メガストア(大規模流通店舗)

セントラル・フェスティバル・チェンマイ


住所:住所:99,99/1,99/2 Moo4 T.Faha
TEL:053-998999



チェンマイ北東部にある高級デパート&ショッピングモール、セントラル・フェスティバル・チェンマイ(1) 市の南東部のスーパーハイウェイ(国道11号線)沿い、チェンラーイ方面へと向かう国道118号線とのサーンデック交差点の北東角に2013年11月オープンした、おそらく現在チェンマイでは最も高級なショッピングセンター。

 セントラル・フェスティバル・チェンマイの建物は正面がスーパーハイウェイに向かって作られ、オレンジ色の波打つようなフォルムとコムローイ(天灯:ローイクラトン祭りの時に空に上げられる熱気球の一種)を象った白い円柱がいくつも張り付いた壁が印象的だ。実際のビルディングは地上5階、地下1階建てでL字型をしており、このスーパーハイウェイに面した部分からほぼ直角に国道118号線に沿うように伸びている部分のほうが正面の数倍の大きさがある。
 エアポートプラザ、カードスアンケーオなどと同様、売り場は大きくテナント集合体部分とセントラルデパート部分とに分かれている。前者は、正面玄関に掲げられた案内板をカウントしたところ、全部で229のショップやレストランなどがあり、その中にはチェンマイではここにしか入っていないものが数多く含まれている。なお、最も比率が高いのは飲食店で、60店舗(クーポン食堂を除く)と全体の約1/4を占めている。

 以下、テナント集合体部分の各フロア、およびセントラルデパートの特徴などを記す。

■地下1階
 案内看板では“Ground Floor”と書かれている。売り場として使われているのは正面に近いほうの一部だけでほとんどのスペースが駐車場になっており、上階に比べるとかなり狭い。
 お濠の中やターペー通りに店がある人気店のハーブ・ベーシックスをはじめワトソンズ、bootsなどのドラッグストア、化粧品店が多いが、高級スーパーのセントラル・フードホール、文具やオフィス家具を扱うオフィスメイト、さらには7軒ほどの小さなクーポン食堂がある。ピン川右岸を走るファーハーム通りとスーパーハイウェイ沿いに店を構える有名店のカーオソイ・ラムドゥアンが入っているので、もしここに来てチェンマイ料理が食べたいなら立ち寄ってみるといいだろう。

■1階
 日本でも人気の高いH&M、zara、アメリカン・イーグルのほか、Marks&spencer、cath kidston(もちろん本物(笑))、チェンマイで3店舗目となるユニクロがある。ちなみに、エアリズムの男性向けアンダーシャツが390THB、ライトダウンベストが1,990THBなど日本での通常価格と比較すると2~-3割は高い感じがするが、中には日本で1,500円の長袖Tシャツがセールで390THBなどお買い得商品もあったりする。このモール内で一番袋を持っている人を多く見かけるのがこのユニクロだ。
 また、スターバックス・コーヒー、コールドストーン・クリーマリー(アイスクリーム)といった飲食店も、正面側のエリアに店を構えている。

■2階
 スポーツファッション&用品店のスーパースポーツ、ノースフェイス、アディダス、サムソナイト、クロックスのほか、ラングラー、リー、リーバイスなどのジーンズショップ、家電のパワー・バイ、書籍と文具を扱う日本でいえば紀伊國屋書店のようなB2Sなどがある。

■3階
 カメラ屋、携帯ショップが多数を占めているほかソニー、サムスンなどの電機メーカーの直営ショップがある。バンコク銀行、カシコーン銀行、サイアム・コマーシャルバンクといった銀行もこのフロアに集中している。
 また、4階も含めた正面部分は「Sub-Zero IceSkate」という、現在ではチェンマイで唯一のアイススケート場になっている。リンクは50*25mほどでそれほど大きくはないが、平日でも結構な人が遊びに来ている。

■4階
 100円(タイでは65THB)ショップのダイソーがある。531平方メールの売り場面積は、おそらくチェンマイで最大。ほかにはスパ、高級美容室(カット&ブロー600THB、シャンプー300THB~など)、スキンクリニックなどが多い。ちなみに、高級美容室には日本人の美容師もいて要予約でカットが800THB(!)という価格設定らしい。
 また一部はレストラン街とフードコートになっており、回転料理(寿司、シャブシャブ、天ぷら、餃子、フライなどの一品料理が回っている。食べ放題で339THB)のMiyabi、シャブチャン、日本食のsachiなどがある。フードコートはできたばかりでたいへんきれいだが、エアポートプラザと比較するとかなり規模が小さい。

