名前のないレストラン

カーオソーイ・イスラム


場所:チャーンクラーン通り、チェンイン・プラザの前からチャルンプラテート通りに伸びるソイ1(小道)を入ってほぼ中ほどの左手



カーオソーイイスラム 街の中心部、チャーンクラーン通りに位置するチェンイン・プラザの周辺は、今日ではナイトバザールをはじめとするみやげもの屋やレストランなどが連なるショッピング・エリアとして国内外の観光客を集めているが、その昔は、雲南地方やラオスとビルマ、中部タイとを結ぶ交易の中継地点として、チン・ホー(馬に乗った中国人という意味)をはじめとするさまざまな隊商が行き交う一帯であった。特に、チェンイン・プラザのほぼ真向かいからチャルンプラテート通りに伸びるソイ(小道)は、隊商の馬を停めておく場所となっていたので、移住したチン・ホーの末裔たちが今でもムスリムっぽい(ほとんどのチン・ホーはイスラム教徒であった)テイストのアイテムを販売する店を開いており、異彩を放っている。
 そのソイの中ほどに、真っ白な店構えのカーオソーイの店がある。6~7年前までは、並びに数軒同じような店があったのだが、今ではなくなってしまったか、開いてはいるものの寂れたカンジになってしまった。
 この店で出されるカーオソーイの最大の特徴は、乾麺を使っていることだ。前述のようなこの地域のエリア特性を考えると、伝統的なカーオソーイが食べられるのかとも思われるのだが、乾麺を使うことが果たして伝統的なのかどうなのかは判然としない。ただ、やはり乾麺独特の風味が出ていることは確かである。肝心の味にはこれといった大きな特徴はなく、ほかの店のカーオソーイとの明確な相違点は見出せない。バリエーションも、ガイ(鶏肉)、ヌア(牛肉)、ルークチン(つみれ)などどこにでもあるもので、当然のことながらムー(豚肉)はない。価格は、タンマダー(普通)が25B、ピセート(特別)が30Bとなっている。カーオソーイ以外にも、カオモックガイ(鶏肉のカレーピラフ。ペッ(アヒル肉)もあり)、クエティオ(きしめん)、キヨウ(ワンタン)、ポッピア(春巻)などがある。
 一応、店の入口には「カーオソーイ・イスラーム」という看板(タイ語のみ)を掲げているが、あまりにも一般的な名称なので、ここでは“名前のないレストラン”として扱うことにした。
 営業時間は、他のカーオソーイの店同様、朝から午後3時ごろにかけてで、昼時が一番賑わっている。客も多くはムスリムのようで、チャドルを頭からかけた女性が目につく。



日本最大級の海外現地オプショナルツアーの予約サイト




HOMEへ レポートを書く TOPへ