ホテル宿泊詳細レポート(高級ホテル)


YAANG COME VILLAGE


住所:90/3 Sridonchai Road T.Changklan
TEL:053-237222
FAX:053-237230
WEBSITE:www.yaangcome.com
E-MAIL:info@yaangcome.com



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チェンマイ市内中心部にある高級ブティックホテル、ヤーンカムビレッジのエントランス チェンマイ市内中心部、ナイト・バザール南端のチャーンクラーン通りとスリードーンチャイ通りとの交差点から後者を東に100mほど行った右側にある、チェンマイのブティック・ホテルとしては老舗の部類に入る、かなり昔から営業している高級ホテルだ。

 客室に備えられていたホテルのオーナーが記した説明書きによると、

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 ヤーンとはインドゴムの木のことを、カムは黄金を意味し、よってホテル名は黄金のインドコムの木の村、ということになる。この黄金のインドゴムの木は、雲南省のシーサンパンナー(タイ語ではシップソーンパン・ナー……12,000の田んぼという意味)にあるタイルー族の住居の前に植えられており、ホテルの敷地に入ると見えてくるフロントの建物の脇に立つ大きな木のことを差している。樹齢50年を超えるこのような巨大なインドゴムの木は、チェンマイではここ以外に見ることができない。タイルー族は、タイムアン、ヨーン、カーン族と一緒に雲南省から移動してきてラーンナー王国を築いた民族である。
 1995年の中ごろにシーサンパンナーを訪れた時に、タイルー族の建築に非常に感銘を受け、チェンマイにタイルー様式の建築によるホテルを作ることを決心した。建築家に依頼してタイルー族の古い家をスケールダウンして建設して敷地の中に配置し、タイルー族の村のようにした。2006年、このホテルの建物とインドゴムの木を含む緑地は、チェンマイ市からそれぞれ表彰を受けている。
 タイルー族の住居は、その屋根の形が特徴的である。ホテル内の建物の配置は極力タイルー族の村に近づけるようにし、行事や祭りが執り行われる村の中心部に位置する部分にはプールとした。
 ラーンナーの子孫として、その歴史文化に深い感銘を受け、それを守っていきたい。我々がこのホテルを建設した最大の目的は、真の地元の人々に自分たちの伝統文化を保存してもらい、それをホテルに宿泊するゲストに感じてもらうことにある。

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と記されている。

 実際に、このホテルに泊まってみると、一言でブティック・ホテルとしてだけでは語ることができない特徴が多々感じられる。
 まずは、スリードンチャイ通りからホテルの看板を目印に進むと、目に飛び込んでくる広大な駐車場兼前庭とフロントのあるタイルー様式の建物、そして上記の説明書きにあるヤーンカムの木である。特に雨季であれば、まるでうっそうとした森のように見えるこの駐車場兼前庭だけでゆうに500坪以上はあるだろう。屋根付きの駐車場には、送迎用のワンボックスカーのほかにオーナーの所有物であろうか、クラシックカーが止められている。
 数段の石段を上がって建物に入ると、左手にフロント、右手は木製の家具を配したロビーになっている。客室数がそれほど多くはないのでフロントは大変こじんまりとしており、一組分のカウンターがあるだけで朝にチェックアウトが重なったりすると待たされそうだ。チェックインの手続きをしている間、ロビーで木の台に置かれたセラドン焼きの湯呑に入ったウエルカムドリンクと銀の小鉢に入れられた冷たいおしぼりが出される。ロビーにはパソコンが置かれ宿泊客は自由に使えるほか、フリーペーパーやレストラン、スパなどの割引クーポンが入ったマガジンラックがある。
 フロントを抜けると、目の前には上記の説明書きによればタイルー族の村の中心になる場所に作られたプールがある。プール右側はレストラン、左手と正面奥が客室のある2階建て建物になっている。村を模しているので、客室は4~6室ほどでひとつの棟を形成しており、それがまさに緑の中に点在している、という感じだ。プールを回り込むように左に伸びる両脇を木にはさまれた細めの通路を通って客室へと向かう。
チェンマイ市内中心部にある高級ブティックホテル、ヤーンカムビレッジの客室 客室はスーペリア(20室)、デラックス(19室)、ファミリー・ルーム(1室)、ジュニア・スイート(2室)の4グレードに分かれているが、今回はデラックス・ルームに宿泊した。
 用意された部屋はプール脇を通り過ぎた突きあたりにある建物の1階で、数段の階段を上がり建物に入ると短い通路、そして両脇に木製の部屋の扉がある。扉を開けると、クローゼットやスーツケース置き場になった小さなスペースがあり、右手はバスルームの扉となっている。その奥、周りをデコレートされたエントランスをくぐると床がタイルから木に替わりおよそ20畳ほどの客室がある。
 客室は、非常に細部にまでこだわった造りになっている。リクライニングチェア、ライティングデスクなどホテルとしての基本的な設備はもちろん有しており、さらにそれに加え、タイルー族の昔の生活の様子を描いた(?)絵が壁に直接書かれていたりわざと汚れのような色がつけられていたりというこだわりよう。デスクの上にあるコンセント類は木製の箱に入れられ、ミネラルウォーターなどもラタンのボトルカバーに入っていて、なるべく自然素材でないものは目に入らないようにしようという意図が感じられる。ちなみに部屋に備えつけられている傘はボーサンで作られたと思われるサー・ペーパー製だが、意外に重くて正直実用には向かない。ウエルカム・フルーツはバナナと柿がバナナの葉を敷いた木のお盆の上に置かれていたが、ここにもこだわりがあるようで、「健康のためにバナナを食べましょう」という説明書きが一緒に添えられていた。
 そのほかにも、セラドン焼きの小さな象の上に生の花が入れられ何カ所にも置かれていたり、ベッドの枕やバスルームのタオル、足ふきマットの上に小さな赤い花のようなものがちょこんとあったりと、細かいところに対する憎らしいほどの気遣いが随所に施されている。
 客室の窓を開けると、小さなテラスがついている。自分が泊まった部屋は前が敷地の壁になっていてその手前に木が植えられていたり植木鉢が置かれていたりする程度で眺望が開けず、また雨季のため蚊がたいへん多くてあまりここでまったりとしようという気分にはならなかったが、カーテンを開けておくとちょっとした雑木林のような風景が部屋から見えて、雰囲気があってよかった。
 バスルームもこの手のブティックホテルとしてはかなり広い。優に6畳以上はありそうで、トイレは洋式便器のほかに男性用の小便器まで設置されている。これまでタイに限らずいろいろな宿に泊まってきたが、男性用小便器のあるトイレは記憶がない。バスタブは突き当たり奥にあり、中央のステップを登って入るようになっている。端には枕というかクッションがついていてノンビリ横になってくつろぐことができる。シャワーブースも当然独立して設置されている。 アメニティは特筆するようなものはないが、必要なものはすべて揃っており不満に思うようなこともないだろう。
 朝食は多くの客室棟がある側とプールをはさんで対岸にある独立したレストランの建物でいただく。大きな東屋風の建物からは、プールとホテル内の木々の緑がよく見えて、実に気分がよい。メニューは洋食が中心で、特にバリエーションが豊富、というわけではないが、一部の料理は日によって変えられているほか、卵はコックがオーダーしてから調理してくれる。また、やはりフルーツにはこだわりがあるようで、この手のホテルにしては大変種類が多いだけではなく、バナナ・ケーキ、バナナ春巻き、バナナ・パコラ(インド風のフリッター)など毎日バナナが使われたものが提供され、これが実においしかった。もしここに泊まって朝食にバナナの料理があったら、ぜひトライしてみてほしい。なお、このレストランは夜は日替わりでタイ料理のセットメニューを提供しており、料理3品にご飯、デザートがついて一人あたり250THB++となっている。自分は食べていないが、朝食のレベルからするとかなり期待ができるので、出かけるのが面倒な時や天気が悪い時などは利用してみる価値があるだろう。
 ホテルの入口近くには「Lanna Come Spa」も併設している。今回一緒に泊まった同居人と義姉が利用したが、かなり満足度が高かったそうだ。ここは宿泊客でなくても利用できる。

