ホテル宿泊詳細レポート(高級ホテル)


RATI LANNA RIVERSIDE SPA RESORT(旧:SOFITEL RIVERSIDE CHAINGMAI)


住所:33 Changklan Rd.
TEL:053-999333
FAX:053-999332
WEBSITE:www.sofitel.com/asia



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≪注≫
 2008年5月、ソフィテル・リバーサイド・チェンマイからラティ・ラーンナー・リバーサイド・スパ・リゾートに名称が変った。2007年7月のソフト・オープンからわずか10ヶ月あまりでの変更だ。資本関係や業務提携は続いているのかなど詳しいことはわからないが、現在、チェンマイのホテルではこうした名称や経営主体の変更が頻繁に起こっている。おそらく、花博以降のホテルの供給過多がその遠因になっていると想像される。

 以下は、2007年8月から9月にかけてソフィテル時代に宿泊した時のレポートです。
【2008年8月】

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ラティ・ラーンナー・リバーサイド・スパ・リゾートのデラックスルームの写真 ナイトバザールからチャーン・クラーン通りをまっすぐどこまでも南下し、エアポート・プラザからサンカムペーン方面に伸びるマヒドン通り(国道1141号線)と交わる手前(ピン川にかかる橋のほぼたもとにあたる)に、2007年オープンした、超高級リゾートホテル。ナイトバザール方向から来ても空港方面から来ても、カーブする通りに沿って横に大きく広がるように建てられた白い壁とオレンジ色の屋根を持つタイ風の低層の建物がドーンと見えてくることだろう。通りに面したスペースは広々とした駐車場になっており、誘導係がてきぱきと車の出入りをコントロールしている。
 エントランスに向かってスロープを登っていくと、大きなガラス越しにロビーが見えてくる。大きなガラス製のドアをドアマンが開けてくれ、中に一歩足を踏み入れると、目の前には何の木であろうか、巨大な木製の台座の上に大きな銀製のボウルのような器が乗せられ、中からは美しい花がこぼれるように飾られている。従業員の話によると、このオブジェだけで1,000万B以上(!)かかっているという。その両脇には大きなカーペットが敷かれ、上にはサームローの屋根をモチーフにしたのであろうか、内側に銀が張られたアーチのようなものがかけられ、頂上部分に銀の飾りのついた四角錘状の形をしたライトを従えたソファとテーブルが数セット配置されている。ソファの上には落ちついた色使いのクッションが置かれ、雰囲気をさらに高めている。エントランスから見た正面つきあたりはギャラリーのように見えるが、実際はみやげもの店で、アンティークなどをものすごい値段(木製の仏像で2,000USDとか)で販売している。
 フロントは、エントランスを入って左側の奥にある。客室数が少ない(75室)ため、2脚のイスが並べられたデスクタイプのカウンターが2つあるだけだ。自分がチェックインした時には、いかにもベテランというカンジの落ち着いた女性スタッフが手続きをしてくれ、3泊以上の宿泊客にこの時提供されていた無料ディナー(下記参照)の手配や無線LANのパスワード発行(有料)までテキパキとこなしてくれた。このチェックインの過程で唯一残念、というか驚きだったのが、これだけの高級ホテルでありながら、チェックイン時に冷たいドリンクやおしぼりといったサービスがまったくなかったことだ。自分が泊まった時にはまだソフトオープン期間中だったので、この辺のサービスは今後改善されていくのかもしれないが……。

 宿泊棟への入口は、ロビーのレセプションとちょうど真反対の側にある。チェックインを済ませそちらに向かって歩いていくと、窓の外には緑が植えられているのが見える。ガラスの扉を抜けるとそこは小さなホールになっており、正面角にはこれまたアジアン・テイストにあふれた大きなソファとテーブルが置かれ、その右側にはスパや朝食会場となるレストランへと向かう通路が続いている。客室に向かうエレベーターは左手奥にあるのだが、そちらに向かう前に右後ろを振り返ってみてほしい。真っ白な壁を背景に、これまた真っ白な台座の上に安置された大きな金の仏像が目に飛び込んでくることだろう。後背は、波のような文様が描かれた真っ赤な円形をしており、現代的なアレンジが加えられている。床は見事に磨かれたおそらくチーク材でできており、靴で歩くのが気が引けるほどだ。装飾であろうが、仏像前の両脇に立てられた天然木の柱も見事なものだ。
 さて、小ホールから左手にあるエレベーターに向かうとしよう。エレベーターのドアおよびドアの周囲は銀で縁取られ、これまたとても豪華な印象を受ける。エレベータを降りて客室へと続く廊下はテラコッタ敷き詰められ、壁にはさまざまな絵が掛けられ、ところどころにはベンチ(おそらく座るためというようりもインテリアの一種なのだろう)や木製の台に乗せられたオブジェが置かれている。部屋番号はドアやドア脇に書かれているのではなく、ドア前の床に金属で埋め込まれている。このような細かい部分へのこだわりが、ホテル全体の雰囲気を作り出しているのだと実感できる瞬間だ。

