北の一帯も近年コンドミニアムが急速に増加しており候補になるだろう。ただし、その場合でも国道に簡単に出れる場所にしないと、雨降りやカンカン照りが続いたりすれば引きこもりになること間違いなしだ。両エリアとも、若い人を含め欧米系のステイヤーがけっこういる。
 ほかにも郊外とを結ぶソンテオが走る地域はあるが、買い物できる場所がまとまっていないため自前の交通手段がないと生活するのにはとても不便だと思う。

≪自前の交通手段がある場合≫

チェンマイ郊外の分譲住宅街の中によくある平屋建ての貸し家 自前の交通手段があるなら、どこでも好きなところに住むのがいい(笑)……と言っては身もふたもないので、いくつか個人的にお勧めのエリアをあげたいと思う。
 チェンマイに長くいるようになると、お濠の内側やニマーンヘミン通り周辺など観光客の多いいわゆるツーリストエリアやフワイケーオ通り周辺の騒々しくて落ち着かない環境とは縁が遠くなるので、少し郊外がいいと思う。車で10分も走って第一環状道路(国道3029号線)の外に出れば、住居の家賃も日常生活での物価も市内に比べるとグッと安くなる。コンドミニアムなどの集合住宅に住みたいと思っているのであれば、比較的物件が多いのが上記ミーチョーク交差点へと続く国道1001号線沿いのほか北部メーリムへと続く国道107号線沿い、ドーイステープの麓にあたる国道121号線沿いといったところだ。中でも国道121号線沿いはドーイステープの麓ということもあり市内に近い割には緑が多く環境がいいと思う。ただし、山に近いので他エリアに比べると雨が格段に多くなる。また、近年はセントラル・フェスティバル・チェンマイができた関係なのか、サーンデク交差点付近から国道118号線と第1環状道路とが交わるメーカーオサアートサイ交差点付近にも大型のコンドミニアムが増えてきているほか、ワット・チェットヨートから国道121号線へと抜ける細いが交通量の多い通り(チェットヨート・チャーンキアン通り)沿いにも近年ものすごい数の比較的大規模のコンドミニアムができており、外国人も多数居住しており穴場的存在だ。
 一戸建てに住むのであれば、上記のほか第1環状道路(国道3029号線)沿いに数え切れないほどのムーバーン(分譲住宅街)があるほか、南部のハーンドーンへと向かう国道108号線沿い、サンカムペーンへと向かうバイパスの国道1317号線沿いをさらに候補に加えることができるだろう。とりわけ国道1317号線は道路沿いにムーバーン(分譲住宅街)がずらりと続いており、そこに住む人向けのこじゃれた飲食店やミニスーパー、タラート(バンコク郊外などで流行している、フードコートやコンビニがセットになった新感覚の市場)などが立ち並んでいるので、生活には非常に便利だ。なお、第2環状道路(国道121号線)沿いにもムーバーン(分譲住宅街)はたくさんあるが、買い物などは第1環状道路(国道3029号線)沿いに比べるとかなり不便になる。

(2)相場を知る

チェンマイ市内のコンドミニアムの壁に出ていた日本語の入居者募集の垂れ幕 以前は、チェンマイには日本で言うところの不動産屋(エージェント)というものがほとんどなく、住まいはとにかく足で探すか友人知人の紹介、あるいはクチコミに頼るしかなかった。が、現在では外国人ステイヤーの増加に合わせていくつもの業者が存在しているので、このページで記したプロセスを全部飛ばしていきなり業者に紹介してもらう、という手もある。日本語ができるエージェントもあるようでフリーペーパーに広告も掲載されているので、とにかく日本語でなければ、という人はコンタクトを取ってみるとよい。
 自分がおすすめする相場を知る手っ取り早い方法は、そうした不動産屋(エージェント)のウェブサイトを見てみることだ。下記にいくつか過去に自分が見たことのある業者のサイトを紹介する(注:ここがおすすめというわけではありません)が、多くのサイトは単に家賃だけでなく物件の内部や設備などを写真や動画で詳しく紹介しているので、単に相場だけでなくタイの不動産事情の予備知識を仕入れるのに格好の教材になる。エリアや予算、物件のタイプなどで絞り込みができるサイトがほとんどなので、手間もかからない。すべて英語のサイトであるが、そんなに難しい単語は使われていないので容易に理解できるだろう。ただし、5,000THB以下のこちらでも中流以下の人々が住むような物件はほとんど紹介されていない。
 なお、1~3カ月程度のシーズンステイであれば、Airbnbを利用するというのも悪くない考えだろう。

