ホテル宿泊詳細レポート(チェンマイ以外のタイ北部の街)


Manee Dheva Resort and Spa(メーチャン)


住所:352 Moo4 T.Pasang A.Mae Chan C.Chiang Rai
TEL:095-5764690
WEBSITE:http://www.maneedhevaresort.com/
E-Mail:maneedheva@gmail.com



タイのホテル予約サイトNO.1のAGODAで詳しい情報を見る

日本円払いなら最安値のことが多いエクスペディアで空室・料金を調べる


タイ最北部の街メーチャンの山のふもとにある高級リゾートホテル、マニーデバリゾートアンドスパ(1) チェンラーイから北に40kmほど行ったタイ最北部のミャンマー国境の街メーサーイとのちょうど中間で、かつチェンセーン(ゴールデントライアングル)への道との分岐点にもあたるメーチャンの街から約10km西に入ったドーイ(山)・メーサローンの麓にあるわずか9室の田園リゾートホテル。

 行き方としては、チェンラーイからだと国道1号線を北に30kmほど進みメーチャンの街を通り過ぎ、チェンセーンへと続く国道1016号線との交差点を見やって2kmほど進むと国道1130号線との信号のある交差点にぶつかる。交差点を左折して1130号線へと入って小さなアップダウンが続く片道1車線の道をおよそ10km進むと、左手にホテルが見えてくる。このサイトで紹介しているカティリア・リゾート&スパの入口からだとさらに3kmほど進んだところだ。
 国道からは小さな2階建ての白い壁の建物がポツンと見えるだけが、こちらは1階がフロントとロビー、2階がレストランになっている。ホテルの敷地に入って蓮田の間を通って駐車場に車を止めると、フロントからスタッフが出迎えてくれることだろう。小さなライブラリーを備えたロビーを兼ねたフロントでチェックインを済ませると、スタッフがウエルカムドリンクを持ってきてくれ、上階のレストランで飲むように勧めてくれる。初めてここを訪問して、階段を上がって行ったレストランから見る景色はとても印象深いものになるに違いない。西にはドーイ・メーサローンへと続く山並みがはるか遠くまで見渡せ、南に続くホテルの敷地は一面田んぼでその先にこれから滞在することになるコーテジか小さく見える。刻々と変化していく雲の流れやほほをなでる風、空を舞う鳥たち……たまに国道を通る車を除けば人工的な音がまったく聞こえない自然たっぷりな雰囲気に時間がたつのを忘れてしまうほどだ。
 そうこうしているうちに、スタッフが客室へと案内してくれる。周囲に境界線を示す柵などがないのでホテルの敷地がいったいどのくらいあるのか正確にはわからないのだが、見た感じでは少なくとも幅100m、奥行き400mは優にあるのではないだろうか。スタッフが運転するカートに乗って田んぼの真ん中に作られた砂利道をず~っと進み、スパがある小さな林を抜けた先まで進んださらにその先に客室エリアがある。カートを降りると田んぼの中に作られた高さ幅ともに1mほどのコンクリート製の通路を進む。
 これだけ広い敷地を有しながら、冒頭にも書いたように客室は何とわずか9室しかない。田んぼの真ん中に通路にツラを合わせた高さ1mほどの柱を立て、その上にコテージをポンと乗せたような作りになっており、まさに田園リゾートという感じだ。室内は豪華さはないものの、自然を楽しむにはうってつけだ。部屋によって構造は異なるが、30畳以上あるメインスペースにはベッドごとに蚊帳のついたベッド、小さなソファ、テレビなどが置かれた棚がある。横のガラス引き戸を開けた先が冷蔵庫やティーセット、クローゼットが置かれたユーティリティ・スペースで奥のガラス扉を開けると何もなくすぐ下が田んぼになっている。もう一方の横の木の扉はバスルームの入口で、バスタブの周りは目隠し用のフィルムが貼られたガラス壁になっている。バスタブの足元側にはシャワーブースが作られている。なお、アメニティはシャンプーにボディソープ、固形石鹸に綿棒ていどしか用意されていないので、必要なものは持参したほうがいいかもしれない。
 ベッドルームの奥は前面ガラス張りで先がテラスになっており、イスとテーブル、部屋によってはデッキチェアが置かれている。柵のないテラスの端まで行くとこれまた下は田んぼになっており、カニやタニシ系の大きな貝をたくさん見ることができる。また、夕暮れ時などは田んぼにたくさんの大型の鳥の群れが降りてきてエサをあさったりするのを見ることもできる。
 これだけの自然のまっただ中にあるコテージなので虫やヤモリなどのさまざまな生き物が出るのは当たり前で、部屋にはコンセントタイプの虫除けが置かれているほか、虫の侵入を防ぐためのアドバイスが書かれた紙が置かれているので、部屋に入ったらまずは読んでおいたほうがいい。自分はそのアドバイスにしたがっていたのだが、一度部屋の中に10cm以上ある巨大なバッタが侵入してきてビックリしてしまった。また、自分の泊まった部屋のクローゼットや冷蔵庫が置かれた小部屋は天井近くがオープンになっていたので、夜にライトを消し忘れたりするとそれこそ虫だらけになってしまう。ホテルに向かう途中でスプレー式の殺虫剤を1本買ってくると安心かもしれない。
 季節によっては複数種のカエルの大合唱、スレートのような素材の屋根にあたるスコールの激しい雨音で眠れないくらいのこともあるが、それもこのリゾートの魅力のひとつだと思ったほうがよい。部屋にはwi-fiも飛んでいない(携帯は使える)しテレビはあるがこれだけの自然に触れるとスマホもあまり見たくなくなり、ましてやテレビをつけたいとも思わなくなるから不思議だ。

