バイクで行くチェンマイ郊外ドライブ

ピン川左岸北上ドライブ

  

オシャレなパブレストランが立ち並ぶナワラット橋のたもとからスタートし、ピン川の左岸に沿って走る道をどこまでもどこまでもさかのぼり、最終的に国道1001号線にぶつかって道がなくなるまで進むコース。基本的にずっと一本道で迷うようなこともなく、風景も変化に富んでいるほか、途中でチェンマイを取り巻く環状道路に何回もぶつかるので疲れたら途中でやめたり、余裕があるなら国道1001号線に出てからさらに北に足を伸ばすことができるなど、体調などに応じて調整が可能だ。



チェンマイ市内からピン川左岸をさかのぼって振り返った風景 ナイトバザール北端から東に見えるナワラット橋を渡った東詰から、チャルンラート通りを北上する。グッドビューザ・ギャラリーなどのパブレストランを通り越し、ラマ9世橋のたもとを過ぎると道はファーハーム通りと名前を変え、カーオソーイ・ラムドゥアンカーオソーイ・サムーチャイなどの、カーオソーイの店が立ち並ぶ一角に差しかかる。これからのドライブに備えて腹ごしらえをするには最適の場所だろう。すぐに、道はスーパーハイウェイにぶつかる。左に曲がり橋の下をくぐるようにして回り込み、すぐまた左へと曲がるとここからが本格的なドライブの始まりだ。

 200mほど進むと、「レストラン」のコーナーで紹介しているバーンライ・ヤームイェンの看板が出ているソイ(小道)がある。道は左右に蛇行しながら進んで行き、その先すぐ右手に小さなタラート(市場)がある。郊外に出たことが実感できるようなこじんまりとした規模だ。2kmほど行くと、スパで有名なバーンサバイ・ビレッジ・リゾート&スパの看板が見えてくる。道は相変わらず蛇行しながら静かな住宅街の中を通り過ぎ、さらに進んでいくと徐々に家がまばらになってくる。が、ところどころに“一体、何をして稼いだのだろう?”と思うような、ものすごい豪邸が建っていてビックリすることだろう。スーパーハイウェイから4kmほどで、左側にピン川にかかる小さな橋が見える小さな集落にたどり着く。
 橋を見やりながらさらに1kmほど行くと、第1環状道路にぶつかる。スーパーハイウェイの時と同様に、左に折れ橋の下をくぐるようにして、さらに川に沿って北上を続けていく。環状道路を越えると、道は一気に田舎道となる。ところどころに新興分譲住宅などもあるが、周囲は畑や田んぼが圧倒的に多くなり、車の通行もぐっと減ってバイクのハンドルを握るのがどんどん楽しくなってくる。1kmほど行くと、高級ガーデンレストランのバーン・スアンの入口が見えてくる。自分は、食事をするために夜しかこの店には来たことがないのだが、夜の怖いくらい人気のなさと静寂とはまったく違い、昼間は実にのどかで、ノ~ンビリとした雰囲気が妙に印象的だ。ここから先は、道の両脇は完全な荒れ地ばかりとなり、たまにピン川の流れが見える。左手遠景には、ドーイステープ山系の雄大な山並みが見えることだろう。道は引き続き蛇行を繰り返し、周囲には畑や果樹園などが徐々に増えてくる。
 スーパーハイウェイから約7kmで、第2環状道路にぶつかる。交差点の左側には小さなタラート(市場)もある。右側にはクエティオ屋があり、簡単な食事を取ることも可能だ。タイ語の道路標識が出ており、“←メーリム、↑ナームトン、→サンサーイ”と書かれている。そのまま道路をまっすぐ突っ切るように進んで行こう。
 道は相も変わらずくねくねと蛇行しているが、舗装状態もよく快適にドライブできる。しかし、それほどたたないうちに道は急に細くなり、舗装もあまりよくなくなる。周囲は果樹園や養蜂の箱が置かれている畑、田んぼ、園芸農家などいろいろだ。残念ながらピン川はそばを走っておらず、流れを眺めることはできない。さらに進んでいくと、また道路状態はよくなり、あまり意味があるとは思えないセンターラインまで引かれている。
チェンマイ市内からピン川左岸をさかのぼった郊外の田舎道の風景 さらに進んでいくと、しばらく目にすることのなかったピン川の流れが突然視界に飛び込んで来る。ここまで上流にさかのぼると川幅もかなり狭まっており、川岸はジャングルのようになっている。川は200~300m道に沿っているだけで、またすぐに見えなくなってしまうが、さらに進んでくと再び出会う。川を振り返るように見ると、手前にピン川、遠くにドーイステープ山系の山並みが同時に見える。なかなかピクチャラスクな風景だ。すぐにまたピン川は道路を離れ、周囲は田んぼが広がるのどかな田園風景となる。
 スーパーハイウェイからおよそ7kmで第1環境道路に行き当たる。このあたりが、先ほど標識で見たバーン・ナムトーンという村になる。環状道路の下をくぐってさらに北上すると、道はどんどん細くなる。環状道路の立体交差を過ぎて1kmも行かないうちに、道は再びピン川の左岸に沿って走るようになる。道の川に沿った部分には、“なぜ、こんな場所だけに???”と思うような遊歩道が整備されている。おそらくほとんど使われることがないであろうこの遊歩道の反対側は、のどかな畑や雑木林が広がっている。
 遊歩道は300~400mで途切れ、再び道はピン川から離れる。ところどころに住宅は見えるのだが、人の気配は感じられず、すれ違う車やバイクもほとんどない。のどかで快適なドライブが楽しめるだろう。
 田んぼや畑の中を蛇行しながらさらに進んで行き、スーパーハイウェイから約17kmのところで道は国道1001号線にぶつかり、ついに道は終わる。国道と交わる手前には“←プラウ79km、→チェンマイ19km”という標識が出ている。ここまで、市内からノンビリ走っても1時間といったところだろう。

 ここからの選択肢としては大きく2つが考えられる。
 ひとつは、国道を左折して37kmほどのところにあるメーガットダムに寄り(ダム自体はバカ高い外国人入場料が設定されている割に見るものは何もない)、そこから西に道を取りメーテーンの街の北に出て国道107号線を南下してメーリム経由でチェンマイに戻るルート。かなりの長距離ドライブとなり、またダムからメーリムの北へと抜ける道の看板は英語表記がほとんどないので、タイ語が読めないと少し辛いかもしれない。
 もうひとつは、国道を右折して一気にチェンマイに戻って来るルートだ。道は途中メーチョー大学あたりまでの約13kmは、交通量は多いものの道の両脇から大木の枝が張り出したりしている、典型的なタイ北部の国道といったカンジだ。
 その先は片側3~4車線の殺風景な道になってしまうので、余裕があれば大学のある交差点を左折してサンサーイを経由するコースをのんびりドライブしながらチェンマイに戻るほうがいいと思う。
【2011年4月】



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