チェンマイ旅行・基礎の基礎(In & OUT編)

中長距離バスターミナル


 現在はLCCが普及して非常に安い価格であちらこちらに飛べるようになっているが、かつてタイでは国内の移動手段としてはもっぱらバスがその中心的な役割を担っていた。バスターミナルは、そうしたチェンマイと各地との結ぶ中・長距離バスが発着する拠点である。日本でも地方都市に行くと大きなバスターミナルを見かけることがあるが、チェンマイのバスターミナルも立体化こそされていないものの規模が大きく、特に朝夕の長距離バスの発着のピークの時間帯には、今でもなおたくさんのバスと乗客で非常ににぎわっている。
 チェンマイには、第1から第3まで3つのバスターミナルがあるが、第2(アーケード・バスターミナル)と第3(“新”アーケード・バスターミナル)は道路をはさんで向かい合っているので、実質的には2つだと言ってもいいだろう。そして、第2(チャーンプアック・バスターミナル)は主にチェンマイ県内北部を走る中距離バス用の発着所になっているので、実際のところは旅行者が利用するのはほとんどが新旧のアーケード・バスターミナルになるのではないだろうか。
 ここでは、チェンマイにある3つのバスターミナルについて、内部の地図付きで紹介する。


■新アーケード(第3)バスターミナル


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チェンマイ市内北東部にある新アーケード(第3)バスターミナル 2011年10月、アーケード・バスターミナルの南隣に新しいターミナルの建物がオープンした。
 建物前の看板には英語で“ChiangMai Bus Termial 3”と書かれているが、これはチャーンプアック・バスターミナルが1、旧アーケード・バスターミナルが2なので、今回完成したターミナルは3ということになる。ということは、おそらく旧アーケード・バスターミナルも併用されることになるのだろうが(実際、両方のターミナルからバスが発着している)、どのように使い分けられるのかはよくわからない。
 新しいバスターミナルは2階建てになっているが、2011年12月現在2階はまだ使われていない。建物自体はそれほど大きくないので構内で迷ってしまうようなこともないだろう。 北側に造られた入口から中に入ると、すぐに両脇にバスのチケット売場が並んでいる。左手の“Green Bus”と書かれているところが、タイ北部各地へのバスのチケット購入場所だ。が、売り場の看板にはその表示がなくただ“Green Bus”としか書かれていないので、初めての人には少々わかりにくいかもしれない。右手にはピンク色の看板を出した主にバンコク行きを運行しているツアーバス各社の切符売り場のブースが並んでいる。10社以上あり、一体どのバスを利用していいのかよくわからないが、ホール内に天井から液晶画面が吊り下げられており、そこにこれから出発するバスの時間・行き先・バス会社名が表示されているので、どこに行くにしてもまずはそれを見てチケット売場を探すと効率的だ。自由気ままな旅ならそれで次の行き先を決める、なんていうのも楽しいに違いない。
 チケット売り場のエリアを抜けてまっすぐ進むと、実際のバス乗り場になる。途中、市内行きのタクシー手配所、有料トイレ、コインを入れて使うマッサージチェアが並んでいるスペース、ネットゲームカフェ、パンやチェンマイ特産品の売店などが並んでいる。バス乗り場は1から21まであり、それぞれの乗り場の看板に番号と英語の行き先が出ている。このエリアにもなぜかナコンチャイツアーという会社のバスチケット売場がポツンと独立してあり(上記チケット売場が並んでいるエリアにもカウンターがある)、ピサヌローク、ナコーンラーチャシマー(コラート)行きの切符を販売している。このエリアにはイスが置いてあり、バスが来るまでの間の待合所も兼ねているので、手前のブースで切符を購入したらこちらに早めに来たほうがゆっくり休めるだろう。ここにもコンビニやスナックなどの売店、本屋、有料トイレ、荷物の有料一時預かり所がある。

 他の都市からこのバスターミナルに到着した場合、市内への行き方はいくつもある。おそらくバスを降りるとソンテオやトゥクトゥクのドライバーが声をかけてくることもあるだろうが、世界中どこでも共通で、こういうところで客を待っているドライバーの中には悪質な輩もいるので、一応注意するに越したことはない。バスターミナルの中、入口近くには市内行きの車(メータータクシー、ソンテオ、ワンボックスカー)の手配カウンターがあるので、値段を気にしないならここで頼むのが一番安心だ。また、ターミナルの西側には、ソンテオとトゥクトゥクが固まって客待ちをしている場所があり、そこを利用してもよい。“とにかく安く行きたい”という場合は、ケーオナワラート通りまで歩いて(10分はかからない)流しのソンテオやトゥクトゥクを捕まえるのがいいだろう。市内中心部までは歩けないこともないが、軽く1時間はかかるし、歩いていて楽しい道ではなのであまりお勧めしない。
【2012年2月】