Chiangmai Best Home
Chiang Mai Habitat
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Perfect Homes Chiang Mai
Thailand-Property
Thaivisa Property   【アルファベット順】

(3)物件にあたってみる

 エリアを決めて、ウェブサイトなどで相場などのある程度の知識を得たら、そのエリアを徹底的に歩いてみよう。別にバイクや自転車でも構わないのだが、自動車はどうしても運転に気を取られて周囲を見る余裕がなくなるので個人的にはやめたほうがいいと思う。
 とりわけコンドミニアムなどの集合住宅を探す時に言えるのだが、こちらでは日本とは法律が違うのか「こんなところに作って、火事にでもなったらどうするの!?」というような細いソイ(路地)の奥に立派な建物があったりするので、大通りだけでなくそうした細い道もたんねんに見るほうがいい。
チェンマイ市内の一戸建て住宅の門などに出ている「貸します」の掲示 歩いていると、「空室あります」とタイ語と場合によっては英語併記で看板が出ている物件が必ずある(特に少し古い建物)ので、気になる物件があったらコンドミニアムだったら中に入って管理事務所(のようなところ)を訪ねてみよう。向こうも商売なので、言葉が通じなくても身振り手振りも使って部屋を見せてくれるはずだ。逆に外国人に貸す気がない(2016年から、外国人に部屋や家を貸すとTM-30という貸主側にも手間が発生する手続きが必要になったので、場合によってはそれを面倒くさがって外国人には貸さない、というケースもある)場合はそっけなくされるか満室とか言って断られるので、そういう雰囲気だったらさっさと撤退して次をあたろう。
 なお、部屋探しのポイントは下記「アパート選びのポイント」を参照してほしい。

 一軒家の場合は、もし気になる物件がムーバーン(分譲住宅街)で、入口に警備員がいるような場合は「管理事務所に行きたい」とか「貸し家を探している」と言うとたいてい中に入れてくれるので、そうしたら管理事務所に行って貸し家がないか聞くか住宅街の中を回って連絡先の電話番号が書かれた「貸します」という看板が出ている物件を探してそこへ電話してみよう。ムーバーン(分譲住宅街)でない単独の一軒家の場合も、家の前に同じような看板が出ているのでそこに連絡する。
 電話で色々とやり取りするのはやはりある程度タイ語ができないと厳しいところはあるが、一軒家を貸しに出すようなタイ人はそれなりのクラス(階級)の人なので案外普通に英語を話したりする。
 ちなみに、こうした貸し家はバンコクに住んでいる人が投資目的で購入した物件、ということが非常に多いが、設備のトラブルなどの場合はやはり離れているとスムーズに解決できないケースもあるので、管理事務所が間に入ってくれるムーバーン(分譲住宅街)でない場合は避けたほうがいいかもしれない。

 また、書いてある電話番号に連絡してみると実は不動産屋だった、ということも多く、その場合はまず英語をしゃべると思う。不動産屋だったら、仮にその物件が気に入らなくても同じような条件の別の物件を紹介してくれるのでかえって都合がいいかもしれない。

