フリーペーパー

Chang Puak



英語フランス語併記のフリーペーパー“Chang Puak”の写真 英語とフランス語併記という(おそらく)ほかにはない特徴を持ったフリーペーパーだ。奥付には発行している会社名(Moh Kao株式会社)がクレジットされているだけで発行人などが記載されていないが、もしかしたらフランス人が関わっているのかもしれない。タイトルのチャーンプアック(白象)は、チェンマイではお堀の北側にある城門の一帯を指すので、オフィスがその周辺にでもあるのかと思ったが、実際にはドーイサケットにあるようなので、なぜこのような誌名をつけたのかもよくわからない。
 A4からひと周り小さいサイズで全50ページ超のすべてが4色カラー印刷になっている。タイトルの下に、“Magazine&Maps”と書かれているが、地図はチェンマイ市内と“Ring Road Map”と名づけられた北はメーリム、西はドーイサケットからサンカムペーン、南はバーンタワーイまでをカバーした広域の2種類しか載っておらず、プロットされているのも広告主やホテルが中心で、これを使って観光をするにはかなり厳しいだろう。
 手元にある2009年8月号はNO.185となっており、かなりの歴史のあるフリーペーパーのようだ。内容的には、タラート(市場)、チェンマイでのスポーツ・アクティビティの紹介や銀工芸の現状といった読み物系もあるが、一番多いのは広告と連動したペイドパブリシティで、レストラン、みやげ物店、医療サービスなどの情報が掲載されている。記事の最後には広告が何ページに載っているかも書かれているので、記事に興味を持った人がお店などに行ってみようと思った時には、パッと広告で住所などを確認することができるようになっている点は便利だと思う。なお、英語の記事とフランス語の記事はまったく別のものが掲載されているため、フランス語の記事を見て興味を持っても、フランス語がわからないと完全に理解できない。どれだかは覚えていないが、ほかのフリーペーパーでは同じ記事を2ヶ国語併記で掲載しているものもあり、個人的にはそのほうがいいような気がする。
 フリーペーパーを使う上での重要な情報源のひとつである広告は、レストラン、スパ、みやげ物店など旅行者向けだけでなく、コンドミニアム、病院、不動産業者などの在住者、長期滞在者向けの広告もあり、今ひとつターゲットが絞れていないような気がする。そこまでターゲットを絞り込んでしまうと、広告を集めるのが大変になってしまうのかもしれないが……。他誌と比較して目立つのがホテルの広告で、この号ではラチャマンカ、ラミンロッジ、トップノースホテル、シリーラーンナーホテル、エムプレスホテル、ジルンリゾート、ザ・キャッスル、ヤーンカムビレッジなどが掲載されている。レストランやスパなど、全体的に高級店の広告が多いようだ。

 英語・フランス語併記と言っても、実際フランス語で書かれているページは数ページしかなく、フランス人が見ても満足できる情報量にはなっていないのではないだろうか。このようなフリーペーパーで、そもそも2ヶ国語をカバーしようとすると結局は中途半端なものになって、どちらの人にも満足できないものになってしまうような気がする。広告を含め、ターゲットをもう少し絞り込んだほうがより情報の量と質が増し、読者に“また読んでみたい”というような気持ちにさせることができるのではないかと思う。
 日本語のフリーペーパーには載っていないような広告も結構あるので、情報源を広げるというような意味では、手にしてみる価値はある。

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 フリーペーパーとは別に、チェンマイ市内中心部、ニマーンヘミン通り、ナイトバザールの3つの地図が載った、手のひらサイズに折りたためるハンディマップを出している。自分は、カードスワンケーオ内のショップで商品を買ったら袋に入っていたのだが、もしかしたら空港の荷物が出てくるターンベルトあたりにも置いてあるかもしれない。ちょっとした地図だけがほしいなら、字が小さくて多少見にくいのをがまんずればこれで十分かもしれない。
【2010年4月】



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