Pumpuiさんの“チェンマイ&北タイ旅コラム”

バイクを買う


■バイクを買う(1)


 レンタルバイク生活が長く続いたが、それはそれで不都合な点も多い。一般的に言って、バイクを借りる場合にはデポジットとしてパスポートを預けなければならないことが多いが、これは、私の場合別途5,000Bを支払うことで解決した。しかし、最近では1週間単位でチェンマイを離れることも多く、契約期間との兼ね合いが難しくなってきた。
 私が使っている店は、30日間の契約をすると、使わない日数をレンタル期間から除外してくれた。つまり、あと10日ほど契約が残っている時点でチェンマイを離れる場合、バイクを返しておけば、戻って来てから残存期間を引き続き借りることが可能、というシステムである。しかし、このシステムを利用しても、ここ数ヶ月はかなり出入りの激しい生活をしていたので、面倒であることにかわりはなかった。
 だた、滞在期間のメドもついてきたことだし、“そろそろ自分のバイクを買おうかな”と考えはじめた。




■バイクを買う(2)


 とはいっても、外国人である私がバイクを所有できるのであろうか?
 調べてみると、ノンイミグラントビザを所有していれば、外国人名義も可能らしい。幸いなことに私はそれを所有しているので、この問題は難なくクリアできた。日本人の中には、タイ人の名義を借りて所有している人も多いらしい。色々と話を聞くと、あえて自分名義にしない方が都合がいい、と考える人もいるようだ。ただ、私の場合そこまで信頼できる親しいタイ人もいないので、自分名義とすることにした。
 以前、タイでバイクを買った知人の紹介で、中古屋を見に行く。彼が以前来た時よりも台数はずいぶん少なかったそうだが、それでもかなりの数のバイクが置いてあり、選ぶのに苦労した。
 日本でも中古を買ったことのない私は、なかなか選ぶことができない。それでも、数台に絞り込んだ後、エンジンの一番まともそうなやつを選び、手付金を払って店を後にした。




■バイクを買う(3)


 後日、イミグレーションへ「在留証明書」を取りに行く。これは、ノンイミグラントビザがないともらえない。私はイミグレーションに行ったのだが、日本領事館でも発行してくれるそうだ(値段は異なるらしいが)。イミグレーションへビザ延長以外の用で行くのは、これが初めてだ。
 いつもと違う建物に行って「在留証明書がほしい」と言うと、所定の用紙に記入するよう指示される。それにしても、ビザ延長の窓口と違って応対が非常に丁寧なのに驚いた。例えば、パスポートのコピーが必要だったが、係官がただでコピーしてくれた(延長の場合、窓口の裏でコピーしてくるよう指示され、1枚2Bも取られる)。証明書は約30分ほどで発行され、値段は100B。これで、バイクの名義を自分にするための準備が整った。




■バイクを買う(4)


 再び、中古屋に向かう。
 営業担当の兄ちゃんは若くてハキハキしており、まさに営業マンタイプ。ただし、バイクの知識はあまりないようで、アドバイスは参考にならない。今回は、正式に購入ということで現金を持って来店したためか、冷房の効いたオフィスの中での対応となった。手付金以外の料金を説明され支払を済ませると、登録などのため、オフィスのそばにある別の事務所に連れて行ってくれる。すべてタイ語による応対だったが、特に問題もなく言われるがままにサインなどを済ませた。外国人にとっては、こうした手続きは不安を感じるので、この種のサービス(?)は非常にありがたい。手続きの間、購入予定のバイクは最後の整備点検が行われていたようだ。手続きにはおよそ1時間かかったが、整備はまだ終わっておらず、さらに1時間ほど待たされた。なお名義についてだが、この段階では正式に私にはならず、約1ヶ月半後になるという。理由は定かではないのだが……。




■バイクを買う(5)


 受け取ったバイクに乗ってアパートに戻る。実際に走ってみると、いくつもの不具合を感じてしまった。一番気になったのは、エンジンの回転数がかなり不安定であること。店でふかした時はぜんぜん問題がなかったのに、しばらく走ってみると、Nの状態でも回転数が落ちないようだ。さらに、ブレーキも甘い……。
 そんな状態で戻って来たのだが、運よく在住のAさんと会う機会があった。「バイクを買ったのだが調子が悪い」と話をしたら、「じゃあ、ちょっと見てあげましょうか?」とうれしい申し出があったので、ありがたく見てもらうことにする。Aさんは、特にこの種の仕事をしていたわけではないのだが、なぜか何でも自分で直してしまう、不器用な私からすればうらやましい人だ。
 早速、Aさんの自宅に行ってチェックしてもらう。すると、エンジンオイルが漏れていることを指摘された。前のオーナーはこの状態でだいぶ走っていたようで、すでにエンジンがいかれつつあるらしい。実際、Aさんがエンジンオイルを補給してみると、相当な量のオイルが入ってしまった。この件と回転数の問題は、整備工場に行って部品を交換する必要があるという。チェンマイに限らず、タイでは整備工場のレベル差も大きく、下手なところに行くとかえってひどくなって戻って来ると聞いたことがある。そこで、Aさんにお勧めの整備工場を教えてもらい、後日行くことにした。ブレーキをはじめ、その他気になる細かい点については、Aさんが色々といじくってくれて、何となく直ってしまった。




■バイクを買う(6)


 後日、Aさんに教わった整備工場へ行く。エンジンオイルが漏れてしまっていること、回転数が不安定なことを告げ、この点を直してほしいと注文する。2時間ほどかかるというので、いったん店を後にした。指定された時間に店に再び出向くと「まだ終わっていない」と言う。どうやらこれから始めるところのようだ。タイらしいといえば、タイらしいが……。
 結局40分くらい待って、ようやく修理が終わった。店でエンジンをかけると直ったように思えたのだが、店員の話ではエンジンがだいぶやられているという。「少し乗ってみて、問題があったらもう一度来てくれ」とのこと。どうも、閉店時間を過ぎてしまったので、店員も早く帰りたかったらしい。これがタイだ……。
 さて、実際に乗ってみると、オイル漏れは直っていたが回転数の不安定さは変わっていなかった。再びAさんに相談し、今度は一緒に工場へ行くことにした。整備工場に「**の部品を換えてほしい」と具体的に注文しなければダメなようだ。
 言われた時間に行くと、今度はきちんと修理が終わっており、Aさんが指摘した部品も交換されていた。会計を済ませ、店先でAさんと一緒にバイクをいじっていると、顔なじみになった工員に「まだ何か気になる?」と話しかけられた。注文した件とは別のことで気になる点があったのでそれを伝えると、彼はおもむろに調整し始めた。やはり、工員というのはバイクをいじるのが好きなのだろう(もちろん、営業的な意味合いもあるのだろうが)。修理しながら工員が「これ、買う前に整備されていないと思うよ」と言った。だとすると、中古店でのあの2時間はいったい何だったのだろう???結局、部品交換を勧められ、予想外の出費を強いられた。
 さて、実際に走ってみると、以前ほどの不安定さはなくなったものの、満足するレベルには至っていない。しかし、しょせんは中古、この辺が限界なのだろうか。当分は整備工場との付き合いは続きそうだ。今はこのバイクとの付き合い方をどうするか、頭を悩ませているところだ。
 レンタルはレンタルで、自己所有は自己所有でバイクについての悩みは尽きない……。



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