■5階
チェンマイ北東部にある高級デパート&ショッピングモール、セントラル・フェスティバル・チェンマイ(2) このショッピングセンターを最も特徴づけていると言ってもよいと思う、日本食オンパレードのレストラン街。規模はクルンテープ(バンコク)のスクムビットにあるゲートウエイ・エカマイを見てしまうとこじんまりとした感は否めないが、もしチェンマイで日本食が恋しくなったら、ここに来るのが一番手っ取り早いかもしれない。やよい軒、オイシ・ラーメン、8番ラーメン、Sukishi、Shabushi、MKスキなどの定番に加え、Fumi、博多ラーメン、鉄板焼の宮崎(カウンター式で結構本格的に見える)、チャブヤ豚骨ラーメン(219THB~!)、吉野家(牛丼89THB)、大戸屋(しまほっけ炭火焼定食349THB)などがずらりと軒を連ねている。2013年12月現在、平日の昼時でも店によっては席待ちの行列ができている店がある一方で、客がほとんど入っていない店もある。そのためか、2015年にはとんかつのさぼてんが早くも撤退した。
 ほかには、サンタフェ・ステーキ、シズーラー(サラダバー&グリル)、ピザ・カンパニー、さらにはS&Pやブラックキャニオンといったカフェレストランがある
 スーパーハイウェイ側は10のスクリーン(一部3Dと日本でも2013年に初導入されたばかりの4DX)を備えたシネコンになっており、雰囲気は日本のイオンなどのそれとまったく変わらない。

■セントラルデパート
 建物の一番東の部分を占めている。チェンマイ市内にある他のセントラル系のデパートよりもかなり高級感を打ち出した内装が施されている。百貨店なのでアパレル、服飾雑貨、家庭用品など何でも揃っているが、入っているテナントは日本でよく見かける外国有名ブランドからタイローカルのアパレルメーカーまで幅広い。また、スーツケースのサムソナイトはなぜかこちらにも店を構えている。カニバリゼーション(共食いを意味するマーケティング用語)を起こさないのだろうか……。
 特筆すべきは3階に入っている無印良品だ。チェンマイ初進出となる無印良品(MUJI)は、日本にある店舗に比べると規模はかなり小さいものの造りはまったく変わらず、売っている商品も日本で売られているものをそのまま持って来てタグの上からタイでの料金が印刷されたシールを貼っているだけだ。そのためか、日本で420円のやわらか2面スポンジが229THB、1,900円のネッククッションが1,180THB、15,000円の33リットル・スーツケースが特売でも5,990THBなと。どの商品も日本よりかなり価格が高くなっている印象を受ける。
 商品に付けられているタグやまとめ買い商品を束ねる紙の商品説明書き兼価格表示カバー(?)をタイ語にし、さらには買った商品を入れるビニール袋までタイ製になっているユニクロとの販売戦略の違いが際立っており、実におもしろい。

 オープニングイベントが開催された舞台には、“タイ北部で最高&最大のショッピングモール ”と書かれていたが、個人的にはおそらく空港近くにあるエアポートプラザのほうが売り場総面積は広いのではないかと思う。
 エアポートプラザのノーザン・ビレッジのようなお土産物店ばかり集まったブロックがあるわけでもなく、旅行者がわざわざ足を運ぶようなところではないと思うが、日本食が恋しくなった時、あるいはタイの地方都市の高級ショッピングセンターがどのようなものか見てみたい、というような時には訪れる価値があるだろう。
 バンコクとは比較にならないくらいマーケット・サイズの小さいチェンマイで、同時期にオープンしたプロムナーダ・リゾートモール・チェンマイ、2014年1月にオープンするMAYAなどの競合とどのような差別化を図って生き残って行く(行ける)のか、長年マーケティングに関わってきた自分にとっては、とても興味深い存在である。

 車止めにはトゥクトゥクなどが客待ちしていることが多いが、もし見当たらなければ交差点の斜め向かいにあるアーケード・バスターミナルまで7~8分歩けば間違いなく帰りの足も確保できる。
 営業時間は月曜から木曜が11時から21時30分、金曜から日曜および祝日が10時から22時となっている。。
【2015年12月アップデイト】



   




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