フリーペーパー

 観光が重要な産業であるチェンマイには、同地を訪れる外国人旅行客を対象にしたフリーペーパー(無料情報誌)が数多く存在している。たいていの場合、現地に住みついた外国人がタイ人のパートナーと会社を作って発行する、という形を取っているようだが、広告収入に依存した経営基盤は弱いようで、いつのまにか消えていったものも多い。レストランやみやげ物屋などの広告はそれ自体多くの旅行者にとって有用だろうし、たいてい市内地図や交通機関のタイムテーブル、見どころの案内も出ていてガイドブックとしても使えるので、チェンマイに着いたらぜひ手に入れよう。日本語(併記を含む)のフリーペーパーも、2000年に登場した「う゛いあんちぇんまい」を嚆矢に、現在では自分が確認しただけで4誌が発行されている。マーケットサイズを考えると、4誌は過当競争という気がしないでもないが(もっとも、クライアントにとって命である広告効果を判断するため材料、例えば割引クーポンの広告への添付といったことがほとんど行われていない現状では、こうしたフリーペーパーのビジネス@チェンマイは、まだ極めてプリミティブな状態にあると言えるのかもしれない)、いずれの媒体も提供している情報のレベルは高くて有用なものが多く、リピーターにとっても手にとって中身を見る価値は十分あると思う。
 こうしたフリーパーパーは、主要なホテルや旅行代理店、書店、空港などで簡単に手に入れることができる。





Chang Puak


英語フランス語併記のフリーペーパー“Chang Puak”の写真

 英語とフランス語併記という(おそらく)ほかにはない特徴を持ったフリーペーパーだ。奥付には発行している会社名(Moh Kao株式会社)がクレジットされているだけで発行人などが記載されていないが、もしかしたらフランス人が関わっているのかもしれない。タイトルのチャーンプアック(白象)は、チェンマイではお堀の北側にある城門の一帯を指すので、オフィスがその周辺にでもあるのかと思ったが、実際には...

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WELCOME TO CHIANGMAI,CHIANGRAI,MEA HONG SONG


数あるチェンマイのフリーペーパーの中でも最も古い歴史を持つもののひとつ、ウエルカムチェンマイ、チェンラーイ、メーホーンソーン

 表紙には“1986年創刊”と書いてある。チェンマイで発行されたフリーペーパーの中でもおそらく最も老舗の部類に入るのではないだろうか。もともとは「WELCOME TO CHIANG MAI & CHIANG RAI」という名称だった(当時のものはこちら)のだが、いつからかメーホーンソーン情報も加わり、現在の誌名になっている。
 手元にある号は、全体で70ページ強のボリュームがあり、...

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PASZO'


チェンマイでNO.1のクオリティを誇るフリーペーパー“PAZSO'”の写真

 A4変形版、というか正方形に近いサイズでオールカラーの、主としてチェンマイのトップエンド(最高級)クラスのホテルに置かれていると思われるフリーペーパー。
 チェンマイで発行されている数あるフリーペーパーの中でも、本文・広告ともにクリエイティブのレベルはナンバーワンと言ってもいいだろう。今、自分の手元にある最新号は2007年の...

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COMPASS MAGAZINE


COMPASS MAGAZINE

 雑誌タイプでは珍しい、B4変形という大型のフリーペーパー。自分が入手した号は表紙がマッターホルンというチェンマイにはまったく関係のないもので、これは「2005年……夢の目的地」というような特集記事に取り上げられている場所のひとつになっている(他にはハワイやオーストラリアのエアーズロックなどが出ている)。掲載されている広告も、「レストラン」のコーナーで紹介している(現在は閉店)ダラーバーや...