 今回宿泊したのは、デラックスルーム(60平方メートル)であった。このホテルは全75室をスーペリア、デラックス、スイートの3つに区分しているようだ。木製の重厚なドアを開けると、部屋のエントランスは意外に狭い。左側に電子ロック式のセーフティー・ボックスの付いたクローゼットとミニバー、右手はこれまた分厚い木製のバスルームの扉になっている。クローゼット、ミニバーに置かれているものはごく一般的なものだが、無料のペットボトルのミネラルウォーターにわざわざ布製のカバーがつけられているところが高級ホテルらしい。ポットも備えられており、無料のインスタントコーヒーなども置かれている。
 エントランスを抜けるとベッドルームが目に飛び込んで来るが、そのセンスのよさには目を奪われる。最近チェンマイで流行の、木枠にアジアンテイストの紋様(絵)を書きつけた布を張ったものが掛けられた壁を背に大中小3つの枕が並べられ、足先の部分には細長いクロスが渡された木製の大き目のベッドが2つドーンと置かれている。ベッドの手前には、おそらくシルク製であろうクッションの置かれたスタンドのようなもの(こういうのはよくリゾートホテルで見かけるが、何と呼ぶのだろうか?)も据え付けられている。天井は中央部が一段高くなっており、その段差を形成している部分には木板が張り付けてあり、高級感を高めている。ベッドの向かいの壁はほぼ全面が板張りで、大型の液晶テレビがはめ込まれ、その下にはDVDプレーヤーやミニコンポが収納されている。ちなみにこの液晶テレビは単にテレビを見ることができるだけでなく、おそらくネットと連動してさまざまな情報や映画などのコンテンツをオンデマンドで取り出せるアプリケーションが組み込まれていて、パワーをオンにするとそちらのサービスの初期画面が立ち上がるようになっているが、単純にテレビが見たい人はその操作方法に少々とまどうことだろう(英語のパンフレットが用意されているが理解しにくい)。その左脇にはライティングデスク、右脇にはリラックス・チェアとテーブルが置かれている。最初に部屋に入った時、テーブルの上にはウエルカム・フルーツとともにきれいな花が飾られていた。
 2007年オープンなので、随所に最新のシステムが導入されている。ライティング、エアコンなどはすべてベッドサイドに置かれたコントローラーで調整するようになっている。エアコンは、よく壁についているものがベッド脇に移されただけのようなものだが、照明のコントローラーはダウンライトやルームライトなどすべての明るさが無段階で調整できるだけでなく、“シーン1”・“シーン2”のようなボタンがあり、薄暗く落ち着いた雰囲気を作ったり、少し華やかなライティングにしたりというような遊びかたもできるようになっている。また、同じ場所に置かれている電話はコードレスだ。
 部屋の突きあたりは大きなガラスの引き戸になっており、外のベランダとを隔てている。奥行きが1m以上はあろうかという広いベランダには、2人がラクラク昼寝できるくらいの大きさの、シルクのクッションが4つ置かれたミニベッドがある。自分が今回宿泊した部屋のこのミニベッドからはプールとピン川の流れ、川の対岸の豊かな緑(向こう岸はフレンチ・レストランのル・コックドールの敷地になっている)が一望できた。これまで、ダイヤモンド・リバーサイト・ホテルや川沿いにあるレストランなどさまざまな場所からピン川の流れを見てきたが、このリゾートホテルのテラスのミニベッドから見る眺めはまた格別なものであった。
ラティ・ラーンナー・リバーサイド・スパ・リゾートのバスルームの写真 バスルームは、このホテルの大きな魅力のひとつと言えるだろう。部屋を入ったすぐ右手にある木の扉を開けると、8畳ほどの広さはゆうにあろうかというバスルームが現れる。自分が宿泊した部屋のバスルームは入ってすぐ左の角がトイレ(背の壁にはウッドカービング(木彫)がかけられ、日によっては香がたかれていた)、左手奥がシャワーブース、正面が洗面台、右手がバスタブという造りになっていた。シャワーは部屋を予約した際ホテルから送られてきたレターには“rain-shower”と書かれていたが、その通りシャワーヘッドは大きな蓮の実のような形状をしており、霧状のミストシャワーとなってお湯が出てくる。また、通常のシャワーを浴びたい人のために、それとは別に手で持つことのできるシャワーヘッドが別についている。床は廊下と同様テラコッタでできており、足の感触もよい。
 洗面台も、リゾート感覚にあふれた構造だ。木製の台に真っ白な円形の陶器製のボウルがはめこまれ、花とハンドクリームがグレーっぽい色の焼き物の器に入れて置かれている。アメニティも一般のホテルより豊富で、ハブラシ、ハミガキやシェーバー、ヘアブラシなどが小さなコットンの袋に入れられ置かれている。コップにも木製のタイらしいデザインのフタがかぶせられている。鏡も天井近くまである大きなものがつけられているだけでなく、メイクアップ用の小さなミラーも用意されている。
 バスタブは、いかにもリゾートホテルといったタイプのものだ。楽に2人は入れそうな大きさのオーバル型で、木製の踏み台に乗って入るようになっている。チェックインした当日には中にわずかに水が張られ、色とりどりの花びらが散らされていた。一方の壁には液晶テレビもつけられている。浴槽の奥はガラス窓になっており、その向こう側はは水が流れ落ちる小さな滝を備えた池のようになっている。バスタブにお湯を溜め、付属の枕に頭を乗せてノンビリと湯に浸かっていると、窓の外から静かに水音が聞こえてきて、より一層リラッケスできるような雰囲気作りがなされており、心憎いばかりの演出だ。壁の向こう側は廊下になっているはずなのだが、そんなことはみじんも感じさせない。