(4)可能であれば、まず1カ月暮らしてよう

 一戸建ての場合はなかなか難しいが、コンドミニアム(集合住宅)の場合は気に入ったらまずは1カ月契約して実際にお試しで住んでみるのがいい。1年など長期間の契約に比べて割高にはなるが、実際に住んでみると隣人などを含めた内部の環境、管理事務所のサービスレベル、買い物や食事など暮らしやすさが実感としてわかる。
 チェンマイ(タイ)の集合住宅は基本的に家具・家電がついているので、寝具や食器程度の出費で簡単に暮らし始められるはずだ。1カ月住んでみて気に入れば改めて1年間の契約を申し出て、その際に例えば修繕してほしいところとかがあれば要求してみるという手もある。タイ人が多く住む集合住宅であれば、毎月月末月初になると引越しの様子が頻繁に見れるはずだ。ソンテオや友人のピックアップトラックを使って気軽に引越ししていく人が多いので、そういうところは見習いたいものだ。日本のように敷金礼金のようなややこしいシステムもなく、最悪デポジット(通常は家賃1か月分)を失うだけなので、あまり悩まずに今の物件が気に入らない、あるいは新しく気に入った物件が見つかったならサッと移ってしまうのがいいだろう。
 特にコンドミニアム(集合住宅)は「本当にこんなに需要があるのかな?」と思うくらい次から次へと新しい物件が建てられているので、そういうところを狙い撃ちして1年ごとに引越して新築気分を味わい続ける、なんていうのもありだと思う。

(5)契約時に注意したほうがいいポイント

チェンマイの賃貸住宅の契約風景 契約の時には日本同様契約書を取り交わす。タイ人向けの安アパートだったりするとタイ語でしか書かれていないケースがほとんどだが、不動産屋が仲介してくれるような物件だと、タイ語英語併記が標準だ。
 契約書は、基本的には貸主が有利になるようにしか書かれていないことが多く大きな変更は要求できないことが多いが、不明な点、納得のいかない点は厳しく確認しておいたほうがよい。自分が家を借りる時の経験から、注意すべきポイントを以下にいくつか記す。
 まずは、借りる時に備え付け、あるいは貸与される物品が別紙に記載・添付されているので、ひとつひとつチェックしておくこと。大きな家具や家電製品などはもちろんのこと、中にはゴミ箱や小物の家庭雑貨まで細かく記載されていることもあるので注意深く内容を見たほうがよい。数などが間違っていても、退出の時にそれがなかったらこちらがなくしたということになって責任を取らされる(お金を取られる)ので、念には念を入れてチェックしよう。特に、電子レンジなどすでに自分が持っていて貸与品はいらないという場合、リストから抹消するのを忘れずに。
 また、特に一戸建ての住宅の契約書に記載されていることが多いが、住むことのできる人数にも注意が必要だ。友人知人などがチェンマイを訪ねてきて自宅に泊まる、などというケースが想定できる場合は、あらかじめ常時住む人数にプラスアルファしておいたほうがよい。ホテルがわりに友人知人が短期間宿泊する、などという場合にはまず問題になることはないが、運悪く大家に友人が宿泊しているところを見つかって問い詰められた、というケースもある。これは、特に中国人に家を貸すといつの間にか大勢が住み着いてしまって隣近所に迷惑をかける、ということが頻発するようになってから貸主側が特に気にしているようだ。ムーバーン(分譲住宅街)の場合は、ゴミの出し方や共用部分(家の前の道路など)の掃除はどうなっているのかなども契約の時に確認しておけば、その後の手間が省ける。
 そのほか、ペット禁止か否か(一戸建てでペットを飼いたい場合)や喫煙は可能か(喫煙者の場合。一戸建てでも契約書に室内禁煙を明記しているケースがある)など、自分が住む上での希望事項は契約の段階で細かく確認しておいたほうがよい。
 さらに、特に一戸建ての場合は不動産屋が仲介していても大家の連絡先(携帯電話番号)をもらっておこう。日本の不動産屋以上に、こちらのエージェントは何もしてくれない。

