ホテル宿泊詳細レポート(チェンマイ以外のタイ北部の街)


PIYAPORN PAVILION HOTEL(メーサーイ(ミャンマー国境))


住所:925/36 Moo 1 T.Wiangphangkham A.Maesai C.Chiang Rai
TEL:053-731395、731386
FAX:053-733359
E-MAIL:piyapornpavilion@gmail.com



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タイ最北部、メーサーイにあるピヤポーンバビリオンホテルの外観 タイ最北部、ミャンマー国境の街メーサーイにある、おそらくこの街では最も高級な部類に入るホテル。

 このホテルのロケーションは、まさに国境の雰囲気を味わう、もしくは実際に国境を越えるためにあると言っても過言ではないだろう。国道1号線をチェンラーイ方向から来てメーサーイの市街地に入り、国境方面にどんどん向かってくると正面に大きなタイ側国境のゲートの建物が見えてくるが、その400mほど手前のソイ(路地)を左折してすぐのところだ。国道沿いのソイの入口の電柱に看板が出ているのだが、経営が同じと思われるピヤポーン・ヒルズ、ピヤペット・プレイス、という似たような名前の看板が目立つ色で一緒に掲げられており、ピヤポーン・パビリオン・ホテルのものは茶色でソイ(路地)の中側にあるので、特に車を運転している場合は注意して見ていないと通り過ぎてしまうかもしれない。明るい緑とピンク地に“Pipapetch Place”、“Piyaporn Hill”と書かれた系列ホテルの看板を目印にしたほうがわかりやすいだろう。ホテルは、ソイを入ってすぐの左側にある。
 なお、街の入口近くの国道沿いにもピヤポーン・プレイスという大きくて立派なホテルがあるが、こちらも違うので間違えないように。
 ソイに面した部分は広い駐車場(地下にもある)になっており、その奥がタイヤイ(シャン)族式のいく層にも重なった屋根を持つエントランスのついたクリーム色の壁の7階建てのホテルの建物になっている。まだできてからそれほどたっていないようで、外壁も美しい。エントランスから建物内に入ると、正面がフロント、右手がレストランになっている。フロントは、ホテルの規模からするとかなり小さく感じられる。カウンターにいるスタッフ、ベルボーイなどは正直言ってあまりやる気の感じられないダルな雰囲気(笑)だが、タイ北部の地方都市の宿はおおむねこのようなものだろう。

 部屋は、スーペリア、デラックス、スイートの3タイプに分かれているが、今回はデラックス・ルームに宿泊した。扉を開けての第一印象は“ひ、広い……”。長方形の客室は、優に30畳近くあるのではないだろうか。しかし、部屋のファシリティーはいたってシンプルで、ダブルベッド、4人が座ることのできるラタンのソファーセットにDVDプレーヤー付きテレビ、造花とティッシュが置いてあるドレッサー兼ライティングデスク程度だ。洋服を収納するクローゼットは側板のない木製のフレームにパイプが渡してあり、ハンガーが2~3本かかっているだけというシンプルな作り。かばんなどを置くラックはクローゼットの脇に大きなものがある。ベッドとソファーセットが置かれているところと反対側の壁のテレビや鏡台の距離がありすぎて、何かガラーンとした印象を受けるだけでなく、ベッドに寝転がってテレビを見ようと思ってもよく見えないくらいだ。ベッドの上の壁には簡単な装飾があるが、床は塩化ビニールのような素材、窓にかかっているカーテンもごくごく普通の青い布といった感じで高級感はない。が、ブティックホテルではないのだし、できてまだ間もないことなどもあって清潔感はあり、十分合格点はつけられるだろう。
タイ最北部、メーサーイにあるピヤポーンバビリオンホテルのデラックスルーム テレビの下には冷蔵庫があり、ミネラルウォーターが毎日2本サーブされるほか、電気ケトル、インスタントコーヒーやコーヒーカップもあるが、インスタントコーヒーは補充がなかったので2泊目は近所のコンビニから買ってこなければならなかった。ベッドサイドにはwi-fiのユーザーIDとパスワードが書かれたものが置かれていて、宿泊期間中はまったく問題なく使うことができた。
 バスルームも非常に広く、バスタブと独立したシャワーブースがついているが、シャワーのほうは熱いお湯が出るのにバスタブのほうはなぜか微妙にぬるいお湯しか供給されず(給水系統が別?)ちょっと残念だった。冬のメーサーイ(自分が泊まったのは1月)はかなり冷え込むので、ぬるいお湯に浸かっていると風邪を引きそうで、結局熱いお湯の出るシャワーだけを使ことになってしまった。アメニティは、シャンプーとボディーソープ、固形石鹸だけであまり質はよくない。必要があれば、国道を出たところにセブンイレブンがあるのでそこで購入することができる。
 今回泊まったのは北側の部屋でしかも5階という上のほうだったので、部屋に2つあった大きな窓からはミャンマー国内にある山並みや山腹に点在する寺院などをよく見渡すことができ、なかなか楽しかった。
 今回は、食事なしのプランだったため朝食は食べることがなかったが、外から眺めた感じでは用意されているものはそれほど豊富には見えなかった。少し歩けばタラート(市場)や白人旅行者が多く利用しているカフェテリア風のレストランもあるので、無理してホテルで食べなくてもいいように思う。メーサーイでは、特にカーオ・フンなどタイヤイ(シャン)族の珍しい料理がたくさん売られているので、ぜひ試してみてほしい。

 メーサーイに限ったことではないが、国境の街というのはどことなく危険なというか猥雑なというか、何とも言えない独特の空気や雰囲気に包まれていることが多い。そして、そこにある宿は基本的には観光の拠点や長逗留する場所としての機能は求められておらず、国境通過のためにある意味しかたなく一泊する、というようなケースが多い。そのため、ホテルのほうも一見の客相手と割り切っているのか、値段の割にメンテナンスやサービスがおざなりのところが多く、コストパフォーマンスが悪いことが多いような気がする。 このピヤポーン・パビリオン・ホテルもチェンマイの同価格帯のホテルと比較してしまうと特に設備面で見劣りするが、それでもバックパッカーではない、普通の日本人旅行者だったら十分に耐えられる(より国境に近い大型のワントーン・ホテルは、こちらより割安だが清潔感という点ではかなり厳しかった)だろう。

 国境が近くミャンマー側のタキレク観光にも便利、タイのほかの場所では見られないようなミャンマーからの珍しい商品などが並んでいる大きなタラート(市場)がすぐ南、小山の上にあるワット・ドーイワオ(通称サソリ寺)のふもとに並ぶ中国からの品物が大量に売られているアーケード街も至近であるなど、メーサーイという街を堪能するのには絶好のロケーションのホテルである。
【2015年1月】


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