ガイドブックのガイド

チョム・チム・ショープ・チル・イン・チェンマイ(ガイドブック)


発行:シー・エデュケーション社
ISBN:978-616-204-054-2
価格:245THB


チョム・チム・ショープ・チル・イン・チェンマイ 「D+(PLUS)ガイド」というシリーズの一冊。名前の通り、チョム(見る)・チム(味)・ショープ(SHOP)・チル(CHILL)を中心テーマとしたチェンマイのガイドブック。ちなみに、「D+(Plus)」というのはデジタル・ライフスタイルを扱うフリーマガジンのようなのだが、自分はチェンマイでは目にしたことがない。

 かなり厚手の用紙を使い全部で304ページ、さらに地図までついたボリュームたっぷりのガイドブックで、内容的にはチェンマイの地理や季節のイベント、交通などについて記した「チェンマイを知る」に始まり、「泊まる(場所)」が序盤にあるほかはすべてエリアごとに分かれた観光案内となっている。宿泊施設については全部で20カ所ほどが紹介されているが、1,000THB以下のゲストハウス系が結構多く紹介されており高級ホテルがまったく載っていないところが興味深い。本の体裁などからターゲットが若い女性に設定されていると思われるのでタイ人のその世代の感覚からすると、このくらいのグレードの宿泊施設を利用して旅行する、というのが一般的なのかもしれない。
 エリア別の観光案内は、「ドーイステープ-プイ~ナーモー(チェンマイ大学正面)」、「フワイケーオ~サンティタム」、「ニマーンヘミン~シリマンクラーチャーン」、「カード(市場)パヨーム~スワンドーク~コーンビン(空軍ベース)」、「ランモー(チェンマイ大学裏)~リヤップ(沿い)クローンチョンブラターン」、「クラーンヴィアン(旧市街)」、「ターペー~ウアラーイ」、「ワットケート」、「メーリム~メーテーン」、「ハーンドン~ドーイロー」、「サンカムペーン~ドーイサケット」、「ドーイインタノン」に分けられている。チェンマイの土地勘がないと、パッと見ただけではどこのことを言っているのかわからない場所も多く含まれているが、これだけのエリアに細分化して紹介しているガイドブックというのもそう多くはないので、貴重と言えば貴重なのかもしれない。それぞれのパートでは、観光スポットや飲食店、ショップとともに手書きのエリアマップが掲載されている。観光スポットは1エリアでせいぜい2~3カ所でどこも日本語や英語のガイドブックでも紹介されている場所だが、そうそうまだ知られていない場所があるわけではないので、これは致し方ないだろう。タイ語で書かれたチェンマイのガイドブックに共通する傾向として、飲食店ではカフェが多く取り上げられているのだが、このガイドブックもやはり同様でかなりの数のカフェが掲載されている。自転車で観光していたら、これはかなり役に立つのではないだろうか。また昨今のブームもあって、日本食レストランもいくつか取り上げられている。手書きの地図も道は比較的正確に描かれているが、プロットされている店名の文字が小さくてしかも手書きなので、かなり見にくくなってしまっているのが残念。また、添付の地図も本文地図を拡大して集めたものなのだが、本文と比較してもあまり文字が大きくなっているとはいえず、正直あまり役に立つ感じではない。ただし、ガイドの本編のほとんどのスポットには住所・電話番号が記載されているだけではなくGPSの位置情報が載っているので、スマートフォンやタブレットを携帯していれば地図を使わずとも目的地に簡単にたどりつくことができるので、これはとても便利だ。日本語で書かれたチェンマイのガイドブックでこのGPS情報が記載しているものはまだ自分は目にしたことがないのだが、今後はどのガイドブックにも載るようになることだろう。

 質のよい厚手の紙を使っているので結構な重さがあり、旅行中に持ち歩くには少々難があるのだが、写真がたくさん載っており見ているだけで楽しくなって来る。本はホテルに置いておき、観光の前日などにスポット名とGPSの位置情報をメモした紙を実際には持って出るというほうが現実的だろうか。
 チェンマイのカフェに興味がある人、カフェ好きな人は買ってもいいだろう。



3年連続利回りプラスの株式投資アドバイザー




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