バイクで行くチェンマイ郊外ドライブ

ワット・シードーンチャイへの裏道ドライブ

  

チェンマイの東からキレック運河に沿って南下し、ラムプーンの手前ある寺院、ワットシードーンチャイへと至る約2時間のコース。この寺院に立つ巨大な立仏像は、チェンマイとクルンテープ(バンコク)を結ぶ国道11号線からも目にすることのできるのだが、それを一切使わずにたどりつく。
 途中のほとんどの行程はのどかな農村地帯でところどころ道が複雑に入り組んでおり、道案内の標識もタイ語のみのものばかりなので、タイ語を読むことができ、また万が一迷った時に現地の人に道が聞ける程度の会話ができる人向きのコースだ。



チェンマイ郊外、ワットシードーンチャイへの裏道ドライブの写真 空港から東に伸びるマヒドン通りを進み、国道106号線、11号線との立体交差を渡ってしばらくすると比較的大きな川(キレック運河)にかかる橋に行き当たる。その橋の手前 に「→バーンパポン」というタイ語の標識が出ている道があるので、そこに右折して入って行く。しばらくするとバーンパポンの村に行き着く。中心部の十字路は左に行くとサンカムペーン、右に行くとサーラピーというタイ語の標識が出ている。直進して1~2km進むと、ワット・テーパラームという寺院が見えてくる。かなりの歴史があるようで、ハリプンチャイ様式と推測される古いチェディ(仏塔)が残っているほか、ヴィハーン(本堂)もかなり古く非常に趣のある寺院だ。ガイドブックなどには載っておらず、ごく一部の地図にプロットされている程度で決して名のある寺院ではないが、チェンマイにはこうした隠れた名刹がまだまだあるのではないだろうか。古いヴィハーンは、入口が閉まっていて中を見ることはできないのが残念。ここまで、チェンマイ市内からおよそ10km、のんびり走って30~40分といったところだ。
 ワットから先にしばらく進むとY字路にぶつかる。右に曲がる道のほうが広くて本道に見えるのだか、こちらに入るとおそらくサーラピーに向かってしまうので、左の細い道のほうに進む。すぐに広い道に出るので、道なりに行くとさらに広い国道(建設中の第3環状道路?)にぶつかる。近年できたこの道路を突っ切るように道は左にクランクしているのでそれにしたがって行くと、再び運河に沿った細い北タイの農道になるので、どんどん南に下っていく。道の真ん中にはセンターラインが引かれているが、乗用車が何とかすれ違えるであろう程度の幅しかなく、路面状態もあまりよくない。道沿いには両側とも農家が続いており、途中半分以上崩れかけたチェディだけが残された廃寺があったりもする。
 さらにしばらく進むと、「↑バーンノーンホーイ、→バーンブパラーム」というタイ語の標識が出ているT字路に行き当たるが、そのまままっすぐ運河に沿って進んでいく。ここから先は道がいくぶんよくなり走りやすくなる。少し行くと運河にかかる橋との交差点に行き着くが、さらにそのまままっすぐ進む。すると、突然民家が少なくなり、両側にはラムヤイ畑や田んぼが広がるようになる。左手にはずっと運河が見えている。しばらく進むと国道1189号線にぶつかる。そこには「←ガッサンゴルフ場」という看板が出ている(英語ではGOLFとしか書かれていない)。バーンティとサーラピーとを結ぶこの国道を左折して運河と別れ、バーンティ方面へと向かう。しばらく走ると、国道は大きく左にカーブし運河とは別のやや大きな川にかかる橋を渡るが、それを渡らずに橋のたもとから右に伸びる細い道に入って行く。道の入口には鉄製のゲートが立っており、上には“ワットパーパオ”と書かれているほか、周辺の地図も出ている。道は川沿いに続いており、ところどころに人家がある以外は、ラムヤイ畑がずっと広がっている。さらに進むと道はすごく細くなり、田んぼや森しか見えなくなる。人気はまったく感じられず、走っていると心細くなってくるかもしれない。走っている道路からは見えないのだが、川は途中でふたつに分かれており、道は支流に沿ってさかのぼるようになる(それまでとは川の流れが逆になる)。
 しばらくの間、人気のない道を行くと、川の対岸には村が見えてきて、そちらに渡る橋がいくつかかかっているので、それを適当なところで渡って左にUターンするように来た方向に戻るように進んで行く。すると、対岸を走っている時には見えなかった川の分岐点が目に飛び込んで来て、道は本流に沿って下流に向かって進むようになる。ところどころに民家が建ったのどかな北タイの田舎の風景をながめながらバイクを走らせて行くと、突然左手に大きくて金ピカの立仏像が目に飛び込んでくる。ここが今回のドライブの最終目的地、ワットシードーンチャイだ。
チェンマイ南部にあるワットシードーンチャイの巨大な立仏像の写真 寺院自体は仏像以外には特筆すべきものはなく、ごく普通の寺院といったカンジだ。ヴィハーン(本堂)の裏に小さな半分崩れかけたチェディも残されているのでそれなりの歴史はあると想像されるが、寺院の歴史などの説明書きがないので詳細はわからない。立仏像もできてまだ15年ほどのようで、趣があるわけでもない。寺院の隣は小学校になっている。

 ここからチェンマイに戻るルートは、いくつもある。
 一番楽なのは、寺院を出て左に向かい国道11号線に出てそのまま北上するルート。これだとあっという間にチェンマイに着くが、まったく面白味に欠ける。途中で旧道の国道106号線に入り巨木なチーク並木を眺めながらか、パワーが残っているならラムプーンまで下ってハリプンチャイ様式の影響が色濃く残された寺院群を見て回ると前述のワットテーパラームとの比較などもできて面白いだろう。ワットシードーンチャイからラムプーンの街までは15kmほどだ。
 ふたつめの選択肢は、国道1189号線に出てバーンティ~サンカムペーンを経由するコース。その場合は、寺院から右に出て来た道をどこまでも戻るように進んで行き、先ほど渡った橋も通り越してさらに直進し、キリスト教の墓地などを通り過ぎながらさらに進むと国道に出る。そこにもガッサンゴルフ場の看板が出ているので、目印になるだろう。ここからバーンティまでは、ゴルフ場経由で20分ほどだ。コースの詳細はこちらを参照(記述とは逆方向に進んで行く)。国道1189号線に出たら左折し、サーラピーに出てチェンマイに戻ってもよい。
【2008年11月】



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