 朝食は、ピン川に面したレストランで取る。そこに向かうには、ロビーから客室に向かうエレベーターのあるホールの右手に伸びる屋根のついた通路を進んでいく。左手には客室が見えるのだが、この通路は実質的に2階にあたり、客室棟との間の眼下には幅3~4mの水場が広がっている。水場には南国らしい水草が植えられ、ところどころには人形も置かれ、また通路のすぐ脇は蓮などが植えられた幅1m強の水路のような別の水場が造られており、下の大きな水場に水が流れ落ちるようになっている。ここでも、水の音が耳に心地よく聞こえてくる。途中、地階に下りる階段があり、その先はフュージョン料理のレストランになっている。このレストランの入口まで階段を下ると、先ほどまで眼下に見えていた大きな水場が間近になり、まったく違った雰囲気に感じることたろう。反対側にも階段があり、こちらはスパ「Aspara」に通じている。
 右手にはプールもある。ほぼ正方形に見えるプールは、周囲に白いパラソルとクッションがセットされたラタンのチェアが置かれている。この手のリゾートホテルの定番デザインと言ってもよいだろう。水はピン川(ビーチリゾートホテルの場合は、これが海になる)に流れ落ちているように見えるよう作られており、川の対岸の緑を借景として、とてもうまい雰囲気作りがなされていると感心させられる。
 通路をそのまままっすぐ進んで行くと、広々としたホールのようなスペースに出る。ここにはピアノやイス、テーブルが置かれ、夜はオープンエアのバーになるようだが、自分が宿泊した時には客がいなかったのか、連日ひっそりとしていた。その先、右手は川へと向かう階段となっており、川辺には木製の船着き場が作られている。ここには普段小さな船が係留されている。船は白い屋根で船首は大きく反り返って突端には飾りのようなものがつけられている。夜になるとこの船はライトアップされ、客室から見ると川面に浮かび上がるように見える。なお、この船は単なるエクステリアではなく、グランドオープン後は空港からのチェックイン時の宿泊客の移動に使われていると思われる(後述)。また、この船着き場では、早朝にタムブンを行うこともできる。おそらくホテルと何らかの契約をしているのであろう、きれいな小船に乗ったお坊さんが一人、船こぎ人と一緒にやって来てタムブンを受けるのだが、自分は起きるのが遅かったのかチラッと眺めることしかできなかったので、タムブンするための供物はホテル側が用意しているのかなど詳細についてはわからないので、興味のある人はフロントに問い合わせてみるといいだろう。
ラティ・ラーンナー・リバーサイド・スパ・リゾートの朝食の写真 船着き場の左手(上流側)が朝食会場のミラ・レストランだ。部屋数と比較するとかなり広めのスペースが取ってあり、大きくは室内と屋外に分けられる。天気がよければ外の席が絶対にお勧めだ。室内席の建物の手前には、やはり草が植えられた水場が作られているほか、最奥部は壁が滝のようになった水場もあり、やはり常に水音が聞こえてくる。
 食べ物は、基本的に館内に置かれているものを取ってくるビュッフェ・スタイルだが、自分が宿泊している間にビジネス・カンファレンスが開催されタイ人が多く宿泊した日があり、その日だけは屋外にカウンターが設けられ、豆乳とパートンコー(揚げパン)、クエティオ(麺類)が供された。パートンコーはその場で粉をこねて揚げる本格的なもので、豆乳も中に入れるトウモロコシや豆類も用意されているなど、まったく手を抜いたところが感じられないのがすばらしいと思う。通常時、館内に並んでいる食べ物の種類はそれほど多くはない。洋食が中心で、お粥など若干のタイ料理が加わえられている、というカンジだろうか。卵料理は、突きあたりのカウンターでオーダーすると、ハッシュドポテトとベイクド・トマトを添えて、ウエイトレス/ウエイターが席まで持って来てくれる。
 このレストランで最も印象に残ったのは、パンと生野菜(サラダバー)のおいしさだ。スタッフによると、パンはこのホテル内で焼いているとのことだったが、種類が豊富な上に、タイではしばしばフカフカすぎて自分にとってはまったく不満な出来のことが多いバケットなどは、表面はしっかり固く仕上げられており、それでいて中はふわっとしていて重たくなっていないのには感心させられた。クロワッサンやバターロールなども、当然のことだが、メガストアなどで売られているものとは雲泥の差がある。数多いチェンマイのホテルでも、これだけのパンが食べられるところはそう多くないのではないだろうか。サラダバーは、このレストランの規模からすれと、不釣り合いではないかと思うくらいのスペースを占めており、生ハムやサーモンが乗せられた緑黄色野菜がドッと大皿に盛られているのだか、それが見るからにおいしそうなのだ。実際口に運んでみると、そのシャキシャキとした食感、エグさをまったく感じさせないスッキリとしたストレートなうま味が伝わってくる。あまりにおいしいので聞いてみたら、このレストランで使われているのは、すべてロイヤル・プロジェクトで作られたオーガニック野菜なのだそうだ。とにもかくにもおいしい料理とロケーションを含めた雰囲気、洗練された従業員のサービスのどれを取ってもハイレベルで、すばらしい朝のひと時が過ごせることだろう。

