ガイドブックのガイド

ナーイロープルー・チェンマイ(ガイドブック)


発行:ウィリヤトラキット社
ISBN:978-974-484-296-1
価格:180THB


チェンマイ県のガイドブック「ナーイロープルー・チェンマイ」 すぐ下に紹介している「ティョウ・キン・ショープ・ムアンチェンマイ」の発行元が出版している、別のチェンマイのガイドブック。タイトルは、表紙のイラストを勘案して意訳すると“旅の博学の士が紹介するチェンマイ”といったところであろうか。表紙の題字上には、“遊ぶ・食べる・買い物する・ホテル”と書かれており、チェンマイの総合ガイドになっていることがわかる。
 片手で持つことのできる、タブレット端末とほぼ同等のサイズで、全284ページと結構なボリュームがある。表紙を開いた最初の8ページに写真、目次の後にお濠の周囲のエリア、西部一帯、ピン川両岸などの市内各所のほかサンカムペーン、ドーイステープといった郊外、さらにはファーン~タートーン、メーチェム(ドーイインタノン)など地方部を含めた地図が16点付いているが、その後ろはところどころに写真がはさまれているものの基本的には文字による案内となっている。
 本書は、大きく「観光スポット&ルート」、「伝統行事&祭り」、「市場観光」、「食べ物と食事エリア」、「食事処」、「土産物ショッピング」、「交通」、「ホテル」に分けられているが、全体の半分近くを「観光スポット&ルート」が占めている。お濠の中の旧市街、チェンマイ大学周辺、ドーイステープ、メーリム&メーテーンなど11のエリアに分けられ、観光スポットひとつひとつについて説明している。特に目新しい場所が紹介されているわけでも、説明がすごく詳しいというわけでもないが、寺院では見るべき個所を解説するなどポイントはきちんと押さえられている。
 「市場観光」では、バムルンラート通りの歩行者天国が(プリンス裏の市場という名前で)真っ先に紹介されていたり、チャルンラート通りソイ1で金曜日に開かられている市場を「チンホー(馬に乗った中国人という意味)市場」として取り上げるなど、タイ人の視点なのかかなりユニークな構成になっている。カードスアンケーオ前の広場のナイトバザールも取り上げるなど、人々の姿や暮らしぶりを見るというよりは、どちらかというとショッピングに適した場所を選んでいるというところであろうか。
 また、「食事処」もレストランよりも麺食堂、パッタイ屋台などが中心になっており、自分から見ると一人旅の人にとっては非常に便利だろうが、せっかくチェンマイに来たのだから少し豪華に食べたい、と思ったとしてもこの本でチョイスするのはなかなか難しいのではないかと感じた。しかし、ほかのガイドブックでは見たことない、朝食・ランチ・夕食それぞれでお勧めのエリアや店を紹介していたりして、とても興味深くまた長く生活する上では役に立ちそうな情報も掲載されている。

 全編タイ語のみで、写真も少ないのでタイ語が読めない人にとってはまったく使えないガイドブックではあるが、“旅の博学の士が紹介する”と謳うだけあって、独自の視点や切り口に基づく情報が豊富だ。ファーン、ドーイインタノンなどの地方部の観光スポットの紹介にもかなりのページを割いているので、チェンマイ市内以外も旅行しようと考えている方にも有用だと思う。



雨季にチェンマイを歩くのであれば、ゴアテックスシューズは賢い選択です
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