郊外の観光スポット

ドーイ・サケットのダムと寺院


行き方……チェンラーイへと続く国道118号線をまっすぐ進み、右手に最初に見えてくる山の頂上にあるのがワット・ドーイ・サケット。ダムへは、国道をさらに直進すると大きな看板が見えてくるので、それに従って用水路に沿って北に進む。ダムまでは国道から約6kmほどの一本道だ。ワット・ドーイ・サケットのふもとまでは、市内からソンテオも多数出ている。



ワットドーイサケット 市中心部から北西に約20kmほどのところに位置する、ドーイ・サケットと呼ばれるエリアにある寺院(ワット・ドーイ・サケット)と、村の北7kmほどのところにあるダム(クアン・メー・クワン)。
 国道118号線を道路標識にしたがって右折してしばらく直進すると、ドーイ・サケットの小さな集落が見えてくる。雑貨屋やソバ屋などがあるほか、チェンマイ市内との間を結ぶ黄色いソンテオが列を作って客を待っている。集落を抜けると、ナーガ(7つの頭を持つコブラをかたどった水信仰のシンボル)が両脇を守る長くて急な石段へと行き着く。自動車やバイクの場合は、山を回りこむようにして寺院までの舗装道が続いているので、そのまま一気に頂上まで行ける。
 寺院自体は歴史が浅いようで、チェディ(仏塔)やヴィハーン(本堂)、大きくて真っ白な仏像などすべての建造物は新しく、まだピカピカしているというカンジ。ヴィハーンの内壁には、チャイワット・ワンナノーンという画家(?)が4年の歳月をかけて描いた、アバンギャルドな仏陀物語が異彩を放っている。また、チェディは内部に入ることができるようになっており、中央にはいくつかの仏像が安置されている。敷地は思いのほか広く、寺院のほかにかなり大きな学校や、飲み物などを売っている売店もある。
 頂上からの風景は木にジャマされて意外にひらけていないが、西にはチェンマイの市街地とそこに向かってまっすぐ伸びる国道が、東にはワン川流域との分水嶺を成す北タイの山々の連なりが遠くに見える。
 ここに来るならば、往復118号線ではあまりに味気ないので、どちらか一方をボー・サーン経由にすることをおすすめする。ボー・サーンの街へと続く国道1014号線は、行き交う車も少なく、沿道にはのどかな農村風景が続く、バイクでドライブするのにぴったりといったカンジの田舎道だ。

ドーイサケットのダム 一方ダムへの入口は、寺院への道との分岐点を過ぎてしばらく行ったところにあるコンクリート製の大きな看板が目印になる。国道118号線をはるかチェンマイ寄りに戻った中国墓地の看板が出ているソイ(小道)を入っていっても行けるが、途中の道はY字路やカーブが複雑に入り組んでおりわかりにくい。
 大きな看板を左折するとすぐにチェック・ポストがあるが、呼び止められたりすることはないようだ。ダムへの道は、左手に雑木林、右手には用水路が流れその向こうに小さな山の連なりが続く単調な一本道で、ダム入口までの約6kmの道中には集落などはほとんど見あたらない。いいかげん飽きた頃に、ダムの巨大な土手といくつかのダム関係の事務所や発電所のような建物などが見えてくる。このあたりまで来ると、用水路は硫黄のニオイを漂よわせているが、温泉のようなものはないようだ。
 道は、ダムの手前で3叉路になっているが、どの道を直進しても土手の上にあがってダムを眺めることはできない。上に行くためには、3叉路から一番左の道をしばらく進み、恐らくダム関係の仕事に就く人たちが住む家が立ち並ぶ集落へと続くガタガタの道へ入っていく。集落を抜けゲートを越したところにある道を右折してまっすぐ坂を登ると、土手の上に出る。
 土手上の道は、ダムの周囲をぐるりと取りかこんでいると思われるのだが、途中で鉄柵がおろされており、ずっと先まで進むことはできない。ダムの岸にはボート乗り場もあり遊覧観光できるほか、乗り場の周りで釣りを楽しんでいる人も見受けられる。ダムの周囲には売店、レストランなど一切ないので、長く滞在するつもりなら、街で食べ物などを買って持参する方がいいだろう。ほかにも、集落を抜けたゲートを左折し、すぐに右折して森の中にダム関係の事務所が散在している一角を過ぎた先からも土手の上にあがることができるが、ダム沿いの道はやはりゲートで閉ざされている。
 ちなみに、このメー・クワン・ダムは名前の通りクワン川をせき止めて作ったもので、川そのものはチェンマイ西部を南下、ラムプーンの街なかを抜けて、最終的にはパーサーンの北でピン川と交わっている。
【2001年11月】



他社で安い価格を見つけたら差額を返金




HOMEへ レポートを書く TOPへ