 チェックアウトの時にフロント・マネージャーらしき年輩の女性とマーケティングの話になったのだが、自分感じたこのホテルのコンセプトは”水と銀“だと思う。客室のバスルーム、レストランとそこに向かう通路……至るところで水が流れ落ちるポチャポチャという音が耳に入ってきて、落ち着いた雰囲気を演出しているとともに、特にロビー周辺で多く使われている銀は、決して華美ではないものの、高級で重厚なイメージを創り出していて、重要なアクセントとなっている。細部に至るまで手を抜くことなく計算された空間は、まさに高級リゾートホテルならではのぜいたくな魅力ということができるだろう。
 自分が宿泊した時はまだソフト・オープン期間中だったので、2007年9月のグランド・オープン後は細かな点で変更や改良が加えられていることだろうが、おそらくダーラデヴィ・チェンマイ(旧マンダリン・オリエンタル・ダーラデヴィ)、アナンタラ・チェンマイ(旧ザ・チェディ)などと並ぶ市内のリゾート型超高級ホテルの代表格となるのは間違いないだろう。ちなみに、グランド・オープン後は空港に到着した客を自動車で一度ヴィアン・クムカームまで連れて行き、そこで船(写真参照)に乗り換えてピン川をさかのぼりホテル船着き場に到着&チェックイン、というサービスを開始するそうだ。そうやって到着すると、ホテルに対する第一印象もまたずいぶんと違ったものになるのではないだろうか。
【2007年12月】


