ガイドブックのガイド

CHIANGMAI MAP'N'GUIDE(地図)


発行:Groovy Map Co.,Ltd.
ISBN:974-525-032-5
価格:150THB


マップとガイドを兼ねたCHIANGMAI MAP'N'GUIDEの写真 クルンテープ(バンコク)に本社を持つ会社が発行している。体裁は折りたたみ式の一般的なマップのようになっているが、タイトルの通り地図とガイドを兼ねる、というコンセプトで制作されており、大きく開くと片面はチェンマイ市街マップ、反対面は文字中心のガイドブックという作りになっている。素材は厚手のコート紙で、耐久性は高そうだ。

 市内マップは、西はチェンマイ大学、東はチェンマイ駅の先、北は市営競技場の先、南はマヒドン通りの少し北までがカバーされている。4色カラーでたいへん見やすいが、道路は主要なものだけが掲載されており、ソイ(小道)はほとんど省略されてしまっているので、徒歩での街の探索用としては少々辛いだろう。ホテルや寺院、病院、郵便局、ガソリンスタンドなどは比較的詳細にプロットされているほか、ターペー通りなど観光スポットとなる通りやエリアなどには吹き出しで簡単な説明が併記されているので、ホテルのレストランで朝食を取りながら、“さあ、今日はどこに行こうか”などと考える時には、重たいガイドブックを持っていかずにこれを持って行けばいいというような利点もある。また、“Old City Bike Tour”として、自転車でお堀に沿って旧市街を観光するためのルート案内が出ており、貸し自転車を使って市内観光をしようと考えている人には役立つかもしれない(個人的にはあまり自転車で市内を走るのはお勧めしないが)。
 一方ガイドブックのほうだが、正直言ってこのスペースでレストランやショッピングスポットから大使館・航空会社の所在地情報まで盛り込むというのは少々欲張りすぎではないだろうか。レストランの項では30軒ほどがごく簡単な説明文とともに紹介されている(マップにもこれらの店は位置がプロットされている)が、この情報だけで今晩どこに夕食を食べに行くかを決めるのはなかなか難しいだろう。同様に、そのほかの情報も量・質ともに中途半端という感は否めない。

 思うに、このマップのコンセプトであると推測される“地図(の体裁……サイズ・スペース)にガイドブックに兼ねさせる”ということ自体にそもそもかなり無理があるのではにだろうか。人によって地図やガイドブックに対するニーズ、ウォンツは異なるだろうが、地図として使うにしても、ガイドとしてとして使うにしても“これ一冊で十分用が足りる内容だ”ということはできず、旅先ではとにかく持ち物を軽くしたいというのが最優先である人ならともかく、やはりガイドブックと地図はそれぞれ専門のものを持ち歩いたほうが、より充実した旅を送ることができるのではないだろうか。

≪スペック≫
*地図総点数……2点
*地図内容……チェンマイ市内、チェンマイおよび周辺県主要国
*その他の内容……レストラン紹介、バー&パブ紹介、ショッピングスポット紹介、一般旅行情報(航空会社、レンタカーショップ、各国大使館の所在地、電話番号など)、スポーツ施設情報、料理学校情報など
*タイ語表記……チェンマイ市内地図のみあり



添乗員付きや仲間と楽しむテーマの旅など、オリジナリティの高いツアーが揃っている




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