(6)契約後の注意点

 実際に契約が成立したら、TM-30の手続きを大至急済ませよう。これが遅れると、貸し主、借り手である自分双方が罰金を取られることになる。
 1年契約で物件を賃借している場合は、だいたい契約期限の1~2カ月くらい前に貸し主または集合住宅の管理事務所、不動産会社から連絡があるが、貸し主と個人的に契約を結んだ場合は向こうが忘れていることが多いので、こちらでスケジュール管理をしたほうが安心だ。TM-30導入以降リタイヤメントビザの更新時に家の契約書の提示は不要になっているが、係官によっては要求されるかもしれないので契約期限が切れていると問題になる可能性がある。
 電気、水道、その他設備の故障などは、集合住宅なら管理事務所に言えばたいてい解決するが、一軒家の場合はムーバーン(分譲住宅街)の管理事務所、あるいは大家やエージェントに言っても何もしてくれない、あるいはすぐに対応してくれないケースも多い。そういった場合は、多少の出費や手間で済むのであれば自分で修理などをしてしまったほうが精神的なストレスが少ない。
 自分の経験では、いったん自腹で修理したところ後日大家から「こちらで払うよ」と言ってお金をもらったこともあったので、自分で修理などするにせよ「***が壊れた」という連絡は入れておいたほうがよい。また、修理業者を呼んだり何か部品などを購入した場合には領収書も忘れずに。日本に一時帰国したりタイ国外に旅行に行った時には大家や管理事務所にお土産を買って届ける、などの気配りも案外効果を発揮することがある。

 幸いなことに、日本人は「家(部屋)をきれいに使ってくれる」というので、貸し主側からの人気は高い。先人たちのおかげなので、それを汚さぬよう、自分の後に続く人たちが引き続きチェンマイで気分よく物件を借りることができるよう、日本人の評判を落とすような行為は厳に慎みたいものである。
【2018年5月】


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■チェンマイの住まいについて


チェンマイNO.1のフローラルコンドミニアムの写真 チェンマイでは、企業の駐在員とかが少ないせいかバンコクのような中長期滞在者のためのサービスアパート(ホテル並のサービスをしてくれるアパート)というのは、あまり多くない。
 そのかわり、ほとんどのホテルが1ヶ月単位の長期宿泊料金を設定しており金額も格安なので、3ヶ月くらいまでの中期滞在にはホテル暮らしも便利だと思う。また、単身での長期滞在にもホテル暮らしは快適だ。
 しかし、夫婦や家族で生活するには、やはり簡単な自炊ができるアパートのほうがいいだろう。アパートで暮らすことにより、生活感が格段に上昇する。チェンマイには、日本人が快適な生活を送れるようなアパートがいくつかあり、通いの家政婦(メイド)さんを雇うこともできる。
 さらに、数年以上の滞在を考えているのなら、近郊のムーバーンと呼ばれる新興分譲住宅地に家を借りれば、日本ではできないような優雅な生活が可能になる。

(1)ホテル暮らし

 チェンマイ市内の多くのホテルでは、1ヶ月単位の契約に応じてくれる。ホテルなので、清掃やシーツの交換などのサービスがあり、光熱費などの支出に気をつかう必要もない。どこのホテルに滞在するかは、予算や滞在期間、生活形態によって異なるが、特に立地は大きなポイントだ。1ヶ月程度の滞在ならば、ナイトバザール周辺の繁華街がおもしろいだろう。観光の拠点としても、とても便利なロケーションだ。このエリアでは、ロイヤル・ラーンナー・ホテルが中長期滞在者に人気がある。工業団地に勤務する単身の駐在員の方も多く住んでいる。
 1ヶ月以上の滞在ならば、ナイトバザール近辺を離れるべきだろう。ここは何と言っても観光客相手のエリアであり、自動車の排ガスなど環境面でもあまりお勧めできない。カードス・ワンケーオ(セントラルデパート)周辺が日々の買い物には便利だ。なるべく、部屋の広いところを探すのがよい。