 “Heart Of The City”と呼んでもよいチェンマイの街のど真ん中にありながら、“いったいどのくらいの総面積があるのだろ”と思うくらいの広大な緑がいっぱいの敷地を有し、ここが市内中心部とは思えないくらいの静けさに包まれており、サービスのクオリティの高さと相まって、実にまったりと落ち着いた滞在ができることだろう。
 これまで自分が泊まったことのあるブティック・ホテルのクラスとしては、おそらく、ラチャマンカボディ・シリーンシリ・ラーンナーと同等だと思われるが、おそらく市内では最大の面積があると思われ、それが主たる理由となって雰囲気は断トツによく、コスト・パフォーマンスは特にオフシーズンは非常に高い。
 お濠の中の旧市街の寺院まで歩いていくには少々距離はあるものの、ナイトバザールは至近、潮州老理の有名レストランであるチアトンヘンホールアースなどの有名レストランも目と鼻の先、さらに並びに日本人ツアーご用達のチェンマイ・プラザ・ホテルがあることからその客目当ての日本語の看板が出ているマッサージ店やカラオケ店もあり、チェンマイが初めての人でも安心して利用できるだろう。

 個人的に、非常にお勧めのホテルである。
【2013年11月】

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 2006年11月、ちょうどロイカトーンの時にチェンマイに旅行してきました。主人と2人で「ヤーンカムヴィレッジ」というホテルに宿泊しました。
 ここはナイトバザールからもとっても近く、なのに静かで噂通りかなり満足したホテルでした。チェンマイ様式の造りでプールを囲むように、まるで豪華邸宅風のような感じでした。ロビーではインターネットもできます。スタッフも明るく丁寧で、日本語は通じにくいのですが日本語勉強中のスタッフが多く、みな親日です。ちょっとした時でも優しく話しかけてきてくれます。
 部屋はスーペリアからスイートまであります、たぶん部屋の広さはスイート以外一緒で、後は階の違いかと思います。私達は2階のデラックスダブルに宿泊しました。部屋は広くシンクやお風呂の造りはおしゃれな民芸調のようでした。小さなベランダやテラスも付いています。日本人は私達以外にはいませんでした。ガイドさんが「ここは欧米人が好んで宿泊するが、日本人でよくここを知りましたね」と言っていました。
 料金は特別安くはないのですが、是非3泊以上はしてほしいチェンマイの穴場の素敵なホテルです。スーペリア6,000バーツ、デラックス7,000バーツ。
【みーまんさんのレポート。2007年1月】


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