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■アーケード・バスターミナル


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チェンマイ最大のバス発着所、アーケード・バスターミナルの写真 街の東北部、スーパーハイウェイとチェンラーイへと続いているケーオナワラット通りとの交差点近くに位置する、チェンマイ最大のバスターミナル。クルンテープ(バンコク)、コンケーン、ナコーンラーチャシマー(コラート)など中部、東北部との間を結ぶ遠距離便と、チャーンプアック・バスターミナルを使用する一部路線を除く北部各地からの中・近距離バスが発着する。

 ほかの街からチェンマイにやって来た場合、バスはターミナルの建物を取り囲むように作られた発着エリア(プラットホーム)に到着する。ターミナルから街の中心部までは約3kmと距離があるため、ホテルなどへの移動にはトゥクトゥクもしくはソンテオを使うのが一般的だ。それらは、ターミナルの建物西側の駐車スペースに多数止まっている(英語の案内表示あり)し、ケーオナワラット通りに出ても割と簡単につかまえることができるだろうが、おそらくバスから降りるとすぐに、ソンテオやトゥクトゥクの運転手、ゲストハウスの客引きなどが寄ってくるに違いない。中には法外な料金を言ってきたり、自分がコミッションを受け取ることができるところに無理やり案内しようとしたりする輩もいるので、利用する際にはよく相手の言っていることを確認して、自分自身が納得してから利用するようにすべきだろう。また、ターミナル南側には市内バスの停留所ができているが、下記にも記載した通り運行状況にバラつきがあるので、時間のある人向けかもしれない。
 逆にチェンマイから出発する際には、ターミナルの建物の内部にあるブースでチケットを購入する。ほとんどのブースには、扱っているバスの行き先と出発時間が英語で書かれているのでチケットを手に入れるのに困るようなことはないだろう。バスの乗り場も、路線によって決まっており、それぞれのプラットホームには番号と行き先が掲示されているので、心配する必要はないと思う。ただ、チェンラーイ行きなど頻繁に発着する路線の場合、自分のバスと違う便に乗らないよう、チケットに書かれたバスの番号などをチェックしておいた方がよい。また、メインのターミナルの北側には、クルンテープ(バンコク)、ウボンラチャタニー、パタヤなどへの路線を持つ会社(ナコンチャイツアー)のターミナルが独立して建っている。この会社では、予約をコンピュータ管理しているだけでなく乗客専用のエアコンのついた待合室や荷物のX線検査機を備えており、バスも新しくてきれい(特にVIPバス)なものが多いようなので、バスを探す時はメインターミナルだけでなくこちらもあわせてチェックした方がいいかもしれない。
 ターミナルの内部には、飲み物やスナック、たばこ、雑誌などを扱うショップがいくつかあるほか、ツーリストポリスの詰所も設置されている。また、西および北側の一角やケーオナワラット通りに出たところのあたりには、クエティオやカーオマンカイなどの食堂が連なっており、食事をすることも可能だ。
【2003年6月アップデイト。2014年3月写真追加】


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≪メーサーイ行きVIP(グリーン)バスの旅≫



チェンマイ~メーサーイを結ぶVIP(グリーン)バスの車内の写真 チェンマイからタイ最北に位置するビルマ国境の街、メーサーイまで向かうには、より頻繁に出ていると思われるチェンラーイ行きを使って乗り継ぐという方法もあるが、直行バスを利用するのが一番便利だ。

 メーサーイ行きバスにはVIP、エアコン、ノンエアの3種類があるが、今回利用したのは朝8時発のVIP(グリーン)バス。通常の長距離バスよりも一回り小さな(おそらく)中国製の車体で、座席は1+2*8列で計24席しかない。ひとりなら1列の席がベストだろうが、前日の昼の時点ですでに満席、というか空席自体がもう3~4席しかなかった。
 土曜日ということもあったからかもしれないが、席数が少ないだけに、確実に利用するなら前日までに予約をしたほうが賢明だろう。予約は、アーケードバスターミナルまたは市内に何ヶ所かあるグリーンバスの事務所(チケッティング・オフィス)でできる。
 バスのシートはビニール製だが、かなりの角度でリクライニングし、フットレスト、可動式のアームレストまでついている。
 車掌の女性が乗っており、行きのバスでは飛行機のような車内アナウンスがあり、途中唯一停車するチェンラーイまで3時間、メーサーイまで4時間20分とのことだったが、果たしてまったくアナウンス通りの所要時間であった。
 バスが発車すると、すぐに水とスナック菓子が配られる。バスの最後部にはあまりきれいではなかったがトイレもついている。メーサーイへと向かう間じゅう、車内ではVCDが上映されるか、音楽がかけられていた。タイのバスでは定番のサービス(?)だ。
 車体が小さいせいかエンジンの性能がいいからかかわからないが、一般のバスのように坂道の登りでで極端に速度が落ちることもなく、ハイスピードでメーカチャーン、ヴィアンパーパオなど途中の街を通り越し、一気にチェンラーイまで走り抜ける。市内中心部のバスターミナルで客が乗降(かなりの客はチェンラーイまでの利用だ)すると、あとは国境の街メーサーイまで一直線だ。