タイ最北部の街メーチャンの山のふもとにある高級リゾートホテル、マニーデバリゾートアンドスパ(2) 周囲にはレストランや商店はおろか、人家ですら簡単に歩いて行けるような距離にはないので、滞在中の食事は基本的にホテルのレストランでとることになる。しかし、実はこのレストランの料理が抜群においしいことが、自分が毎年ここを訪れる大きな理由のひとつになっている。
 客室からレストランまでは、フロントに電話してカートに迎えに来てもらうこともできるが、できることなら完全に陽が落ちる前に夕暮れ時の空気を感じながら歩いていくとよい。路面は砂利だが、両脇にはライトが灯されており歩きにくいというようなことはない。先にはライティングされてそこだけ非常に明るくなったレストランの建物が浮かぶように見えている。テーブルにはキャンドルが灯され、霞なのか雲なのか白いものがかかった暮れゆく周囲の山々や田んぼ、その間に続くライトがついた客室エリアへの道などを眺めていると気持ちが洗われていくのがわかる。
 メニューは基本的にタイ料理中心で若干の西洋料理もある。このようなロケーションで客室が9しかないため用意されているメニューはそれほど多いわけではないが、1週間の滞在なら飽きないくらいのバリエーションはある。一品料理以外にも、カーオパット(炒飯)やカーオソーイ(タイ北部名物のミャンマー風カレーラーメン)のようなものもあるので、一人で泊まったとしても食べるものに困るようなことはない。これまでの滞在でおよそほとんどの料理を食べたが、個人的に特にお勧めできるものとしてはライチーの入ったローストダックのレッドカレー(ペットヤーン・ゲーンペット・サイリンチー)、バナナのつぼみのタイ古式和え物(ヤム・フアプリー・ボーラーン)、山の川岸に生える青菜と豚カリカリ揚げのオイスターソース炒め(パット・パックウー・ムークローブ)、揚げた魚の北タイ風唐辛子ハーブ和え(ラープコア・プラー)、ピックガイバーン・トート(地鶏の手羽先揚げ)と言ったところだろうか。
 なお、レストランで出されるご飯はすべてホテル内の敷地で栽培されたオーガニック米で、普通の香り米の白米、香り米の玄米、ライスベリー(香り米と黒米を交配させた健康紫米)、もち米が用意されているので色々と試してみると楽しいと思う。これらは、フロントでお土産としても売られている。
 メニューはタイ語、英語併記だが料理の写真などはないので、わからないことはウエイターに質問するとよい。
 朝食もこちらでとることになるが、予約に含まれている場合はコンチネンタル、アメリカン、タイ式のいずれかからのチョイスとなる。なお、卵の調理方法などは選べるほか、ついてくるトースト以外にクロワッサンも有料で追加が可能だ。ホテルの雰囲気や夕食に比べるとかなり質素な感じで、卵料理はソーセージ1本にハムが1枚添えられているだけということが多いが、フルーツが盛りだくさんなほか時期によっては自家製のリンチー(ライチ)ジャムが出されることがあり、夜とはまた違った朝の周辺の景色を眺めながら食べるとまた格別な感じがする。

 このホテルのオーナーはドイツ系フランス人の男性で、その関係か宿泊客は圧倒的に白人旅行者が多いのだが、実は大学では日本語を専攻しフランス企業の日本支社で2年間ほど働いていたことがあるそうで、結構上手に日本語を話すこともできる。
 すぐ近くにあるカティリア・マウンテンリゾート&スパとの比較でいえば、設備の豪華さや山の上というロケーションから見える景色という点では劣るものの、田んぼの真ん中で自然を満喫できる環境や何より食事のおいしさではこちらが圧勝だと思う。実際、カティリアに宿泊しながら食事だけはここに食べにくるお客さんも多いらしい。
 チェンラーイ空港との送迎もしてくれるが、タイ最北部のミャンマー国境の街メーサーイ、ゴールデントライアングル(ソップルアック)と遺跡の街チェンセーン、中国国民党の落ち武者村で今はお茶が有名な観光地のドーイ(山)・メーサローン、その昔麻薬王クンサーの軍事キャンプがあった村のバーン・ヒンテーク、王室の別荘がある風光明媚なドーイ(山)・トゥンなど周囲に観光スポットは事欠かないので、できれば自家用車(レンタカー)で訪れることをお勧めする。
 特に雨季であればそれほど料金も高くなく、乾季に比べて田園リゾートとしての魅力である緑いっぱいの環境をかえって楽しめるので、日本の夏休みに家族でタイドライブ旅行、などというのに最適のホテルだと思う。
【2018年3月】



タイのホテル予約サイトNO.1のAGODAで詳しい情報を見る

日本円払いなら最安値のことが多いエクスペディアで空室・料金を調べる




HOMEへ レポートを書く TOPへ