ホテル宿泊詳細レポート(中級~経済的ホテル)

Baan U Sabai Boutique House


住所:213/7 Mahidol Road
TEL:053-904444
FAX:053-904445
WEBSITE:http://www.baanusabaihotel.com/
E-MAIL:info@baanusabaihotel.com



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チェンマイ市内南部にある中級ホテル、バーンユーサバーイブティックハウス(1) チェンマイ市内やや南部のチェンマイ空港にほど近い場所にある、中級のブティック・ホテル。

 ホテルの建っている場所は、チェンマイが初めての人にとっては少々わかりにくいかもしれない。エアポート・プラザ(ショッピングセンター)のあるエアポート交差点角からマヒドーン通りを西(空港とは反対方向)に立体交差に沿って200mほど行き、ソイを左折して100m、もしくは同交差点からティパネット通りを北に250mほど進みソイを右折して200mくらいのところにある。どちらのソイも交差点から行くと最初の路地になり、また入口にも案内看板が出ているので迷うようなことはないだろう。ソイは小さなオフィスや廃品回収業者の作業場などがある程度でホテルの前は広大な空き地になっており、夜遅くは人通りもなく多少不安になるかもしれないが、危険を感じるようなことはない。
 ホテルの建物は、通りから見ると幅30mほどの濃い茶色に塗られた総チーク造りになっており、重厚感がある。タイ風の屋根のついたエントランスから中に入ると広々としたロビーがあり、中央に木製のイスとテーブルが置かれ、左手が朝食会場のレストラン、右手がフロントになっている。客室数が14と少ないのでフロントもこじんまりとしておりスタッフが2人いる程度だ。ロビー奥はプールになっており、その右手の建物がメインの客室棟になっている。客室は、テラスから直接プールに入ることができる1階の“デラックス・プール・アクセス”と2階の“スーペリア・プール・ビュー”に分かれているが、自分はプールに対する執着がないので後者に宿泊することにした。総チーク造りということで、ロビーこそ床がタイル張りになっているが他は客室のシャワーブースを除いてすべて木製になっていて、ロビーの奥に部屋番号が書かれた下駄箱が置いてあり、そこで靴を脱いで中に入っているサンダルに履き替えて客室に向かうという珍しいスタイルになっている。木の床で音が響くため、フロントや客室内などには「大きな音を立てないで」という注意書きが出ていたりしていて、ホテル内部は非常に静か。普段はやかましくてうっとうしい中国人もここでは静かにしているように感じられた(笑)
 階段を上がると、向かいの広大な空き地(荒地)を望む12畳ほどのホールがあり、木製のイスとテーブルが置かれている。東に面しているので午前中は陽が当たって暑いだろうが、夕方などには開放的な雰囲気に包まれている。ホール右手はロビーの上になり、ここにも客室がある。
 今回用意された部屋は、ホールから左のメインの客室棟の一番奥の部屋であった。木製の扉を開けて最初に感じたのはチーク材の持つ独特の質感だ。なかなかうまく言葉では表現できないのだが、他の木材とは異なる高級感、存在感がありながら決して重たすぎたりでしゃばったりしていない。昔の人々がこの木に魅せられた気持ちが客室に入った瞬間に少しだけ理解できたような気がした。床はピカピカに磨き上げられており、ほこりっぽいチェンマイで毎日この状態を保つにはかなりの労力をかけなければならないだろう。部屋に入ると、左手がバスルーム、奥がベッドスペースになっている。インテリアもすべて木でできており、ベッドは天蓋つき。イスとテーブルのほか、ライティングデスクもある。冷蔵庫にはビールやソフトドリンクなどが入れられているが、缶コーラが20THB、缶のチャーンビールが40THBとかなり良心的な価格設定になっている。一番近いコンビニは歩いて5-6分かかるところにあり、しかも交通量の多い大通りを渡らなければならないので、この値段であればわざわざ買いにいくこともないと感じた。なお、ミネラルウォーターは無料で2本が毎日サーブされる。ほかにはセーフティーボックス、クローゼットの中にはワッフル生地で着心地のよいナイトウェアなど、必要なものはひと通り揃っている。部屋の奥の窓の先はテラスになっており、やはり木製のイスが2客とテーブル、灰皿に物干しラックが置かれている。テラスの向かいは大きな給水塔のついた従業員用の作業棟になっており景色は決してよくなく、また大通りの車の騒音も多少聞こえてくるが、それでもシャワーを浴びた後にのんびりとくつろいだりすことができる。
チェンマイ市内南部にある中級ホテル、バーンユーサバーイブティックハウス(2) バスルームは多少狭い感じがするが、湯沸し器付きのシャワーブースは湯量・温度とも十分。シャンプー、コンディショナー、シャワージェルが備えられており、ドライヤーも置かれている。値段から言ってさすがにバスタブはないが、ぜんぜんがまんできるだろう。
 朝食は、ロビーのフロント向いのスペースで取る。レストラン、と呼べるようなものではなく(おそらく朝食の時間帯以外は営業していないものと思われる)、質素なテーブルとイスが4つほど置かれているだけである。部屋数が少ないので料理はビュッフェではなく、前日に外出から帰ってきてルームキーを受け取る時に4種類の料理が載ったメニューが提示されて、時間とともにオーダーするようになっている。卵料理にベーコン、ハムなどが添えられた洋食とチョーク(米粒のないお粥)などのタイ料理があるが、チョークはもしかしたら水の加減を間違えたのか、まるでオートミールのようなドロッとした糊のような状態のものが出てきて、これは正直いただけなかった。ほかの洋食も全体的にシンプル、というか質素な感じで、部屋の値段相応と言えば言えなくはないが、建物や部屋の雰囲気とは少々釣り合いが取れていないような気がして残念だった。

 エアポート交差点のはす向かい、徒歩5~6分のところには土産物屋街や多数のレストランを併設した巨大ショッピングセンターの“エアポート・プラザ”があるほか、カントーク・ディナーの“オールド・チェンマイ・カルチュラル・センター”、土曜の夜に開かれるウアラーイ通りの歩行者天国には楽々徒歩でアクセス可能だが、お濠の中の旧市街やナイトバザール方面に歩いていくのは厳しい。が、ホテルで自転車が無料で借りられるほか、空港まで無料で送ってくれるサービスもある(要予約)。
 ロケーションを考えると、チェンマイが初めての人には向かないかもしれないが、チェンマイが何回目かでもう主要な観光スポットには行かなくてもいい人や、外国人がうようよしているような雰囲気が好きではない人にはお勧めできると思う。特に、チークの木の感触に包まれたホテルに泊まる、という経験はチェンマイでもなかなかできないので、その点だけでもお勧めに値するホテルであることは間違いない。
【2014年11月】


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