(2)アパート暮らし



 日本で言うアパート(マンション)を、タイではコンドー(コンドミニアム)と呼ぶ。チェンマイには数え切れないほどたくさんのアパートがあり、そのほとんどには家具が用意されているので、寝具さえ用意すればすぐに生活が可能だ。タイ人向けのアパートは煮炊き禁止のところが大半だが、外国人ロングステイヤー向きの中高級アパートはキッチンが付いているのところが多いので、長期滞在や家族での滞在には生活感があって楽しいだろう。原則的にどこのアパートも3ヶ月以上の契約者を優先するので、契約が長期になる分アパート選びは慎重にしたいものである。

≪アパート選びのポイント≫

1.住人

*どんな人たちが住んでいるのか?……廊下などにゴミが出しっぱなしの部屋があったり、開け放たれたドアから大きなテレビの音が響くようなところは避けたほうが無難。悪臭や害虫、騒音に悩まされる可能性が高い。また、ロングステイを始めたばかりの方は、色々な情報を入手できるという意味で、最低でも複数の日本人が住んでいるところのほうが安心だろう。ただし、中には日本人をだます日本人もいるという噂を聞いたりするので、注意も必要かも。

*部屋の壁は十分に厚いか?……壁が薄いと、プライバシーが守れないばかりか近隣からの物音、話し声に夜遅くまで悩まされる。

2.設備

*インターネット回線(wi-fi)は使えるか?……昨今の外国人ロングステイヤーが部屋を借りるようなアパートは、まずwi-fiが用意されている。しかし、実際のところは用意されているといっても利用者が多くて使い物にならなかったり、ルーターが故障してもぜんぜん修理されなかったりと問題のあるケースも少なくないようだ。可能ならば、部屋を見せてもらう時に費用を確認すると同時に、実際に今wi-fiがつながるかどうか試させてもらうといいだろう。ただ、現在ではデザリングやwi-fiルーター、あるいはエアカードとネットSIMカードを当地で購入したりすれば自力でインターネット接続は可能なので、あまりこだわらくてもいいかもしれない。

*風呂場にお湯は出るか?……タイ人は一般に水浴びしかしないため、ホットシャワーのないところも多い。水だけだと、乾季や体調の悪い時に苦痛になる。また、お風呂に浸からなくては気が済まない方は、バスタブの有無も確認する必要がある。

*エアコンはあるか?……気温が40度を越える日も、暑期にはざらだ。

3.その他

*日あたりはどうか?……タイでは、日あたりがよいと言うのはデメリットになる。多少暗くても、日差し(特に西日)が直接入らない部屋を選んだ方がいいだろう。また、最上階も避けた方が無難。強烈な日差しが、屋上から熱となって部屋へ伝わってくることになる。

 どのような環境のエリアに住むかは、どんな生活スタイルを取るのかで決めるとよい。自家用車を持ちメイドさんを抱える生活ならば、チェンマイ市内中心部に住む必要はないので、空気や環境のよいエリアも選択肢に入って来る。また、住み込みのメイドさんを置くならメイド部屋も考慮したい。企業駐在員の家族の方の多くがこの形態だ。自家用車はなくてもメイドさんに通ってもらえる生活をするなら、日々の買い物は彼女にタラート(市場)などでしてもらえるので、スーパーの近くである必要はない。ただし、交通の便がよいところでないと、公共交通機関が未整備なチェンマイでは島流しも同然となるので注意が必要だ。自家用車を持ってメイドさんがいない生活なら、郊外に住んでも主な買い物は週に1度メガストアで済ませれば問題ない。近年では、大きなスーパーマーケットやショッピングセンターがどんどん郊外にできている。自家用車もメイドさんも必要とせず、また自炊するつもりなら、ドイステープの麓など自然環境のよいところでも暮らすのもいいだろう。シニアの年金生活者の方は、このスタイルを取ることが多いようだ。スーパーやショッピングセンターが徒歩圏内にあるか、市内中心部に近い交通の便のよいところで暮らすべきだろう。スーパーハイウェイの内側まで来れば、安い日本料理の定食屋も数多くある。
【Rabbitさんのサイト「チェンマイ通信」が閉鎖されるのに伴いお譲りいただいたものに、管理人が加筆修正。2014年6月アップデイト】




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