ガイドブックのガイド

クー・ムー・キン・アローイ・チェンマイ(ガイドブック)


発行:サムナックピムセンデート社
ISBN:978-616-7016-24-5
価格:195THB


タイ語のレストランガイドブック、クー・ムー・キン・アローイ・チェンマイ この国の経済発展に伴って、かつては外国人がほとんどであったチェンマイを訪問する観光客は、この数年でタイ人が圧倒的に多くなった。
 彼らは、主に自家用車で当地を訪れ、年末年始やソンクラーン、ローイクラトンなどのイベント時期は、市内・郊外を問わずホテルは満室、レストランやみやげ物店、市場などは他県ナンバーの車で駐車場はあふれひどい交通渋滞を引き起こす、というのはもはやチェンマイでは普通の光景となっている。
 そして、そんな状況の中では遅すぎると言えるくらいなのかもしれないが、ついにタイ語のタイ人観光客のためのチェンマイのガイドブックが相次いで上梓され始めた。そのうちの1冊が、この“クー・ムー・キン・アローイ・チェンマイ”だ。

 タイトルは、“チェンマイでおいしいものを食べる参考書”というような意味になるだろうか。英語で“good eats guide”とサブタイトルが添えられている。また、表紙には“城壁の中やドーイステープ、スワンドーク、ニマーンヘミン、リムピン地区を食べに行き、遊び(エーウというカムムアン(チェンマイ語)を使っている)に行く”というコピーが記載されている。
 そのことからも分かる通り、内容的には城壁の中、ドーイステープエリア、スワンドーク~ウワラーイ、ニマーンヘミン、ピン川沿い西側、ピン川沿い東側とチェンマイを6つのエリアに分け、それぞれの観光スポットとレストランを紹介している。といっても観光スポットの紹介は寺院を中心にわずかで、メインはタイトルの通りレストランの紹介だ。
 紹介されているレストランは、全部で97軒。当然タイ料理が中心だが、イタリア料理、日本料理、喫茶店(ケーキ屋)などもある。全体的に麺類の店が多いのは、タイ人の好みを反映しているのだろうか。各エリアの最初には店の所在地を示す地図がついているが非常にザックリとしてもので、タイ人であってもこれだけで店にたどり着くのは結構大変なのではないかと思ってしまう。
 それぞれの店の紹介は1ページに1店舗づつまとめられており、上部に場所、営業時間、定休日、電話番号、味の評価(星5つが満点)、席数、1人あたりの大まかな予算などが記されている。タイ語が読めなくてはわからない項目もあるが、だいたいのところは理解できるだろう。また、本文中でお勧めの料理は太字で表示されているので、もし行った店でメニューがタイ語しかなくて言葉も通じず困った時などは、この太字の部分を指差せば何とかなりそうなほか、写真も店舗の外観や看板が1点、料理の写真が2点づつ載っているので、料理を注文する時だけでなく、トゥクトゥクなどに行きたい店を示す時にも役に立つ。

 タイ人向けのガイドブックのため、載っている店すべてが日本人旅行者の好みに合うかどうかはわからないが、このサイトで紹介している店もかなり載っており(お粥屋のデーン2やルーの店、ラープヨーン(今はない)なんかが出ているのにはちょっとビックリしたが)、十分使えるのではないだろうか。
 特にリピートトラベラーなら、持っていて絶対に損のない1冊だと思う。ちなみに、自分は日本とチェンマイに1冊ずつ置いてあり、ちょっと暇な時にペラペラとページをめくったりして“次回チェンマイを訪れたらここに食べに行ってみよう”などと考えながら楽しんでいる。



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