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≪ソフィテル・リバーサイド・チェンマイの無料ディナー≫



ラティ・ラーンナー・リバーサイド・スパ・リゾートの無料ディナーの写真 自分が宿泊したのはグランドオープン前の、しかもオフシーズンだったので、サービスとして3泊以上した客には無料ディナーが提供された。普段、朝食以外をホテルで食べることはないのだが、フロントで聞くとタイ料理だというので、こういう高級リゾートホテルではどんなものを出してくれるのか確かめてみたくて、食べることにした。
 場所は、朝食会場と同じ川沿いのミラ・レストランだ。夜になると、途中の通路やバーのスペース、そしてレストラン内の席や水が流れ落ちる壁などが美しくライトアップされ、朝見るのとはまったく別の顔を見せてくれる。ドリンクは当然のことながら有料だが、ビール、各種カクテル、ソフトドリンクはもちろんのことワインもかなりの種類が揃っており、ちゃんとしたリストも用意されている。その中には、タイ産のものも数種類含まれていた。
 アペリティフをオーダーした後は、いよいよ食事のスタートだ。コースは、前述の通りフロントではタイ料理と言っていたが、実際にはチェンマイ(北タイ)料理やベトナム風料理も加わった、バラエティ豊かな内容だった。
 まずはじめに、オードブルとしてアボガド、トマト、キュウリという3種類のディップにパンが添えられたものが出される。このホテルのパンがすばらしい出来なのはすでに述べたが、ここでもたくさんの種類が盛り合わせで出てくる。しかし、ここから飛ばしていくと後で後悔することになる。というのも、この先にかなりの種類と量の料理が出てくるからだ(コースの内容が事前に示されなかったので、自分たちは目測を誤った)。
 続いて出て来たのは、ベトナム風生春巻と上海ヌードルサラダ・タイ風。生春巻はベトナムで食べたものと比較すると、皮が厚すぎてパリッとしておらず、そこにゴマとシーユー・ダム(黒醤油)がかけられているので、一瞬みたらし団子を食べているかのような感覚に襲われてしまった(笑)。正直言って、コースの中で唯一合格点を与えることができなかった料理だ。一方、ヌードルサラダはどこが“上海”なのか自分にはよくわからなかったが、上品な薄味で悪くはなかった。
 この時点でかなりお腹はいっぱいだったのだか、メインディッシュとして、さらにこの後4種類の料理とご飯がサーブされた。出されたのは、イカ、エビ、ムール貝などのシーフードと野菜のコショウ炒め、野菜のシーズニングソース炒め、トムカーカイ、ゲーンハーンレー。どの料理も辛みを比較的押さえてはいるものの、原形の味をキチンと保った非常に洗練された味で、十分満足できる仕上がりになっていた。ただ、前述の通り、自分達はパンをかなり食べてしまっていた上に、これら一品一品の量も2人にはかなりのもので、残念ながら完食することができなかった。
 さらに、最後にはデザートとして3種類のアイスクリームの盛り合わせが出された。添え物のビスキュイなどのデコレーションも見事で、さっきまで“もうお腹いっぱいで何も入らないよ~”と言っていた割には、案外サクッと食べることができてしまった。

 自分の場合は招待のフリーディナーだったので料理の値段はわからないのだが、これだけの高級ホテルなので、普通に食事をするとなればそれ相応の出費は覚悟しておいたほうがいいだろう(ちなみに、別料金だった飲み物はビール2杯、タイ産ワインをグラスで4杯、ミネラルウォーターで1,500Bくらいだった)。が、仮に無料サービスではなく、あるいはこのホテルに宿泊していなかったとしても、単独のレストランとしてこのサイトで紹介してもいいと思ったくらいのハイレベルの料理と雰囲気であった。特に、カップルにはお勧めできるだろう。
【2007年12月】


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