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CHIANG MAI & NORTHERN THAILAND TOURIST GUIDE


CHIANG MAI & NORTHERN THAILAND TOURIST GUIDE

 左右10cm、天地21cmほどの変型サイズのフリーペーパー。表紙に「pocket edition」と書かれていることから、気軽にポケットに入れて持ち運んでもらえることを意識してこの版型にしているのであろう。
 サイズはコンパクトながら100ページ近くのボリュームで、情報量は結構ある。レストランやホテル、みやげもの屋をはじめとする各種ショップなど、掲載されている広告のクライアントには他誌とそれほどの差異は見られないが、チェンマイおよび北タイのイベント情報(What's On ChiangMai And Beyond)、料理の紹介(A Delicious Recipe)、...

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WHAT'S ON CHIANGMAI


WHAT'S ON CHIANGMAI

 パタヤ、サムイ、南タイといった地域編、さらには「This Week」、「After Dark」といったフリーペーパー“What's On”シリーズを発行する会社が作っているチェンマイ版。50ページほどのボリュームがあり、中味は一般的な広告と出稿しているクライアントのペイドパブリシティ(記事型広告)が大部分で、一応各号ごとに特集記事も掲載されているが量はそれほど多くない。広告は旅行会社のものが多く、特にインド、中国などを目的地とした...

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CHIANGMAI CITYLIFE


CHIANGMAI CITYLIFE

 もともとは、グリーンと墨の2色刷りの簡素な作りで、観光客向けというよりはどちらかというと居住者を主要なターゲットにして独自路線を歩んでいた「ChiangMai News Letter」という名前のフリーペーパーだったものが、リニューアルされてできたのがこの「ChiangMai Citylife」だ。
 ほかの旅行者向けのフリーペーパーとは表紙のテイストがだいぶ異なり、誌名の通り都会的な雰囲気が漂っている。中の広告も4色のものが比較的多く、...

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スークラーン


スークラーン

 ガソリンスタンド併設のコンビニなどで入手可能な、毎週発行のタイ語フリーペーパー。タブロイド版をひと回り小さくしたようなサイスで、28ページ前後のボリュームがある。英語で「Total Classified Information Newspaper」と書かれており、記事などはほとんどなく、小さなスペースの広告と読者からの「売ります、買います」などの情報で紙面が埋めつくされている。
 情報は、大きく「バーン/ティーディン(家屋・土地)」、「ガーンスクサー(教育)」「レンガーン(労働)」など7つに区分、掲載されている。...

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GOOD MORNING CHIANG MAI


GOOD MORNING CHIANG MAI

 地図はモノクロ、かつ見にくく、フリーペーパーの中では最低だろう。
 コンセプトは、チェンマイ在住者向けといった内容のようだが、それも中途半端で、読むところがほとんどない。
 他誌との差別化を図ったのか、...

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CHIANGMAI TRAVEL HOLIDAY


CHIANGMAI TRAVEL HOLIDAY

 同誌を発行する会社は、チェンマイの情報誌ばかりでなく、バンコク、パタヤ(バンセン、ラヨン)、南タイ、サムイの各版を発行しているようだ。そのためかどうかわからないが、それなりの編集ノウハウがあるのだろう、無難なつくりになっている。内容もそこそこ充実しているようだが、もの足りなさを感じるのは...

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GUIDELINES


GUIDELINES

 つくりは「ChiangMai Travel Holiday」と似た感じで、これといって特徴はないが、カラー広告ページが多いという印象。印刷コストは高いだろうが...

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LONGSTAY GUIDE


英語日本語併記のロングステイヤー向けフリーペーパーの「Longstay Guide」

 英語・日本語併記のTAT(タイ国政府観光庁)で入手できる、タイトルの通りロングステイにテーマを特化したフリーペーパー。サブタイトルも“INFORMATION FOR LONGSTAY”となっている。   発行はOriental Routeという民間企業のようだが、もしかしたらタイ国政府観光庁の補助でもあるのだろうか、他のフリーペーパーと比較すると大変コストをかけた作りになっており、2014年8月号はA4サイズ56ページ建てでそのすべてが...

