Pumpuiさんの“チェンマイ&北タイ旅コラム”

チェンマイに住む


 バンコクに住む友人の多くは、「チェンマイは旅行するにはいい街だけど、住むには退屈な街だと思う。」と言う。とりわけ、スクンビット通り沿いのコンドミニアムに住み、日本語でこと足りてしまう環境に慣れてしまうと、チェンマイに住むことは難しいのかもしれない。バンコクで、日本の金銭感覚で生活できれば日本と同様、いやそれ以上に物質的には豊かな生活ができる気がする。日本食も娯楽も、豊富に揃っている。こういう暮らしから離れられない人は、確かにチェンマイには住みにくいだろう。
 だが、そういうことを言う友人も、実際にはチェンマイは旅行で来ただけで、生活した経験のある人は少ない。1~2泊から、長くても1週間程度滞在した経験があるだけという人がほとんどだ。
 チェンマイに住む人の多くは、バンコクにも滞在した経験のある人だ。そして、バンコク(あるいはその他の街)とチェンマイを比較した結果、チェンマイを選んだのではないだろうか(筆者はこの部類に入る)。
 チェンマイの魅力については語られ尽くされた気がするが、筆者個人がバンコクとの比較という点で言うのであれば「空気のよさ」と「静けさ」をあげる。バンコクの大気汚染は、不快指数を倍増させる。車という移動手段を持てば「熱気」からは解放されるのかもしれないが、慢性化した渋滞に悩まされ続けるはずだ。最近、チェンマイでも渋滞が発生しつつあるようだが、バンコクとは比較にならない。チェンマイでバイクを移動手段にすると、マナーの悪さには閉口するが、遠出をしない限り十分用は足りると思う。最近、頻繁にバンコクに行っているのだが、用事を済ませようとすると、時間がすごく早く過ぎるように感じる。しかしそれは、ただ単に移動に時間がかかっているだけだという気がする。チェンマイに長くいると、時間感覚もチェンマイ化されてしまうらしい。そして、バンコクのあの騒音……。世界中の大都市のほとんどがこの問題を抱えているが、バンコクもその例にあてはまる。とにかく、バンコクという街は住んでいると頭の痛くなる街なのだ。

 それでも多くの外国人がバンコクに住み続けるのは、利便性を求めることもあるだろうが、タイの他の街の魅力を知らないだけなのではないだろうか、と思うこともある。先日、バンコクに長く住む友人がチェンマイにやって来た。わずか2泊の短い滞在であったが、観光スポットを回らず、バイクを借りてのんびりと、そして食事も観光客の行くような店でなく、タイ人しか入らないような店を周って過ごしていた。これまで、彼はいわゆる“観光”という面でしかチェンマイを見ておらず、「チェンマイには住めないなあ。」と話していたのだが、今回の滞在で「この街に住みたい!」という思いを抱いて、バンコクに帰っていったのだった。



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