 それまでとは微妙に雰囲気が異なる山々を近くに遠くに眺めながらしているうちに、バスは1時間強で終点メーサーイのバスターミナルに到着する。ターミナルは街の南のはずれにあり閑散とした雰囲気を漂わせていることだろう。
 街の中心である国境近辺まで歩いていくのは不可能ではないだろうが、少々距離がある。バスを降りると、すぐに国境行きのソンテオやバイクタクシーの運転手が寄って来るので、適当につかまえて利用したほうがよい。国境までは5分ほどで到着する。
【2010年2月】


「とにかく安いチケットを」という方へ



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■チャーンプアック・バスターミナル



チェンマイ県内各地へのバスが発着するチャーンプアック・バスターミナルの写真堀の真北に位置するチャーンプアック(白象)門から北に伸びるチャーンプアック通りは、スーパーハイウェイを過ぎると国道107号線となり、メーテーン(メーホーンソーンに向かう国道1095号線との分岐点にある街)、ファーン、タートーン(チェンラーイへのボートトリップの船着場がある村)などを過ぎ、最終的には国道1089号線となってメーサローン(第2次大戦後、中国から逃れてきた国民党の人々が築いた山あいの村。桜で有名)へと続いている。チャーンプアック・バスターミナルはこうした国道107号線に沿ったエリアへと向かうバスやソンテオ(乗合ピックアップトラック)、およびラムプーン、メーチョーなど近郊の街や村とチェンマイとを結ぶソンテオのみが発着するターミナルだ。
 ターミナル自体は、アーケード・バスターミナルと比べると大変小さく、どことなくノンビリした雰囲気が漂っている。バスは、南側に並ぶプラットホームから発着し、北側はサンサーイ経由メーチョー行きのソンテオ乗り場となっている。プラットホームの案内板、ターミナル中央にあるチケット売場にもすべて英語表記がされているので、迷うようなことはないだろう。周囲には小さな食堂や雑貨店が数軒あるほか、チャーンプアック通り沿いは商店街になっているので、バスを待つ間に買い物や食事をすることも可能だ。また、クルンテープ(バンコク)行きVIPバスの営業所があるので、わざわざアーケード・バスターミナルまで行かなくても、一気に首都まで戻ることもできるかもしれない(未確認)。
 バスターミナルは、チャーンプアック門からは約500mほど北に位置しており、ターペー門からは2kmちょっと、ナイトバザールからは3kmほど離れているので、移動にはトゥクトゥクかソンテオを使った方が便利だ。これらは、ターミナル西側のチャーンプアック通りに近い方に止まっている。また。走っているのを捕まえる場合は、一方通行の関係で北側のサナームキーラー通りに出る方がいいだろう。
【2002年5月アップデイト】


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国道107号でファーンまたはタートーン
 先日から2度タートンに行き、その時ツアーバス(マイクロバス)の運行を知りました。参考になれば幸いです。

1度目:チェンマイ-(路線バス 80B)-ファーン
   ファーン-(ソンテオ 22B)-タートーン
   翌日、タートーンからボートでチェンラーイに行き、エアコンバスでチェンマイに帰着。
2度目:(往路)チェンマイ-(路線バス 90B)-タートーン 約3時間半
   (帰路)タートーン-(ソンテオ 22B)-ファーン 約30分
       ファーン-(ツアーバス 120B)-チェンマイ 約3時間

1.ツアーバスはマイクロバス10人乗りで、日中は1時間に1本運行しているようだ。ファーンの発着はロータス向かいの路線バス駐車場内。チェンマイはチャーンプアック(バスターミナル囲いの外側?、ここで下車した)。路線バスと同じ会社の運行のよう。
2.07:20にタートーン行きの路線バスに乗ると、11:40頃タートーンに着き、12:30のチェンラーイ行きのボートに間に合う。
3.タートーン-チェンラーイのボート。運行は1日1本。所要時間約4時間。結構楽しめる。
4.その他……ツアーバスは120Bでそんなに高くなく、エアコン完備で足元が広く、途中のチェンダーオ(トイレ休憩)以外止まらないので、ぐっすり休め、快適である。チケットには“ロットティアオピーセートVIP”と書かれていました。
【murakさんのレポート。2008年3月】



コーヒー代程度の値段で、撮影した写真をいくらでも預けられる




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