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チェンマイ フリーコピーマップ


今、旅行者にとって最も有用と思われるフリーペーパー“チェンマイ フリーコピーマップ”

 天地13.5cm*左右18.5cmほどのコンパクトなサイズの小冊子。発行当初は薄い折りたたみのペラ型だったが号を重ねるごとにどんどんボリュームが増し、現在の中綴じのスタイルになった。
 自分の手元にある2007年7月号は全16ページで、それに加え広げると35cm*45cmほどのマップが中央に綴じ込まれている。内容は地図と広告だけだが、タイトルからも推察できる通り、...

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PASSPORT TO SUVANNAPHOUM


ボリュームしてはチェンマイのフリーペーパーでもトップクラス

 A5サイズ、オール4色印刷で100ページ以上のボリュームがある、上質のフリーペーパー。表紙にはタイトルと“FREE”の文字のほかに“Guide with maps to Chiangmai,North Thailand,Bangkok and Laos”と書かれていることからもわかる通り、チェンマイ以外の北タイの都市やバンコク、ラオス、さらにはビルマの情報も掲載されているが、基本的(特に広告)にはチェンマイが大部分を占めていると言ってもいいだろう。
 このフリーペーパーは、全体を大きく地域で分け、それぞれに...

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ツーリストライフ・チェンマイ


ツーリストライフ・チェンマイ

 チェンマイ空港の、預けた荷物を受け取るターンテーブルの近くに設置されたカウンターに置かれている、A3よりも一回り小さなサイズの日本語・英語併記のフリーペーパー。
 オール4色カラーの8ページ建てとボリュームはないが、内容は大変充実している。地図だけでも、主要な観光スポットには簡単なコメントが記載された見開きのチェンマイ市内全図、ターペー門エリア、ナイトバザール、ニマーンヘミン通り、...

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CHAO(ちゃーお)


 日本語情報誌では一番読み応えがありますし、キャッチフレーズ通り「ディープ」な内容はCHAOならではでしょう。毎号の「特集」各種コラム、ローカルなお店の紹介など盛りだくさんで、他のフリーペーパーにはない濃い内容です。中には広告の合間に申し訳程度に記事が掲載されているようなものが多い中で、CHAOの内容は...

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MAPLUS(まっぷらす)


Maplus(まっぷらす)

 英語・日本語併記の、タイにロングステイしている人たちにターゲットを絞り込んだおそらく唯一のフリーマガジン。表紙の左上には大きく“Offical Longstay Magazine”とうたわれており、日泰ロングステイ協会認定、経済産業省財団法人ロングステイ財団認定、タイ国政府観光庁認定広報誌とそれぞれのロゴデザインとともに...

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HERE'S CHIANGMAI


HERE'S CHIANGMAI

 天地24cm、左右10.5㎝ほどの手帳を一回り二回り大きくしたハンディサイズの英語・日本語併記のフリーペーパー。発行主体は“Benjang Design”という企業で、www.thailandpreview.comというウエブサイトが誌面には記載されているが、2004年11月現在このURL上にサイトは存在しないようだ。  表紙には“Guide To Northern Thailand”とサブタイトルがつけられているが、実際に掲載されているのはほとんどがチェンマイに関する情報で、...

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ランナー エクスプローラー


ランナー エクスプローラー

 2002年9月に創刊された、日本語のフリーペーパー。表紙には“チェンマイ・北部タイガイド”と謳われており、ラムプーン、ラムパーン、パヤオ、チェンラーイ、ナーンなどチェンマイ以外の北部タイ各都市のマップやチェンマイとそれらの都市を結ぶ飛行機、鉄道、バスのタイムテーブルも掲載されている。
 冊子は大きく分けて各号の“特集”と連載記事、地図で構成されており、...

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VIANG CHIANGMAI/NOISE


 2000年夏にチェンマイに初めて登場した日本語フリーペーパーである「ヴィアンチェンマイ」は、2002年11月にバンコクの情報も併載した「ヴィアンチェンマイ with バンコク」へと紙名が変更になり、2003年5月にはカラー化、さらに2006年に「ヴィアンチェンマイ」と「ノイズ」に分冊化された。
 前者は従来のヴィアンチェンマイを...

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