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MAP Of CHIANG MAI(地図)


 発行:PN Map Center
 ISBN:978-974-7745-92-4
 価格:90THB


タイ語-英語のチェンマイ&タイ北部の地図、MAP OF CHIANG MAI “バイリンガル タイ語-英語”とタイトル下に銘打っている通り、通り名、観光スポット名、山や湖の名前などすべてがタイ語と英語で表記されているマップだ。
 Map Of Chiang Maiとなっているが、実際には、スーパーハイウェイの内側のチェンマイ市内中心部、第3環状道路のやや外側までが載っているチェンマイ市内広域、チェンマイ~メーリム~サムーン~ハーンドーン手前までのドーイステープ山系周辺(国道1096&1269号線)をカバーしたもの、さらに全面(66cm*99cm)を使い、北はメーサーイ、西はメーホンソーン、南はサワンカローク、東はパヤオまでを収録した北部広域マップの4つの地図が掲載されている。
 旅行者の使用頻度が一番高いと思われるチェンマイ市内中心部の地図は、かなり細かなソイ(小道)まで記載され、ホテル、寺院、役所、銀行、ガソリンスタンド、タラート、学校などがシンボルマークを使って主にプロットされている。銀行やガソリンスタンドはその会社の看板の絵だけで表現しているので、タイの各銀行のマークを知らなければ、それが銀行だとはわからないのではないだろうか。また、学校も旅行者にとってはあまり関係のないものなので、ソンテオやトゥクトゥクなどで途中の場所を確認する時以外にはあまり使うことはないと思われる。
 チェンマイ市街マップは、主要道路しか乗っておらず、市内地図同様役所やガソリンスタンド、ホテル、寺院などがプロットされているが、主要道路から外れたところにある寺院は、そこまでの道がまったく記載されていない場所にポツンとシンボルマークが出ているので、この地図だけでたどり着くのはなかなか困難(実際には主要道路沿いに寺院の案内看板が出ていることが多いが、英語表記しているところは少なくタイ語が読めなければ寺院名がわからないだろう)なのではないだろうか。
 この地図で最もよくできていると思うのは、タイトルのチェンマイよりも全面を使った北部広域マップだ。色使いが大変きれいで、標高の違いを100m単位で何と25色ものグラデーションを使って忠実に表現している。ここまで細かな地図は、ほかにはないのではないだろうか。主要国道沿いのかなり小さな街までタイ語と英語でプロットされており、ガソリンスタンドも載っているので、レンタカーを借りてこうした地方部をドライブする人にとっては特に便利だろう。
 この地図の最大の特徴であるタイ語-英語併記というのが裏目に出て、チェンマイ市内地図などは文字がかなりゴチャゴチャと記載されているので少々見にくいところはあるものの、トゥクトゥクやソンテオの運転手には行きたいところのタイ語を指し示せば一目で理解してもらえるので、タイ語ができない旅行者にとっては大変便利な地図だと思う。
 この地図はシリーズものになっており、その説明やこの地図の表紙などを見ると、主なターゲットは外国人旅行者ではなくタイ人旅行者のようだ。そうすると、役所が多くプロットされていたり、銀行がシンボルマークだけで表現されているのも納得がいく。また、主要観光スポットのインデックスもタイトルは“Interesting Place Index”と書かれているが、中はすべてタイ語だけになっており、タイ語が読めなければまったく使い物にならない。
 印刷が大変きれいで、特に北部広域マップは、その地形がとてもよく表現されており、バスなどに乗って移動する時などは、今どんな場所を走っているのか理解するのに大変便利だ。
 個人的には、チェンマイだけを旅行するならほかにもっといい地図がたくさんあるが、北部各都市を旅する人が全体像をつかむための広域マップとしてならとてもよい出来だと思う。

≪スペック≫
*地図総点数……4点
*地図内容……チェンマイ市内中心部、チェンマイ市街、ドーイステープ山系周辺、北部広域
*タイ語表記……あり



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